7回
2024/11 訪問
たまには落ち着いて和食をいただく
今日は博多から仲の良い仲間が来ました
何度も広島に訪問されており、今回は就任祝いも兼ねて「季節料理なかしま」さんにお伺いしました
この季節、何をいただけるか楽しみです
本日、いただいたお品は以下の通り
①昆布出汁の米粥と南高梅
輪島塗
南高梅、昆布出汁
→輪島塗の器に入って配膳された粥は優しいお味
②刺身1種類目
鰆の腹と背の霜焼き作り、柚子大根と自家製ポン酢で
→2種類の部位を楽しむお品
腹側の脂身の方が旨みは強く感じられました
鬼おろしと相性が良く、ポン酢を付けていただきました
③刺身2種類目
カワハギの肝あえ、生肝、湯引き
→カワハギの身を細めの線状に切り、肝に和えると旨みが倍増します
生の肝はそのまま、湯引きも自家製ポン酢に泳がせていただきました
④刺身3種類目
島根水イカ、唐墨
→水イカの甘さに少しだけ塩味が効いた爽やかな唐墨を絡めていただくとあまさが爆発します
⑤ずわい蟹しんじょう椀
よもぎ、椎茸、スナップエンドウとスプラウト
→大正時代の輪島塗のお椀の一番出汁に浮かんだずわい蟹のしんじょうはそりゃ美味いよね
ずわい蟹のしんじょうを崩すとまた違った出汁を感じられます
⑥東広島濃地鶏の炭焼きと北広島の山田さんのベビーリーフ
→量が多くてボリューミーでした
⑦蕪蒸し、めんたい
→めんたいと蕪蒸しを一緒にいただくと優しくサッパリした感じがします
器は200年前の古伊万里
⑧茶碗蒸し
北海道の鱈の白子、濃地鶏の卵、なかしまのポン酢
→ポン酢の味わいは面白く好みでした
白子…冬の訪れですね
⑨鰆のまぜ飯、東城合鴨農法
韮の味噌汁
香の物(柚子大根、白菜の昆布漬け、葉山葵の醤油漬け)
→米は東城ノ無農薬合鴨農法のひとめぼれ
鰆がとてもたくさん入っており、豊かな味わいです
韮は良いよ〜、最高に合うよ〜
香の物だけでご飯お代わりできますね
⑩デザート
種子島の安納芋、柿、胡桃
→思ったより重くなく、柿と胡桃が食べやすさをサポートしています
堀江東山氏の花器が飾ってあり、茄子の様な感じにも見え、微笑ましく、ホッとする印象で格式の中にも遊び心が感じられます
落ち着いた雰囲気と飛び抜けた技術に裏打ちされたお品が並ぶ構成には心躍ります
やはり、美味しい和食をいただきたい時は「季節料理なかしま」さんに限ります
全国で色々なところで食べている友人も流石に驚いた様子でした
今日はご馳走様でした、ありがとうございました
また、お伺いします
2024/11/16 更新
2024/05 訪問
鯛の刺身…これ凄い
今回も仲間のお祝いで「季節料理なかしま」さんにお伺いしました
今日もいつもの様に女将が優しく迎えてくれます、ありがとうございます
前回から4ヶ月、随分季節も移り変わりましたね
「季節料理なかしま」さん、さて、今日は何をいただけるか、とても楽しみです
今回、いただいたのは以下の通り
①梅がゆ
→前菜は梅のお粥からスタート、輪島塗の器に優しい酸味で穏やかな味わいのお粥が印象的です
②鯛の刺身
→有田焼の井上萬二の白磁に自家製ポン酢をベースに特徴的なチコリや北広島のハーブ等10種類以上の野菜の上に
周防大島の鯛の厚めの刺身が4枚ついています
鯛の刺身としては過去最高ですね
③島根の水イカ
→香川漆器の蒟醤(きんま)の上にはすりおろした唐墨がいい感じです
イカは一段と甘味が強くなる様に細く仕上げられています
④広島の地蛸
→中はレアに仕上げてあり、独特の歯応えと噛めは噛むほど出汁が出てくる蛸は特別
⑤なかしまの1番出汁と東広島恋地鶏
