2回
2025/11 訪問
Top of Osteria
週末の夜はなかなか1人では厳しいのかなと思って、半ば諦めていたのですが
電話をしてみたところ「大丈夫ですよ」との事で
初訪問となりました。
【製麺所】と書いてありますが、オステリアですのでパスタがウリなのかなとウキウキワクワクしながら、少し早めに到着しました。
店内は10名ほどの先客がいましたが竹野内豊に似たイケメン店主が1人で料理とサーヴをしていました。
今日はワンオペでしたが、普段はアシスタントが
いるそうです。
それにしてもメニューの品数が多くて大変だろうなと心配よりも先に尊敬します。
大抵初訪問ではコースをお願いするのですが、
1人ということもあり手を煩わせない様、他のお客様のタイミングに合わせたり状況を見ながら食べてみようと思います。
先ずは泡もので気道を確保しつつ
前菜盛りのSと鶏モモのコンフィを注文。
前菜を見たら如何に下準備が大変かを感じます。
骨付き鶏もものコンフィも一見すると
見た目はロースト?ですが、ひとたびナイフを入れるとナイフは肉の中に吸い込まれていきました。
先ほどまでカリッとしていた表面さえ蕩けてくる
素晴らしいコンフィでした。
そして【トリッパ】の美味しさ!
これはモツ煮ではありません!
臭みの無いハチノスが美味しい繊細な料理でした。
本来はリガトーニが入っているそうですが、
もしかしたら食べ切れないかもと思い敢えて抜いてもらったのですが、このソースとなら
入っていた方がもっと楽しめたらのではと、
少し後悔もしました。
前菜から全てが美味しくて
白ワイン、リモンチェッロ、赤ワインと自分の感性と料理の味で飲み進めました。
初めて飲んだポスタピアーナの、一口目のタンニンからバニラ香、二口目の白い苺の様なスッキリした青さと甘味、三口目以降は全てが融合され酸味も消える深い味わいは
料理が変わっても、食べ終えた後でも楽しめました。
先日馬車道で食べたイタリアンでは満たされなかったので違う店へ!と辿り着いた小川製麺所は
全てのモヤモヤを吹き飛ばす満足感でした。
容姿もそうですがテキパキと料理を仕上げる姿を見たら女性客が多いのも頷けます。
料理も美味しく安いですし欠点が見つかりません。
これぞオステリア
何を食べても満足出来そうな店はなかなか無いので、全種類制覇する迄これからも訪問しようと思います。
開店して2年目だそうですが、近いうち横浜を代表する名店になる様な気がします。
次回は山鳩と蝦夷鹿のローストをメインに
予約すれば食べられるという有頭海老のカダイフ巻き揚げ、ポモドーロ系パスタ辺りにして、
〆はグラッパの様なシュミレーションを考えていたら明日にでも行きたい気分になりました。
2025/11/04 更新
今回はカダイフ巻き揚やジビエが食べたかったので別注にする形で
プリフィックスコース4,500円を予約しておきました。
既に満席の札が入口に掛けられていました。
カウンターとテーブル合わせて15席とはいえ、この立地で満席にする腕は近所の方だけではなく、
口コミで来られる方や遠方からのリピーターの支持に因るものと思われます。
僕も既にリピート組です。
扉を開け予約テーブルに近づくと「あっ、すみま…」と断わろとするマスターに向かって名前を告げると「えっ?!あぁ〜どうぞどうぞ」と言葉と表情を変えたので、少し怪訝な気持ちで座りました。
飲み物はスパークリング、白ワイン1本ずつ
チェイサー代わりのリモンチェッロソーダ割、
イケメンマスター兼シェフのビール。
生ハムチーズをつまんだ後は
勘八のマリネや梨と紫白菜、レバパテなどのワインによく合う前菜盛り合わせが出てきました。
毎日でも食べたいヘルシーかつボリューミーな皿でした。
#念願のカダイフ
食感の柔らかさと形から赤エビではないかと思いますが、カダイフの繊細な軽さとサクッとした感じが海老をスキャンピーの様な濃厚さを醸し出して高級な味に仕上がっていました。
マスターから「予約を受けた時なんでカダイフがあるって知ってるのか不思議だったんですよ」と言われたのですが、
web予約の名前と僕の名が一致しなかったらしく
最初は新規客だと思ったそうです。
パスタは同伴者が苦手な
ゴルゴンゾーラとゴータやチェダーなどのセミハードを使わない料理にしてくださり
メインは鴨と鹿のグリルです。
山鳩は数日後に入荷予定と言われていたので
マスターがその分アレンジしてくださいました。
色に拘らずワインにピッタリな上品さがとても美味しかったです。
デザートもコーヒーも全て満足でした。
また行きたくなるオステリアです。