2回
2025/02 訪問
カウンター最高!料理の過程も楽しめる
3連休の中日(日曜日)に訪問。電話予約(※土日は電話のみ対応とのこと)で伺いましたが、店内は満席!予約していて正解でした。
まず、カウンター席が最高。オープンキッチンなので、料理の過程が目の前で見られるのが楽しい!シズル感たっぷりの焼き魚、手際よく仕上げられていく一品料理…どれも期待感が高まります。
日本酒のラインナップも素晴らしく、裏メニューまで充実。若い店員さんが日本酒について勉強されていて、好みを伝えると丁寧に提案してくれました。こういうお店の姿勢、好きです。
料理はどれも見栄え・味ともに工夫と努力が感じられ、とにかく美味しい。周りで食べていた土鍋ご飯や焼き魚もめちゃくちゃ美味しそうだったので、次回はぜひ頼みたい。電話対応も気持ちよく、居心地の良い時間を過ごせました。
料理もお酒も大満足。また行きます!
2025/03/02 更新
初夏の風が感じられる6月の夜、福岡の人気店「土鍋と魚貝 Yuge」を訪問。
カウンター席に通されると、貝の形をしたメニューと小粋な器たちが迎えてくれます。
この時点で、すでに“美味しい時間”がはじまっていることを予感させてくれました。
◆ 前菜から個性が際立つ料理の数々
生ビール(SORACHI 1984)で乾杯し、供された突き出しのとこぶしは、しっかりと煮含められた上品な味わい。
続いて登場したのが、この日初めてお目にかかった**「ピーマンまるごと」**。
一度素揚げしたピーマンを味噌入りの出汁で煮含め、氷でキュッと締めて提供。噛むと中からじゅわっと出汁があふれ出す、これまでにない食感と味わいに感動。おそらく夏季限定と思われる逸品です。
さらに、夏の風物詩である**鱧(はも)**は、たたき風に仕上げたレア感のある一皿で、通常の湯引きとは異なる鱧の一面を堪能。
鰺の薬味巻きでは、海苔と香味野菜の相性の妙が光る、美しくも力強い創作和食が楽しめました。
そして定番の関門だこの薄造りは、毎回頼まずにはいられない安心と満足の一皿。シンプルだからこそ、素材の力がダイレクトに伝わってきます。
◆ 酒の世界も“夏景色”
ここから始まるのが、日本酒セレクションの時間。
スタッフの方によるセンスあるチョイスで、「夏酒」シリーズが次々に登場します。
爽快で米の旨味が活きる「権右衛門(夏酒)」
華やかな香りと透明感のある「六十餘洲 純米吟醸」
シャープでキレのある「フモトヰ 夏純吟」
にごり系の異端児「KILLER QUEEN」
落ち着きと深みのある「今西」
どれもが新しい発見で、しかもすべてが魚介料理との相性抜群。日本酒の懐の深さを感じさせてくれました。
◆ あてと締めも抜かりなく
お酒のつまみにと追加したのが、メヒカリ(推定)の素揚げ。
香ばしく揚げられた小魚の旨みと、レモンの爽やかさが、酒をさらに引き立てます。
最後は、**鶏の手羽先の塩焼き(推定)**で〆。
香ばしい皮とジューシーな身を味わいながら、満ち足りた気持ちでこの夜を締めくくりました。
総合評価
味 ★★★★★
素材の良さを活かしながら、ひとひねり効いた調理が光る。
雰囲気 ★★★★★
器や盛り付け、店内の空気感まで心地よく、非日常が味わえる。
サービス ★★★★★
スタッフとの会話を通じて料理や酒を一層楽しめるのも魅力。
季節感 ★★★★★
「今この時期にしか味わえない」楽しさが詰まった構成。
ひとことまとめ
ただの“魚介居酒屋”ではない。Yugeは、四季と対話する“食の体験空間”だった。
また季節が変わった頃に、ぜひ訪れたいと思わせてくれる名店です。