→香ばしさが爆発します、広島には地鶏文化は無い中、広島大学と東広島市がコラボしてブランド化した地鶏が
開発された様です
噛めば甘味が感じられる地鶏です
⑥鰻の白焼
→これまた、香ばしく、周りがカリカリ、甘くて深い味わい、レモンを少し搾り山葵をたっぷりと付けていただきます
⑦茄子の湯葉餡掛け
→湯葉が衝撃的、大量に入っていてびっくりしました
湯葉がメインの一品は上品ですが、濃厚な味わいです
⑧野菜の出汁ジュレ掛け
キングトマト、オクラ、水茄子、ヤングコーン等
→キングトマトは酸味の後、強い甘味が押し寄せます
みずみずしい水茄子とオクラに爽やかなヤングコーンとサッパリとしたお品
⑨鯛飯
味噌汁
香の物
→周防大島の鯛を使った鯛飯には厚く切られた鯛がゴロゴロと入っています
韮の味噌汁は香り良く繊細な部分もあり、香の物(柚子大根、パプリカ、胡瓜、葉山葵)との相性も抜群です
⑩抹茶のチーズケーキ
→しっかりと茶葉の苦味とコクがあります、少し大人のチーズケーキ、これは好みですね
前回に続いてテーブル席でした
ゆっくり話すにはこちらの方が良いですね
いつもなら大将の技を拝見し、大将とお話ししながら宴が流れていくのがとても好きなのですが、今回は一緒にお伺い
したのが若手でしたので、テーブルの方が緊張せずにいただける様です
いつも通り、上品な味わいのお品が多く、とても幸せな気持ちでした
中でも、鯛の刺身は今まで食べた鯛の刺身の中では過去最高のとても素晴らしいお品でした
一緒に行った若手が気に入ったのは広島の地物の蛸だったそうです
噛めば噛むほどにとどんどん出汁が出てくるのが新鮮だった様です
やはり、なかしまさんは素晴らしいですね
若手を連れていくと感動してくれるのがとても好きです
ありがとうございました
また、お伺いします
入口の看板、好きです
スパークリング
綺麗なお膳
梅粥
梅はしっかり主張します
女将が見せてくれました
周防大島の鯛
絶品でした
島根の水イカ
唐墨が良い香り
広島の地ダコ
噛めば噛むほど…
なかしまの一番出汁と東広島恋地鶏
東広島恋地鶏が見えない…
白ネギを取ってむき出しに
器の底から綺麗な絵が…
うなぎの白焼き
カリカリでした
サービスでいただきました
吉和の山葵
梅酒
茄子の湯葉餡掛け
白いのが全部湯葉です
茄子をすくってみました
野菜の出汁ジュレかけ
さっぱりジュレ
鯛めし
鯛がたくさん
ごはんセットだよ
鯛めしのおこげ
抹茶チーズケーキ
苦みが良いよ
2024/05/25 更新
2024/01 訪問
三つ星になるには理由がある
仲間のお祝いで「季節料理なかしま」さんにお伺いしました
前回から10ヶ月、少しご無沙汰でした
私の中では広島では1番格式高い処だと勝手に思っています
ただ、女将が優しく迎えてくださるので、緊張する事もなく入店できます
さて、とても寒いこの冬の日、何をいただけるか楽しみです
今回、いただいたのは以下の通り
①先付
広島の牡蠣と京都の蕪蒸し
→まずは寒い冬に暖かいお品、蕪を崩すと中から牡蠣が出てきます、山葵と出汁の味わいが良いですね
器は多治見の作家無形文化財の方でしたが…
②刺身その一(3種類)
瀬戸内海産のひらめプリプリのえんがわ、北海道産の雲丹、広島県廿日市市吉和産の山葵で
→薄造りしたヒラメに雲丹と山葵を巻き巻きしていただきます
突き抜ける山葵の香り、雲丹がひらめの旨味を倍増させます
③刺身その二
山口県産の鰆の焼き霜造り
→炭を鰆の皮に直接押し付けて皮と身の間の油を焼く「焼き霜造り」
