『☆穴場写真 花札「鹿と紅葉」の由来』奈良シカ載せない地元民ユウキさんの日記

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青垣「食」巡り

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奈良シカ載せない地元民ユウキ (奈良県) 認証済

日記詳細

"花札"の「鹿と紅葉」の絵札の由来になった場所です。

興福寺境内の南にある菩提院大御堂への入口に「三作石子詰之旧跡」と書かれた木標が立って、その上に紅葉の枝葉が伸びています。

昔々、大御堂に小坊主たちが集い、書道の稽古をしておりました。
その中のひとり三作は、上手に書けた書を鹿に食べられてしまって、腹立ち勢いのまま文鎮を投げつけて、鹿は絶命してしまいます。

春日の神鹿を殺した罰として、穴に生き埋めの刑となった三作。
その母が「永く三作の頭を撫でてやりたい」と紅葉の木を植えたのです。
毎年秋に赤い手のひらのような紅葉がたくさん落ちますから。

この母子愛の伝承話が伝わるスポットは、興福寺五重の塔の南東スグです。
再現撮影のために鹿せんべいを餌に鹿を連れて来ようとしたら、何束のせんべいを買わなきゃいけませんかねぇ。
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