3回
2019/01 訪問
根底で日本を感じる世界のモダンフレンチ
モダンフレンチの名店Florilege
Asia's 50 best restaurants 2018 No.3 の快挙
The world's 50 best restaurants 2018では No.59 にランクインする実力あるレストランです
外苑前駅から徒歩5分程、熊野神社の隣の商業ビルの地下1階に入っています
扉をあけてすぐ左突き当たりにフロントがあり小さいフロアにソファーと2016-2018のbest restauransのパネルが飾ってありました
店内はオープンなライブキッチンで臨場感が漂っております
この日座ったのは入り口から一番奥の席でした
出来るなら正面が良かったかなと思いましたが一番近いキッチンでシェフが料理していたし、盛り付けの人たちもこっち向きで作業していたので結果料理しているところがしっかり見られたのでこの席で正解でした
コースはお任せでアルコールペアリングもオーダー
◇よもぎ
よもぎ餅
新茶の茶葉添え
よもぎの香りが強くしっかり焼かれていて歯ごたえもいい
◇蕪
煮込んだ蕪と蕪のスライスにカラスミのスライスを合わせて
白と黄色の色のコントラストが芸術的
シンプルな蕪にカラスミのテクスチャーが引き立っている
◇酒粕パン
肉まんのような質感で香りは甘酒のよう
しっとりしていて美味しい
◇スッポン
スッポンのロールキャベツ風
上にはキャビア、しいたけと大根
コンソメとスッポンのスープはコクがあり味も強い大変美味
今まで食べたスッポン料理で一番美味しかった
◇穴子
鶏のレバーを中央に穴子を巻いた一品
鶏レバー苦手だけど穴子と一緒に食べるとそこまで気にならなかったのでセーフ
穴子メインだけどスッポンに続きユニーク
横に添えられているオレンジ色は柿
◇白子
大好きな白子のフリット!
白子の上に乗っているのは芹
春菊、大葉のソースとパセリオイル
ふわっとしっとり仕上がった白子のフリットにさっぱりとして香りの良いソースが最高のハーモニー
今回のコースで一番のお料理でした
◇タコ
タコのソテーに手前がナスのピューレ、奥に赤パプリカのマヨネーズ
下は赤パプリカのパウダーに上にはクティベール芽キャベツの素揚げ
IstanbulのMiklaを思い出した一皿
赤パプリカとナスのピューレがトルコっぽい
◇サワラ
モダンな一品
サワラの横は長芋とその間に紫蘇、柚味噌がサンドされている
サワラの焼き加減も絶妙
◇分かち合う
この夜のメインディッシュは千葉県産の子豚の太もも
コンソメスープ仕立て
見た目が鶏肉のようで豚肉じゃないみたい…
肉もしっとりしていてもはやなんの肉かわからないくらい
付け合わせに黄卵のソースも
◇柿
様々な柿の形
柿のシャーベットにソースなど
柿の種に見立てたアーモンド
◇タルトタタン
想像したタルトタタンでなくて驚き
それ以上に驚きなのが見た目タルトタタンに見えないのに味はしっかりタルトタタン
今夜の意外性No.1でした
◇贈り物、アマゾンカカオ
チョコオムレツ
フォンダンショコラのように中はトロトロ
周りの生地が薄めでフォンダンショコラとはまた違った美味しさ
コース(1月 2019)
料理 11品
パン 3種類
デザート 3種類
アルコールペアリング 8杯(白4、赤3、シャンパン1、デザート1)
コースは客によって違うらしくざっと見た感じ自分たちと同じコースを食べている人はいなかったんじゃないかと思います
隣の人たちとも半分くらいは違う料理でした
1度食べたことのあるものは出さないと言っていましたがそれ以上に日本人向け外国人向けなど色々ありそうです
全体的に重くなくあっさり食べられる量です
イノベーティブほど振り切ってはおらず根本には日本食の要素が伺えるモダンフレンチかフージョンと感じました
川手シェフのフレンチの革新さを元に日本を感じてもらいたいというテーマは完璧にクリアしています
全体を通して安定して高い基準の料理たちでした
高い技術あってこそのこのバランス感
さすがです
ちょっと斜めから見れば日本のイノベーティブ系のレストランにありがちな日本よりも海外での方が評価されそうな料理でした
イノベーティブ、フュージョンが好きな私としては日本での評価がもっと高くなってほしい!
食べに行ってから少々時間が立ちましたがじわじわきます笑
もう1度行きたい
ごちそうさまでした
2019/01/19 更新
クリスマスディナーで再訪
クリスマスということもあってかいつもより日本人客が多かったように思います
今回は過去のコースに比べて華やかな感じでした
個人的にあん肝と舞茸のスープが一番よかった
舞茸の味がしっかりしていて旨味が強くそこにとても美味でした
グリーンのオイルが好きなので久しぶりに味わえてよかった
メインは七面鳥、最後にシュトーレンも出てきてクリスマスも感じられました
ここは1度目よりもどんどん好きになっていく感じがあります
全体を通して安定感があるけれど一品ずつ個性も強く本当に最初から最後まで楽しめます
メニューが変わっても内容があまり変わらないレストランもありますがここはわりとガラッと変わる
食事をしたあと次来るのが楽しみになるレストランです
・焼芋
・カリフラワー ビーツ
キャビア/クリームチーズ
・根菜 鴨
・あん肝 キノコ
舞茸のスープ/パセリオイル
・牛 仏手柑
牛のタルタル/トリュフ/ブルーチーズソース
・白子 白トリュフ
餅米リゾット/ネギ
・サーモン
スモークサーモン/炭火焼/オータムポエムピクルス
いくら/サワークリーム/柚子/鳥レバーのムース/柚子ムース
・分かち合う
七面鳥/ほうれん草/クレソンクリーム/パウダー/柚子
・黒糖 栗
栗サブレグラス/渋皮煮
・キャラメル トリュフ
キャラメルシート/トリュフアイス/くるみムース/トリュフソース
・シュトーレン
ビーツの花
2人 ワインペアリング×1 6万〜7万円