お店中に煙が蔓延、入り口も開けて換気扇を全開にしますが、結構モクモクしています
炭で焼けた皮の香ばしい香りが口一杯に広がります、鬼おろしと一緒にいただきます
④刺身その三
ウマズラハギ
中島特製ポン酢を使った3種の食べ方で
※大将が造られる爽やかなポン酢は出汁も効いて、旨味が有り飲める美味さです
・先ずは肝和え
→肝を蒸し丁寧に裏ごして身と和えます
濃厚で旨味強く食べ応えが有ります
・肝
→血管を丁寧に取る事で雑味の無いピュアで深い味わいになります
・薄皮を付けた身
→軽く湯通しされた身はコリコリとした感じで歯応えも楽しみます
※仁阿弥道八作の器が印象的
⑤椀物
一番出汁にめんたい、生麩、原木椎茸、こごみと蕪を浮かべて
→何より、中島の一番出汁が素晴らしいです
こればかりは食べた人にしか分かりません
⑥焼物
広島県の猪の炭火焼き、レモンを絞って
→ちょうど良い身の硬さで食べやすかったです
爽やかなレモンとの相性がとても素敵です
⑦蒸物その一
蓮根まんじゅう
→冬の定番の一つ、大好きな一品でこれを楽しみにしていました
上に乗せた辛子を崩しながら蓮根まんじゅうにつけていただくと至福の時間です
⑧蒸物その二
茶碗蒸し
→中には白子がたっぷり入っていました
白子とポン酢の相性が良いですね
⑨ご飯物 2種の食べ方で
・白髪ネギならぬ白髪紫蘇を混ぜ合わせたご飯に手作りのちりめん山椒を乗せて
→爽やかで食べやすい、喉越し実山椒は刺激的でした
・おこげと梅の出汁茶漬け
→やっぱり出汁は良きかな、おこげは香ばしくて美味いですね
⑩水物
あまおうと酒粕プリン
→酒の都西条は亀齢の酒粕を使ったプリンは素朴な味わいでした
今回は初めてのテーブル席でした
大将の鮮やかな手捌きを見れないのは残念ですが、今回は仲間とゆっくり話が出来て良かったと思っています
仲間と話をしたい時はテーブルの方が好きかも知れません
ご予算は前回から変更なく、20,790円、相当、頑張って価格を維持されているのだと思います
今回もとても楽しませていただきました
中でもウマズラハギの肝を使った料理は素晴らしかったです
濃厚ですが、爽やか和え物は勿論ですが、これを特製ポン酢でいただく…これにハマってしまいました、このポン酢は飲めますから
また、蓮根まんじゅうも大好きです
やっぱり、冬にお伺いしたら、いただきたいと思ってしまいます
香りもとても良くて歯触りもあり、一口入れて旨いと言うより、しっかりと味わって美味しいと感じられる料理…こちらの方が好きです
「季節料理なかしま」さんの料理は美味しく、上品なお品がたくさん出てきます
何度来ても素晴らしいと感じさせられます
ありがとうございました
また、お伺いします
2024/01/27 更新
2023/03 訪問
春を感じ、器も楽しむ
この度はプライベートで「なかしま」さんにお伺いしました。
ちょうど2年ぶりの訪問でしたが、女将の温かい出迎えに優しい気持ちで入店しました。
綺麗に整った店内は凛とした雰囲気を醸し出します。
皆様が揃い程なく宴の始まりです。
本日、いただいたのは以下の通り。
①最初に一品
春の汁物
白魚、菜の花の玉子とじの吸い物、ゆずの香り
②刺身1品目
周防灘の鯛、レモン塩、吉和の山葵を添えて
③刺身2品目
井上万寿作の器によこわマグロ、白ネギ、茗荷、あさつきを自家製ポン酢で
④刺身3品目
こういかにカラスミを絡めて
⑤椀物
かつおの1番出汁に島根県産大はまぐり、若竹、わかめを浮かべて
⑥焼き物
鰻の白焼き
⑦鯛の桜蒸し
道明寺粉をかつお出汁で戻し、鯛と桜の葉を纏わせ、餡を掛けて
