2回
2016/10 訪問
おもてなしの心が溢れる民宿
10年振りに会津駒ヶ岳の登山の際に利用させていただきました。
本来は土曜日に会津駒ヶ岳に登って、下山後に温泉に浸かりながら民宿でのんびりしようと思ったのですが、土曜日の早朝から雨に降られ、結局その日の登山は断念。
気持ちを切り替え、日曜日に登ることにして、民宿いこいを利用させていただきました。
お風呂はいこいにもあるのですが、歩いて2分の所に村営の『燧の湯』があり、法人会員のカードを宿から借りると無料で入湯できます。
食事は、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくと、その都度出来立てのものを運んでくれます。
素材も秋の旬の味覚を楽しめ、また檜枝岐らしいサンショウウオの天ぷらなどの食事内容で、種類がとっても豊富です。
また、私たちを感動させてくれたのは、登山を日曜日にした関係で、朝食を朝4時過ぎにお願いをしました。
多くの山小屋や他の民宿などでは、前日の晩におにぎりを握っておいてくれ、それを食べるのが普通なのですが、温かい朝ご飯を用意してくれるとのこと。
それも、炊きたてのキノコたっぷりの炊き込みご飯が用意してあり、仲間たち四人で感謝・感激。
おまけに下山後、入湯できますから寄ってくださいねと言われ、お言葉に甘えさせていただき、燧の湯に入湯後、法人カードを返しに行ったところ、『残り物ですが・・・』と、朝のキノコたっぷり炊き込みご飯で人数分のおにぎりを握って渡してくれました。
帰りのクルマの中で美味しくいただきました。
見た目はホントに普通の民宿ですが、食事の品数の多さと、なんといっても『これぞ、おもてなしの心!』という気持ちがほっこりする対応に、再訪を誓って帰路に着きました。
2019/09/23 更新
4年ぶりの会津駒ヶ岳登山。
昨年も計画していたのですが、台風19号のため中止。
今年こそはと、年明け早々に我が山岳会の年間計画に入れたのですが、新型コロナのために会の定例山行はすべて中止。
今年もダメかなぁと半ば諦めかけていたのですが、山ともから、少人数で行きたいとのオーダーが入り、めでたく復活。
ですが、その山ともは急遽家族のケガのため残念ながら不参加となりました。
今年も台風の心配がありましたが、上陸せずに行ってくれたので、夜中の午前0時に自宅を出発。
檜枝岐村には午前4時半過ぎに到着。
クルマの中で朝食を食べ、前泊していた山ともをピックアップし、3人で午前5時半過ぎに登山口駐車場に着きました。
流石は日本百名山、加えて紅葉真っ盛りの時期ですからこの時間でもほぼほぼ満車。
私のクルマがラスト一台でした。下の方に停めると最悪、往復で1時間近く余計に歩くことになるので、ホッと胸を撫で下ろしました。
朝、6時前に歩き始め、のんびり登り、途中で草紅葉を楽しみながら、9時に山頂直下にある駒ノ小屋に到着。
トイレを済ませてから、頂上に向かいます。
天候も当初の曇り予想から、少しずつ雲が切れ青空がのぞめるようになり、絶好の登山日和。
特に紅葉はお日様があたることで色合いがとてもきれいになります。
私の今回のメインは会津駒ヶ岳ではなく、その先の中門岳でしたので、もちろんそちらに向かいます。
10年ほど前に中門岳に行った際は、途中の稜線上で目の前を滝雲が流れる絶景をのぞめましたが、さすがに今回はお目にかかることはできませんでした。それでも中門岳に至る稜線上の草紅葉は、私の目にも心にも焼き付く絶景でした。
中門岳で早めの昼食を食べ、午後2時前には下山。
その後は第2の目的地である民宿いこいに向かいました(前置きがかなり長くてスイマセン)。
日帰りとは言え、久しぶりの長めの山散歩でしたので、汗だく。
民宿のおかみさんに声をかけ、利用が無料になるカードをお借りして、まずは徒歩2分のところにある燧の湯に汗を流しに向かい、さっぱりしたところでいこいにお邪魔します。
今回、4回目の利用となり、毎度感じることですが、建物内はいつもきれいに掃除が行き届いていて、清潔感のある民宿です。
男性は私だけなので、部屋を一人で利用させていただき、とても贅沢な気分。
完徹後の山散歩は、58歳の身体にはさすがにしんどく、午後6時の夕飯まで爆睡。
女性陣から声をかけられ目覚めます。
お楽しみの料理は、いつもの山人(ヤモード)料理です。
岩魚のお刺身、サンショウウオや山菜の天ぷら、温かな鍋料理とさまざまなキノコ類など、まさに地産地消のご馳走です。
ラストは裁ちそば。
白飯もお代わりして食べたのでほぼ満腹ですが、冷たい水で締められたちょい固めの10割そばはいつものことながら絶品です。
お蕎麦のお代わりもありますよと声をかけていただきましたが、さすがにもう、腹12分目。
丁重にお断りさせていただきました。
また、デザートにはっとう(蕎麦餅)もありますが、どうしますか?と尋ねてくださいましたが、明日の朝食時に出していただくようお願いしました。
その後は、再び部屋に戻りますが、またまたすぐに爆睡に入り、朝、5時に目覚めます。
いつものように近くを散歩していると、燧の湯の営業がなんと朝、6時からということを発見。
すぐに部屋に戻り、女性陣にも声をかけ、6時オープンと同時に入湯。
昨晩あれだけ食べたのに、入湯したこともあり、やっぱりお腹が空きます。
山菜の炊き込みご飯や、昨晩満腹で食べられなかったはっとう等々をいただき、帰り際には残った炊き込みご飯をおにぎりにしてお土産としていただき、チョー満足な民宿泊まりの山散歩となりました。
ご馳走さまでした。またお世話になりに伺わせていただきます。