g2etさんが投稿したHitotsu(神奈川/戸塚)の口コミ詳細

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Hitotsu戸塚/フレンチ、イノベーティブ

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  • 夜の点数:4.1

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.0

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
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      • |酒・ドリンク -
2回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

豊かな季節感に満ちたフレンチ

戸塚駅から徒歩圏内でアクセスしやすい立地に佇むレストラン。素材は木や石を基調としたシンプルモダンで装飾は最小限。店内はやや暗めの柔らかいライティングで、テーブル上の料理が浮かび上がるように見える雰囲気がオシャレ。

今回はディナータイムに訪れました。季節ごとの野菜パフェを楽しみたいので、"Kohaku"コースを予約しました。11月なので「霜月の頃」と名付けられたメニュー。

・アミューズ
鴨肉のリエットに、蜂蜜を合わせたマスカルポーネと柿のコンポートを重ね、モナカ仕立てに。ピンクペッパーとブラックペッパーが軽やかなアクセントとなり、口の中で複雑に広がる味わいが感じられる一品。

・スペシャリテ:季節野菜のパフェ
テーマはビーツ。白ワインとザクロのジュレを土台に、刻んだ玉ねぎやパプリカを忍ばせたビーツのスープとムースを重ね、さらに生クリームとサワークリームのシャーベットを合わせた、多層的な野菜のパフェ。

トップには自家製ビーツのアイスクリームとピクルスをあしらい、背後にチコリを添えてほんのりとした苦味のニュアンス。仕上げにブロッコリースプラウトとセルフィーユを散らし、ビーツの味と食感の変化を楽しめた創作性の高い逸品。

・一の前菜:薄氷
西京味噌のまろやかなソースの上に、寒鰤と帆立のカルパッチョを乗せて、葱とケッパーに発酵酢橘の酸味がさっぱりとした味わい。くるりと巻いた紅しぐれ大根に白ワインのジュレを入れて、周りの菊花やローストしたカリフラワーが彩りと香ばしさを加えた前菜。

・二の前菜:素風
マッシュルームのポタージュを土台に、ローストした白霊茸・花びら茸・大黒大しめじを重ねて、きのこの旨味を凝縮。旬の銀杏とナッツを散らし、仕上げにマイクロアマランサスをあしらうことで、食感と彩りで晩秋の気配を演出。

・魚料理:月華
サフランとムール貝の旨味を溶け込ませたソースの上に、ほどよく苦味を抑えたカリーノケールと、ふっくらとソテーした真鯛。トップには、シャキシャキとした食感が心地よいおかひじきをあしらい、香りと食感にアクセント。

・肉料理:暖実
しっとりと火入れされた仔羊のローストに、ヘーゼルナッツと赤ワインの深みを合わせたノワゼットソースと、根セロリのピューレ。野菜は、平茸のローストに、地元戸塚産の蕪・ラディッシュ・山中とうがらし。ラム肉の臭みはまったくなく、柔らかくきめ細かな旨味。

・デセール:秋霖
赤ワインと無花果のコンフィチュールを線状に描いたソースの上に、透明感のある酢橘のジュレ。中央には蜂蜜のアイスクリームを配し、周囲には何と牛蒡のクランブル。前後に配された 秋映種のりんごのキャラメリゼが華やかな甘酸っぱさを添え、背後には竹炭の飾り。

アヴァンデセールは、杏のムースと香り高い焙じ茶のジュレ。小菓子は、豆のパウンドケーキに国産檸檬のコンフィチュール。そしていつものように静岡県掛川のPowa Powaの全粒粉パン。

ドリンクは、Vallombrosa Cuvee Prunelle Rosé 2023にしてみました。キリっと爽やかなプロヴァンス地方のロゼワインで、繊細な酸と果実味が魚料理・肉料理の両方に合いました。

野田シェフの素材を大切にして和とフレンチを融合させた丁寧な料理を味わうことができ、晩秋から初冬に向かう季節を十分に感じることができました。ごちそうさまでした。

食べログ評価:3.61

  • 季節野菜のパフェ

  • 肉料理

  • 二の前菜

  • 魚料理

  • 一の前菜

  • デセール

  • アミューズ

  • アヴァンデセール

  • 小菓子

2025/11/15 更新

1回目

2025/06 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

五感で味わうやさしいフレンチ

戸塚駅西口から徒歩2~3分のところにある肩肘張らずに味わえる本格的なフレンチ。空間をやさしく仕切る布の動きや風合いが、木を基調とした内装と調和し、自然で穏やかな空気感。

ランチコースは3種類ですが、「お野菜のパフェ」は人気の名物なので、7品のHanaemi(はなえみ)をチョイスしました。6月なので水無月の頃と題したコース。

・季節野菜のパフェ
グラスに層をなして盛り付けられた、カラフルな旬野菜の柚子のジュレ、パプリカなどの野菜が入ったムース、枝豆のアイス。シャクッ、トロッ、ひんやりと食感と温度が変化して味のオンパレード。チコリのディスプレイもオシャレ感アップ。

・前菜
淡い白の蕪のソースをキャンバスに、オレンジの信州サーモン。そこに宝石のようなとびっこがきらめき、タプナードの深い紫、紅しぐれや紅くるり大根の鮮やかなピンクが花びらのように添えられていて、繊細で華やかな味わい。

・メイン
中はロゼ色で絶妙な火入れの仔羊のロースト。赤ワインの芳醇なソースが仔羊の甘みと融合。ビーツのピューレが、土の香りと自然の甘みを静かに加えて、大根、ズッキーニ、ヒラタケといったグリルされた地産野菜との相性も良好。

・デセール
鮮やかな河内晩柑のカット。ジューシーでほのかな酸味と柑橘の爽快感が清々しい。なめらかなキャラメルアイスの甘さが柑橘の酸味と絶妙にコントラスト。レモンクリームの軽やかな酸味とクリーミーさが、全体の味をまとめ、レモンの皮のほろ苦い香りとタイムの爽やかさがアクセント。

途中のアヴァンデセールは、グァバのムールの上にマンゴーのソースで、フルーツそのものを食べているような濃厚さ。パンは、静岡県掛川のPowa Powaから取り寄せていて無添加・自然発酵にこだわり、中はもっちりとした食感。料理との相性が良く、ソースを絡めて楽しむことができました。

スタッフさんは、丁寧で温かみがありつつも、気配りが行き届いており、気さくで親しみやすい接客なので居心地が良い。食後の飲み物もお代わりができてリラックスできました。ごちそうさまでした。

食べログ評価:3.60

2025/06/19 更新

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