.ダイアン.さんが投稿したINUA(東京/飯田橋)の口コミ詳細

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♢♦美食録♦♢

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閉店INUA飯田橋、九段下、牛込神楽坂/イノベーティブ

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 3.5
      • |CP -
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2018/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.5
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク4.3

INUAというWonderlandの虜になる

世界ベストレストラン50で1位を取り続けた伝説のレストランnomaで活躍したシェフThomas Frebelが率いるINUA
スタッフも半分以上が外国人スタッフで構成されている
KADOKAWAがスポンサーをしてついに今年6月にオープン
nomaのDNAを継ぐレストランということで国内外からの注目はかなりのものです

飯田橋KADOKAWAビルの横、細い道に入り少し階段を登ったところにINUAの入口があります
メインエントランスとは違い裏扉のような感じです
入るとすぐにINUAの文字
先は長い廊下になっていて植木が置かれ少々変わった雰囲気
フロントもその途中にあります
案内され進むと専用エレベーターがありINUAのフロアに直行
レストラン内はさすがオフィスビルのワンフロアを使っているとありとても広い
お茶のスペースも広くキッチンとフロアが一体になっている形式でテーブルからキッチンが見えます

ペアリングは何種類かあり、ワインと日本酒のアルコールペアリングにノンアルコールペアリングをミックスでお願いしました
料理ごとにアルコールペアリングが出てきて5-6種類くらい特性ドリンクのようなジュースが出てきました

◆かぼちゃの種 かぼちゃの種、銀杏とヤリイカの出汁
ぼちゃの種と銀杏が入った冷製スープ
水のようですが爽やかな旨味と華やかな香りのするユニークなスープ

◆栗 栗のマリネとトリュフカスタード
お皿にぎゅっと詰められた秋
栗の殻にはトリュフのソース
栗のチップスにそのソースをつけて食べます
マリネした栗は初めて食べましたがパリパリとしていて普段食べている栗とは別物に感じました
付け合わせは秋のフルーツ

◆バナナパイ 味噌とバナナのクリスプパイ
バナナチップスの上に乗せられた葉っぱの形のものは乾燥させた海藻などのシート
パリパリとした食感で香草っぽい香りがしていてバナナの甘味とマッチ!
上は青海苔がかけられたみたいな感じになっていてちょっと芝っぽい
不思議な食べ物ですがイノベーティブらしくてよかったです

◆舞茸 熟成・燻製させた舞茸
養殖の巨大な舞茸を丸ごと燻製させたスープ
後にキッチンを案内してもらった時に燻製させているところも案内してもらいました
5日間熟成させた舞茸を3日間燻製
スープは味噌と松の味わい深いスープ
舞茸の色のせいか色は濃いスープですが味はそんなに濃くなく旨味がたっぷり
桜の塩漬けもお好みで

◆ゆば 湯葉に包んだ野草
季節の花や葉っぱ類を湯葉で包んだ一品
湯葉を切り開くとフレッシュで華やかなお花たち
湯葉に包んでから時間が経ってしまうと中のお花達の新鮮さがなくなってしまうため出すギリギリに包んでいるんだそう
包みの下にからしっぽいソースがあり少々ツーンとくるような旨味と包みが最高にマッチしている

◆鮑 天然のあわびとハスの実
薄くスライスした鮑にシンプルな出汁
インパクトの強い料理にこういうお皿もあるとホッとします

◆スナップインゲン スナップインゲン豆とドライフルーツ
色鮮やかな色々が入っていて混ぜて食べます
味付けはシンプルだけれど素材の味が美味しい

◆海藻と甘海老 海藻のピクルスと甘海老
酸味と甘みのお皿
まるで海を食べているかのような気分になれる

◆えのきのステーキ バナナの葉に包んで焼いたえのき、黄卵ソース
えのきの軸を黄卵ソースで絡めてバナナで巻いた変わった料理ですがこれが驚くほど美味しい!
えのきの軸にこんなポテンシャルがあったとは…と驚き隠せない!
ほとんどお肉。角煮のような感じでわさびの爽やかさと濃厚な黄卵ソースが最高

◆ホワイトトリュフ タラバガニ、バターとアルバのトリュフ
時期のホワイトトリュフとタラバガニのシンプルで季節の一品
バターのふわっとした香りがトリュフとかにを上手くまとめています

◆ごはんと蜂の子 炊きたてのゆめぴりかと蜂の子、ハマナスを添えて
ここのメインディッシュ蜂の子ごはん
釜ごと出てきて開けるとびっくり山盛りの蜂の子!
カリカリの茶色い蜂の子と写真にちょこっと写っている白い生っぽい蜂の子のコントラストの効いた蜂の子ごはん
蜂の子自体初めて食べたので眉間からシワが離れない…笑
カリカリした食感と生の蜂の子がやや白子っぽい感じでなんとも言えないごはんでした
でもクセになります笑
おかわりして食べました笑
付け合わせは様々な花のピクルス

◆スイート豆腐 甘い豆腐、すいばとさるなし
ミルクプリンのようなイメージの甘いお豆腐に無花果の葉
甘いけれどお豆腐に葉っぱとデザートとも言い切れないような不思議なデザート
甘い豆腐に葉っぱが何故か合う

◆黒麹 黒麹のアイスクリーム、生のクルミと松ぼっくり
スライスされた生のクルミがどさっと乗ったこちらも風変わりなデザート
驚いたのが松ぼっくりが入っている!
松ぼっくりを甘く煮たものだそうで凝縮された濃いキャラメルのような感じでとても美味しかった

◆餅 かぼちゃの種と黒麦麹
最後は和っぽいデザート
抹茶と黒蜜のおもちのような感じ

コースが終わっても興奮冷めやらずあの料理がこの料理がと語り合いました
見た目、香り、食感、味と未知の体験が出来ます
まるでINUAというWonderlandに入り込んだようでめくるめく不思議で美味しい物語が続いていき、興奮せずにはいられません
地球を感じるけど未知のもの、馴染んだ食材なのに初対面のような方向感覚がなくなりそうな不思議な感覚
すっかり虜になってしまいました
イノベーティブのレストランは海外にまで行ったりしていますがここは特に素晴らしい体験が出来ます

食事の途中でスタッフの方とキッチンについて話をしていたら食後案内しますと言ってくれていたのでお言葉に甘えて案内していただきました
どのブースでどんな料理を作るとか出てきた舞茸はここで燻製しているとか細かく教えてくれました
その上上の階にあるテストキッチンまで入れてくれ案内してくれました
冷蔵庫冷凍庫も開けてまで見せてくれる丁寧さ
熟成させる機械など様々な食材が置かれたテストキッチンはフードファンにとってまさに聖地!
質問しまくりの私に丁寧に説明してくれとても感激しました

ヘッドシェフのトーマスとも話ができましたが、32歳の若さで本当に素晴らしいシェフです
また最後に写真を撮って欲しいとお願いしたらスタッフ全員集めてあげると声をかけてくれみんなで大笑いしながら写真を撮ってくれました
スッタフもみんな気さくでいいチームなようです

スタートしたばかりですが外国人シェフの友人やFoodieな友人からどうだったと尋ねられることが多く、日本人よりも外国人の方が興味を持っている人が多いのかも?
お客さんも8割が外国の方でした
とにかくまだスタートしたばかりで予約も取れますが次にはきっとランキングにも入るでしょうからそうしたら予約も一気に難しくなるでしょう
話以上に素晴らしい体験が出来ます
行くべきです!

2018/11/14 更新

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