恥知らずで迷惑な客さんが投稿した現代茶寮 銀座風月堂(東京/銀座)の口コミ詳細

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現代茶寮 銀座風月堂銀座、有楽町、東銀座/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/03 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ソースに始まりソースに終わる系王道フレンチ好きは是非

久々、本当に久々に都内のフレンチです。ちょっと個人的な事情で心身ともに外食を楽しむ余裕がなく暫くご無沙汰でしたが、ここは一度行きたいと思っててブクマしてて、ちょうど運良く都合がつく空いてた日に速攻で予約を入れました。

お肉には追加料金でソテーしたフォアグラ乗せ、いわゆるロッシーニ風にすることも出来ます。今回は無しにしました。
そりゃ美味しいのは解るんです、食べる前から味が想像できるw ただ牛ヒレならお願いしたんですが、せっかくのジビエそれも蝦夷鹿に、三大珍味でフタをするのはむしろ勿体ないかなあと思ったんですね。
ただ、これは食べて何でフォアグラ乗せか納得しました、理由は後述します。

最初にウェルカムドリンクが提供されますが、酸味が華やかなノンアルのスパークリングて感じですがそれだけじゃないですね、複雑な香味で何が入ってるんだろう、これは美味しい、もうちょっと飲みたかったw
それとドリンクは、さけトニックていうノンアルをお願いしたのですが、これも使ってる素材はそう珍しいものでもないと思うんだけど何故か抜群に美味しい。レベル高いなあ、ここのノンアルは何を頼んでも満足できそうな気がします。

最初はホワイトアスパラのブルーテ。これが絶品でいきなり心を鷲掴み。白アスパラの独特の香りに甘み、そして青みというか仄かな苦みも見事に劣化なくそのまま引き出しており、この素材のダイレクトさは和食イズムに通じるものがあります。お玉ですくって飲みたい。

パテアンクルートは10種類くらいお肉を使用してるそうで手が込んでるなあ、塊がなんか家みたいで可愛いフォルム、写真撮らせてもらいましたw 上のコンソメが濃い色に違わず濃厚。付け合せも赤が紫キャベツに白は八朔ベースと凝っています。

お魚はサクラマス。ポワレですが表面からホロホロ崩れるほどに柔らかく、ほぼ蒸し料理に近い気がする。写真で伝わるかな、予想以上のボリュームで思わず笑顔が溢れます。上にはハーブを散りばめたソース、下には数種のお豆さんが敷かれてあります。

トロワグロで修行なさってたとのことで、サーモンオゼイユソースにヒントを得て作られたんやろか、白ワインの仄かな苦みに酸味が予想以上にガッツリきて、その後に出汁の濃厚な香りが鼻から抜ける。いやソースが本当に美味しい、お玉ですくって飲みたい。

お肉もソースが抜群に美味い、こちらも仄かな苦みに鹿骨の出汁が濃厚にきいてて、脂分ではなく味覚に訴えるドッシリ系で私の大好きなタイプの赤ワインソース。ドがつく王道でほんと手間かかってると思います。お玉ですくって飲みたい。

そういえばブルーテも魚も肉もすべてに仄かな苦みを利かせていて、全体的に春を感じさせてくれます。春野菜って苦みが多いので素材をそのまま活かす和食で言われることですけどね。風月堂だからってわけじゃなかろうけど、意識してんのかなw

で、お肉なのですが、なにか特殊な処理を施してるようで、良くも悪くもジビエ特有の匂いがほとんどなく、そしてとにかく柔らかい、繊維的な食感がほとんどない部分もあって、蝦夷鹿ってめちゃ鉄分が多いですから、ややもするとレバーを食べてる錯覚に陥ります。

ただこれは、ジビエが苦手な人にはいいと思うのですが、私はむしろ荒削りの野性味と歯ごたえが欲しい派なので、正直ちょっと残念だったかもしれない。

そしてこの柔らかさでクセもないのなら、確かに牛ヒレとそう変わらんと思います、だからフォアグラ乗せても良かったかもしれませんね。向こうもそれを解ってるからこそメニューに載せてるんでしょう。
・・・でもそれなら、最初から牛ヒレでいいよな。まあフォンはもちろん違ってくるでしょうけど。

グラニテは赤のホットワインで、濃厚なソースの後にお口サッパリ。甘さ控えめでこういうの嬉しいですね。
デザートも目の前でシェフが作ってくれます。カウンターは特等席ですね、臨場感あふれて見ててホント飽きません。カットした苺にソースをかけて下はチーズ風味のアイス、周りはココナッツのメレンゲ。全体的に甘さは控えめ。

最後、食後のドリンクですが、追加オプションでした。これは意表をつかれた・・・まあ緑茶をお願いしましたが、これはオプションで追加料金取るんじゃなくメニューに織り込んでてほしいなあ、もちろんその分を最初からコース代金に加算して。だってミニャルディーズが出るんですよ、なのにデフォルトで飲み物がついてないってどうなんだろう。
しかも風月堂だけあって和菓子なんですよね、緑茶以外に何があるのって気はする。緑茶のグレードを上げるとか緑茶以外がよければオプションでいかがでしょう・・・という提案ならまだ解るんですけども。

ちなみに和菓子は三種ともとても美味しかったです、塩漬けの桜花が香しい錦玉羹、蜂蜜の野性的な香りがダイレクトな羊羹もクオリティ高く、どれも緑茶に合わないはずがなく、さすが運営会社の面目躍如。

いくつか思うとこがあったのでこの総合点ですが、なければ4.5でした。王道を愛するクラシックフレンチ好きの方には自信を持ってオススメします。シェフがまだかなりお若い、いや末恐ろしいですね。
サービス陣営のホスピタリティも素晴らしく、なのにお昼はサービス料を取らないのはびっくりしました。いや、でもこれは取っていいと思います、むしろ取るべき。これで取らなかったら大半のランチでサ料取る店が言い訳できなくなるw
総合力はかなりのもの、すぐに予約困難になると思います。お急ぎを。

2025/03/30 更新

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