恥知らずで迷惑な客さんが投稿したレストラン リューズ(東京/六本木)の口コミ詳細

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レストラン リューズ六本木、六本木一丁目、乃木坂/フレンチ

2

  • 昼の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 3.8
2回目

2023/05 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

初めてのフレンチはどこがいいか訊かれたら真っ先にここを挙げる

再訪です。前回がコロナの真っ最中で確認したら二年半ぶりでした。今回は写真も撮ったしせっかくなのでちょっと書きます。

人に「初めてフレンチに行くんだけどオススメある?」ど訊かれたら、その人の好みやシチュエーションを先に尋ねはしますけど、だいたいはここの1万のランチを薦めます。理由は三つ、
・外装も内装も雰囲気も高級感があり、料理は王道、サービスも過不足なし
・ポーションも皿数もお値段以上、食材もバランスよく(野菜も多くて好印象)、フレンチでお腹いっぱいという経験が得られる
・オフシーズンであれば数ヶ月以内に週末のランチが予約できる

ようするに、「万人がイメージする高級フレンチで、かつ私のような庶民も受け入れてくれるお店」といえばいいのか・・・こちらのお店に限らず、ロブション出身のシェフのお店は全体的にそんな感じがするんですよ、サービス精神というか哲学というか、なんか一本の線で繋がってる印象。
著名グルマンや特権階級の方々やその彼らの恩恵に預かれる人ならともかく、パンピーにとって異様に門戸が狭い店とか紹介がないと入れない店とか何年も待たないと予約が取れない店は、そこにあっても存在しないのと同じなんですよね。
ちょっと背伸びすれば払える金額で、待っても数か月あれば(数か月なら予定を立てられる人は多いでしょう。年は無理だよ普通・・・)週末のランチがなんとか予約できて、しかも一般人がイメージするゴージャスなフレンチとなると、私はやはりこちらを推します。デートにも最適と思う。

アミューズ二種、前菜三皿(!)、魚、肉、デザート二種、焼き菓子と飲み物。

アミューズのビシソワーズが驚くほど滑らか、初っ端から丁寧な仕事が解ります。今回のお皿で私的に一番だったのは前菜三種、とくに冷菜は、ニンジンのムースの甘さと魚介類からとった出汁ジュレの香りと少々の苦みがすごく合う、プリプリの海老と一緒に口に入れれば幸福感に満たされます。
温菜もなんと二皿あり、一つはプルプルのホタルイカと山菜の天ぷらで、ホタルイカの内蔵と山菜の異なる苦味が合わさることで旨味に昇華する妙味、もう一つはリューズのアイコン?的な素材であるシイタケを用いており、ローストビーフと半熟卵、チーズ、セルバチコ(ルッコラの一種だそう)という香草で幾重の香りで絶妙にまとめ上げてます。
春らしく爽やかな苦味が印象に残る前菜たちで、個人的にここで既に大満足。和食ならよくあるけどフレンチでこうくると嬉しくなります。

お肉もポーションこそ数年前より小さくなりましたが火入れもカンペキで、付け合せの野菜がこれだけ別皿にしてメインを張れるほどのボリューム、ソースも肉汁のエキスを素直に取り入れた味は重厚だけど軽い。洋食あるあるで味は重厚だけどお腹にも重たいソースが多いけど、ここがやっぱり一流とそれ以外の違いなんだろうなあと。
ただゴメンなさい、今回の魚料理はラビオリと出汁はとても美味しかったのですが、白身魚からちょっとこれはダメだろうという臭いがしたので前回よりは減点してます、これは本当にたまたま運が悪かったのでしょう、まあ自分はそういう星のもとに生まれているorz

あと重要?なことで、パンが美味しいんですよここ、経験少ない自分が言うのもなんだけど、これまで食べたフレンチの中ではここのパンが一番好きです。ほんのり温かいのも素晴らしい、何故かこのひと手間を加えない店が多いんですよね・・・勿体ないと思うんだけど。
しかも写真のようにミニバゲットまるまる一本、こんだけ出してくれるお店もそうないです。こういう「満腹にしてやるぞ」というサービス精神も、ロブション出身だなあと感じ入ります。
写真はありませんが最後のハーブティも香り豊かで美味しかった、シェフのご実家で採れたものなんですって。

アミューズから最後の焼き菓子とお茶まで全10品。書き間違いじゃないです、ランチで10皿。料理担当はもちろんサービス担当も大変です。
なのに料理は驚くほどテンポよく出てくる、料理の状態も完璧、こんだけ皿があって他の席もいっぱいなのに待たされたという感覚は終始皆無、どんだけ計算し尽くされているんだと舌を巻く。サービスも箱に対して決して満足いく人数とはいえないと思うのだけれど、各席に担当がつく形と思いますが何度か違う方がサーブしてくれたりちょっとお料理の説明をしたりして、皆さん各自の判断で機敏に連携し動き回っている、サーブ時には料理の説明を素材を含めてしっかり行い、それも長くなく短くもなく心地よいテンポ。
皆さん若いのに素晴らしい、ホント頭が下がる。これを店の品格というのだと思う。

私は上記のコースにソフトドリンクと炭酸水を付けたのですが、それでもお会計は予想より1000円以上安くて、思わず会計時にドリンク分がちゃんと入ってるか確認してしまったほど。なんと全て税込み価格でした・・・マジかい。
料理は正直、飛びぬけて印象に残るお皿というのはないし、三大珍味のような高級食材も使っていません、これは以前もそうでした。でも、満足度は非常に高いんですよね。上記のように全てにおける総合力の平均値が高いからだと思います。
ありがとうございました。また来ます。

2023/05/13 更新

1回目

2020/10 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

一人でも予約できる素晴らしいフレンチ

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