⑧揚げ物
アスパラの天ぷら
⑨ご飯物
サワラの釜飯は生姜と三つ葉を添えて
漬物には柚子大根、胡瓜、パプリカ、葉山葵
汁物はニラと揚げの味噌汁
⑩デザート
雨後の月の大吟醸の酒粕を使ったプリン、あまおうを添えて
2年ぶりになかしまさんにお伺いしましたが、相変わらずの手際の良さに感服。
フレンドリーな接客も相変わらず。
料理は3,000円程度値上がりして、20,790円となりましたが、より良いお品をいただけますので、今まで以上に楽しみが膨らみます。
久しぶりに広島で美味しい料理をいただきました。
ありがとうございました。
2023/04/26 更新
今日は仲間のお祝いで「季節料理なかしま」さんにお伺いしました
5ヶ月ぶりの訪問になります
さて、今日はどんな季節料理をいただけるのか楽しみです
本日、いただいたお品は以下の通り
①アスパラのお粥
輪島塗の舟引の器
→今日は海外からのお客様が5名いらっしゃいます
18:35皆様と一緒に優しいスタートです
アスパラの香りと歯応えが春らしさを感じます
②刺身1種類目
人間国宝の加藤卓男さんの黒織部の器で
→綺麗なヒラメです、最初は鯛に見えました
広島レモンと藻塩で味付けしてあります
感動するレベルですね
③刺身2種類目
人間国宝の井上萬二さんの有田焼の白磁の器で
→鹿児島産のカツオのたたき
背中と腹の2種類の部位を白ネギ、茗荷、ルッコラ、擦り胡麻、自家製ポン酢と一緒にいただきます
こちらも旨い、本場の高知で食べたのが過去一でしたが、それを上回るレベルです
・梅酒をソムリエの田崎さんのグラスでいただくと一段と香りが良いですね
④刺身3種類目
昭和初期の輪島塗で
→瀬戸内の紋甲いかに唐墨を絡めていただきます
香りと甘さが際立ちます
⑤季節のお椀
真紅の輪島塗は鮮やかに
→鰹と昆布の出汁に浮かんだ、筍、わかめ、蛤…春がやって来ました
⑥東広島こい地鶏の炭火焼き胸、もも
→ムネとモモの2種類の部位をいただきます
赤いモモ肉は皮もカリカリに仕上げて有ります
白いムネ肉は噛むとジュワっと旨みが溢れます
⑦鯛の桜蒸し
200年古伊万里で
→道明寺粉を鰹出汁で戻し、鯛に桜の葉を纏わせてあります
出汁は餡掛けでトロみは強めです
桜の花の塩漬けと山葵がアクセントになっています
⑧たいらぎ貝
文化勲章受賞者の青木龍山さんの黒天目の器で
→たいらぎ貝は殻付きから捌いて提供される為、鮮度が抜群です
菜の花、うるいと一緒にいただきます
独特の歯応えと柔らかく優しい酢味噌で楽しみます
⑨筍ご飯
滑子と韮の味噌汁
香の物(柚子大根、胡瓜、パプリカ、葉山葵の醤油漬け)
→筍と蕗の薹と出汁で炊いたご飯は香りが素晴らしいですね
おこげもしっかりといただきます
滑子と韮の味噌汁は筍ご飯との相性抜群です
香の物もご飯とピッタリで3杯もお代わりしていまいました
⑩デザート
柚子ゼリー
→サッパリ感が際立つ柚子ゼリーは硬めの仕上がり
今日は早めに着いたので一番乗りとなりました
女将がいつもの様に優しく出迎えてくださいます
お互いのプライベートなお話をしながら、ゆっくりとお客様が揃うのを待ちます
広島駅のミナモアの開店により3,000人の雇用が発生した事により、中々、人が集まらないと話されていました
この様な所にも影響があるのですね
一緒に来た仲間も感動した様子で、とても喜んでくれました
美味しく上品な「季節料理なかしま」さんの料理はお祝いの席にとてもよく合います
これからもお祝いの時には来るのだろうと思います
今日はありがとうございました
また、お伺いします