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移転麺庵ちとせ若松河田、曙橋、四谷三丁目/ラーメン、担々麺、汁なし担々麺
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昼の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
麺庵ちとせ ことはじめ
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2020/01/27 更新
久々の投稿。今日はどうしても書きたいことがあって。
私は10年前から、ある病気が見つかって以来ずっと女子医大に通院をしている。その当初は気持ちが動転して、とにかく事態が悪くならないことを祈ることしかできず、診察が終わるとすぐに若松河田を離れるようにしてきた。
それから10年、病状の進行具合も穏やかであることがわかり、やっと気持ちが落ち着いて、初めて若松河田で大好きなラーメンを探すことにした。
そこで気になった「塩×化調なし」のちとせ。昔からこの組み合わせが好きで、なぜ今までここに来てなかったのかと思うくらいのフィット感。12時前という混みそうな時間であったにも関わらず、人混みが苦手な自分が即決するほどに惹かれて早足でお店へ向かう。
12時に着。10人ほど道に沿って並んでいる。今日は通院で会社はお休みなので、心置きなく列に並べる。
並んだあとによくある「これ、先に食券買うタイプ…?」という疑問は、入り口に書いてある張り紙と後ろに並んでいる方々の様子をうかがってすぐに解決。良かった。
2人ほど中の食券機の前で待つことができるので、先頭列の人がひょいひょいと中を覗き込み、タイミングをうかがう。外で待つこと40分、中にはお店の方1人だけ、…げっ、細かいお札ないかも…と思ったら横に両替機。よし、今日はスムーズに不安を解決できてる。良い流れだ。
10分ほど待ち、いよいよカウンターへ。
席のうしろにある水をセルフでとり、着席。
今回は
塩 850円
煮玉子 70円
チャーシュー 220円
豚飯 250円
こちらのラインナップで。
…しまった、豚かぶりしてしまった…とかいうどこかのグルメが言いそうなやつをかましつつ、10分も待たないうちに着丼。…あぁ、着丼の音がやさしい…そう、ずっと思っていたのだが、このお店、色々な音が優しいのだ。調理中の音も、店主の声も、一つ一つが優しい。なぜかとかそんな理由はよくわからないが、とにかく心地良さを感じるスタート。
まずはスープ。…あ、これはもう全部飲み干すやつだ。これで飲み干さなかったら自分で自分のことを嫌いになってもおかしくないくらい、好きやつに出会ってしまった。なんなら、隣のスーツきたサラリーマンは儀式かのように一気に両手でスープを飲み干している。
チャーシュー。これまた味付けと弾力が絶妙で、それでいて口説くない。豚丼とかぶりながら、全然お腹にもたれない。あぁ、自分が出会うべき豚はここにいたのか…
そして麺。…あぁ、優しい。味も、すする音も。
これだけ頼んでおいて、少食の自分が大盛りにすれば良かったと思うほどスルスルと胃の中に入っていく不思議、ワンダーランド。
このラーメンを作り出している店主の雰囲気がまたやさしい。必ずちらっとお客さんみて、挨拶をするあたたかさ。言葉のなかに含まれるくぐもったぬくもり。決して派手そうなタイプではないが、確かな信頼を築いているタイプ。
純粋で混じり気のない空気の中、食事中はみんながラーメンと会話をしている。最後に美味しかったといって爪痕を残そうとする初見さん。これからもよろしくと笑顔で挨拶して去っていく常連さん。さまざまなドラマがあるなぁとしみじみしながら食器をあげて机をふき店をでると13時、列はもうなくなっていた。
なんだか口の中がさわやかだ。歯磨きしなくてもいいと思うくらいの清々しさ。ラーメン食べたというのに。
なぜか坂をくだりたくなって曙橋のほうへ。
若松河田、これでもう決着がついた気がする。
これからも、何杯ものラーメンを食べていくつもの葛藤を乗り越えていくのだろう。
ごちそうさまでした。