3回
2025/05 訪問
「味付け」「品数」、「価格」三拍子そろった素晴らしいレストラン
前回がとてもおいしかったので、期待に胸を膨らませての再訪です。
地元盛岡の食材をふんだんに使った、イタリアンベースのレストラン。
イタリアンの枠にとらわれず、フレンチの技法なども使い、「おいしさ」にこだわったお料理は、とても満足度が高かったです。
今回もおまかせのディナーコースを注文。
◆全粒粉のクレスペッレ 八幡平サーモンとアスパラのフリット ウコギのソース
◆マンゴーのスフォルマート ホヤとボタン海老のマリネ
◆カツオとカブ、バッケのタルタル 花わさび添え
◆新タマネギとコンビーフのブリュレ
◆龍泉洞黒豚のパテと焼き茄子と山椒のサルサ
◆カスベのトマト煮ソースのストゥラッシナーティ
◆県産牛と椎茸のラグーのタリオリーニ
◆宮古産吉次と筍のソテー 甲殻類のソース
◆短角牛サーロインのグリル 赤ワインソース
◆ドルチェ
品数が多く、たくさんの食材を楽しめるのがほんとに嬉しい。
今回秀逸だったのは、マンゴーのスフォルマートとホヤのボタン海老のマリネ。
ホヤの独特のにおいがあまり好きではないのですが、海老とマンゴーと合わさることで、くさみがまったく無くなり、旨味と食感が楽しめる逸品に!
新タマネギはもともとの甘さに加え、カラメル化されたことで、極限まで甘みが引き出されている。塩味の効いた黒豚のパテと一緒に食べると、最高のマッチングでした。
甲殻類のソースも濃厚な旨味が抽出されていて、魚と合わせると、さらにおいしさが引き上げられます。
食材とソースの相性が抜群。「おいしさ」にこだわった料理の数々に、今回も大満足でした。
2025/06/01 更新
2025/01 訪問
イタリアンの枠にとらわれない自由な発想、脅威的なコスパのレストラン
雪がしんしんと降る盛岡。
駅からタクシーで行きましたが、けっこう道が混んでいて15分ほどかかりました。
「路地裏に佇む」、という表現がピッタリの場所にある「filo」さん。イタリア語で「糸」を意味し、食材の生産者さんとお客さんをつなげる、という思いが込められているそう。
久しぶりの盛岡だったので、奮発して一番品数の多いおまかせcourseを注文。
飲み物は自家製のジンジャエールを頼みました。
ギャルソンの方の佇まいが、只者じゃない雰囲気を醸していて、付かず離れずのとても心地よい接客。
よくよく話を聴いてみると、やはり東京の超有名店での勤務経験がおありの方でした。
料理はドルチェを含めて全8品。
アミューズのスフォルマート(イタリア風茶碗蒸しだそうです)をいただいた時点で、大当り確定!ボタン海老と共に、濃厚な旨味が舌に絡みつきます。
前菜盛り合わせの、鹿のパテと、りんごの組み合わせも絶品。ナッツの歯ごたえも相まって、食欲が爆発します。ブーダンノワールとりんごのコンポートの組み合わせから着想を得たそうで、フレンチの要素が組み込まれています。
短角牛のスープも、濃厚なトリュフの香りでスプーンを持つ手が止まらない笑
パスタは2品で、クリームとトマトソース。里芋をパスタに見立てたり、自家製のパスタを使ったりと、それぞれ独特な食感を楽しめました。
メインの魚と肉料理も完璧な火入れ。最後まで美味しくいただきました。
ドルチェのティラミスも、ケーキのような柔らかい食感ではなく、アイスのように冷たくて口当たりが爽やかなタイプ。ティラミスの概念が変わります。
これだけの量が出て、サービス料なし税込11,000円は脅威的なコスパ。盛岡に住んでいたら、毎月でも通いたいぐらいです。
イタリアンの枠にとらわれない自由な発想。食材の良さを生かして、最大限に美味しさを追求するストイックな姿勢に感服しました。
最後にシェフともお話をさせていただきましたが、私が大好きで通っていたフレンチ店のオーナーシェフとお知り合いで、コラボもされていたとのこと。やっぱり美味しい物を探していると、こんな偶然もあるんですね。
また用事を作って必ずお伺いします。
蕪とムール貝、サフランのスフォルマート 帆立とボタン海老、京大根のタルタル
ポレンタのフリット 甲子柿とストラッチァテッラ、ハモンセラーノ添え 対馬の鹿のパテ りんごとナッツのインサラータ
3種類のパン
短角牛のカプネット レンコンとごぼうのパッサータ 黒トリュフの香り
津志田芋のニョッキ 香茸のクリームソース
スモークした牡蠣のトマトソースのコルツェッティ
鳴門の沖ボラのソテー、下仁田ネギのソース 三つ葉のサルサヴェルデ添え
短角牛サガリとジャージー牛イチボのグリル 焦がし玉ねぎのソース
ドルチェのティラミス
プティ・フール
2025/02/22 更新
最近では一番お気に入りのイタリアンレストラン。
盛岡に行った際は、絶対伺いたいお店です。
ディナーコースは前回から少し趣が変わりました。
アンティパストを全面に押し出し、次にパスタを楽しむ。メインの魚、肉と続いて最後にリゾットで締める。
今回は特にアンティパストに驚いた。
5品もあるのに、すべてがきめ細やかな工夫がなされている。パテの旨味、スフォルマートの舌触り、タコの食感、鹿とトリュフの香り、ハモとイチゴ・ゴボウの斬新な組み合わせ、それぞれに特長があって、コース序盤でノックアウトされました。
どれだけの時間をかけてここまで仕上げたのだろうと、中村シェフのこだわりに脱帽です。
刺激を受けた胃袋を、パスタのやさしい旨味で整える。このあたりが大変お見事で、絶好の状態でメインの魚とお肉へ。
メインの肉料理。これが今回一番の衝撃でした。奥州牛(前沢牛)のランプの脂身、短角牛の赤身の肉々しさの両方を楽しめるのですが、特にランプの方は、ここ10年単位でも記憶にないぐらいの美味しさ。火入れはもちろん完璧で、噛むと同時に溶けていく。肉の品質も最高なのでしょう。口の中に広がる旨味、鼻に抜ける香りが何とも言えず上品。王道の赤ワインソースの酸味と共に、あっという間にいただきました。
今回まさかのお肉を撮り忘れるという失態を犯してしまいましたが、自分の記憶には残り続けると思います。
行くたびにさらに進化を続ける中村シェフ。また岩手に行くときは、必ず伺います。