2回
2019/08 訪問
至福のおまかせコース
友人のご紹介でこちらへお邪魔させていただきました。
赤坂サカスの裏側で少し分かりづらい場所にありますが、佇むという洒落感としてそればまた良いところ。
カウンターのみ9席という店内は、ご主人のお仕事ぶりをどの席からもライブ感覚で楽しむことができます。
メニュー等は一切なく、おまかせコース1本。
事前に、苦手なものを聞いてくれて、代替を用意してくれます。
・シジミ汁
ますは、お猪口のシジミ汁から。これからお寿司を食べお酒を飲み始めるための準備運動。
・いきなりマグロ
お腹が空いているから、まずはマグロから!というご主人のお言葉でマグロからスタートします!
この日は、中落を海苔で巻いた巻物スタイルでスタート。
・加茂ナス
ビールを飲みながらおつまみもスタートです。
・お刺身
タコ、白身、サバの3種盛り。タコは柔らかく、ねっとりとした食感が◎。白身は雲丹を巻いてあり、白身の淡白さを雲丹の濃厚さで奏でるハーモニーが◎。サバは、絶妙な締め具合で新鮮さを感じとれます。
・毛ガニ
丁寧に身をほぐした毛ガニを甲羅に敷き詰めたものをいただきます。ここいらで、日本酒もスタート。
・いくら
非常に粒がきれいで、ゆずの香りが上品に口の中で漂います。いくらの下にはシャリが敷き詰められミニいくら丼として楽しみます。
・いか
塩と酢橘でいただくスミイカに切り込みが入っており、ねっとりとした何とも言えない柔らかさと食感がたまりません。
・サンマ
季節の品として出てきた一品で、生臭さは一切なく旨味が存分に引き出された味わい。
・おつまみ
クリームチーズのみそ漬けとエビ。
濃厚なので、少しずつお食べくださいとのこと。日本酒が進む、進む!
・かわはぎ
カワハギのとシャリの間に肝を忍ばせてあり、カワハギの肝握りとしていただきます。カワハギのもちもち感に肝の濃厚さが相まって、至福のひと時。
・揚げ物
子持ち昆布の揚げ物。子持ち昆布って揚げるとこんなに旨いのか!と思わせてくれた一品!!
・こはだ
締め具合が絶妙で、酢のきつさはなくこはだのうまみが存分に楽しめます。
・中とろ
こちらのマグロはやま幸さんのものらしく、抜群のうまさ!
・鉄火巻き
シャリよりも鉄火のほうが面積がデカい(笑)
・のどぐろ
のどぐろは炙って、ミニシャリと混ぜていただきます。のどぐろの脂とシャリの混ぜご飯は超絶的なうまさ!
・雲丹
バフンウニを軍艦でいただきます。
・お椀
アサリのお味噌汁で、じんわりと胃にしみわたります。
・あなご
甘さ控えめなツメでふわふわのあなごをいただきます。
・かんぴょう
ワサビを忍ばせたかんぴょう握りを下に敷いた海苔でいただきます。
・甘味
メロンをデザートでいただきます。
十分な量、内容のおまかせコースは15000円とのことで、コスパ◎!!お値打ち感満載!!
2019/09/04 更新
前回の来店は、8月の真夏ということでお寿司のネタにとっては不利な時期でしたが、コスパ、味、大将のキャラクター(笑)に大満足でしたので、魚が美味しくなってきた冬の到来とともにお邪魔してきました。
メニューはお任せ一本!
事前に苦手な食材を聞いてくれ、苦手なものは変更をしてくれます。
つまみと握りがコース仕立てで楽します。
・シジミ汁
さて、まず席につくとお酒やお料理を楽しむ前の準備運動として一口シジミ汁をいただきます。
・中とろ
いきなり中トロ!?と思われますが、味が分かる一番最初にマグロを味わうという粋な演出。この日のマグロは、やま幸まから仕入れた大間の170キロ強だとか。口に入れると舌の熱でマグロの脂が解けていき、何とも言えない旨さと甘み。
・つまみ①~ホタテと寒ブリの刺身~
ホタテは今まで食べた中で一番の肉厚、甘味とも抜群。寒ブリはしつこすぎないブリの脂、甘味が何とも言えません。ビールがあっという間に空に(笑)
ここで日本酒を注文!
こちらは、日本酒の種類が豊富で、メニューは無いのですが大将セレクトの日本酒を提供してくれます。
・つまみ②~あん肝、ナマス、牡蠣のオイル漬け、自家製塩辛~
あん肝は、いぶりがっこと和えてあり、あん肝のコクにいぶりガッコの食感と風味が加わることでさらなる奥ゆかしさを楽しめます。
ナマスはお正月明けの縁起物ということで。
牡蠣のオイル漬けは、牡蠣の風味を損なわずに生臭さが消え、日本酒をより一層引き立たせてくれる一品。
市販の塩辛独特の風味えぐみは皆無。ほんのりと柚子の風味が効いており、これまた日本酒が進む進む(笑)
・つまみ③~海老芋と白子の揚げ出し
海老芋はほくほくした何とも言えない食感と甘み、白子は生臭さやえぐみは全くなく、旨さが凝縮されています。
・イワシの握り
イワシの身を贅沢にも3枚重ねして握りで提供いただきます。
舌の上で、イワシの三重奏が奏でられ、イワシ独特の風味が抑えられ、さっぱりとしているのに旨味が広がります。
・赤貝の握り
今まで見た赤貝でも最高の色合いと食感。プリプリ、コリコリなのに口の中ですっきりと消えていく。
・カワハギの握り
写真ではわかりずらいですが、カワハギとシャリの間にはカワハギの肝が忍ばせてあります。カワハギの淡白な味わいに肝が加わることで、奥ゆかしさと旨味加重が一気に広がります。
・香箱蟹の握り
香箱蟹と卵をまぶしたものをシャリの上に乗せ、手の上に提供してくれます。旬を舌で、手で身に感じることができます(笑)
・スミイカの握り
お写真をみると、なんだこれは!?と思われる、こちらの名物。スミイカだけに、隅にイカを置く大将のボキャブラリー(笑)
・つまみ④~子持ち昆布の揚げ物~
子持ち昆布を揚げ物は、旨味が凝縮され、生で食べるのとは格段に甘味が増します。甘さと旨さの余韻に浸るたまらない時間。
・車えびの握り
こちら、茹でたての車エビを適温にしてほんのりと温かい状態で手の上に提供してくれます。温度で、えびの旨さがこんなにも違うのかというのを知ることができます。
・うにの軍艦
見た目の美しさももちろん、旨味が凝縮されたバフンウニ。
・のどぐろのまぜ丼
一口シャリの上に焼いたのどぐろの身がのっており、シャリと混ぜまぜしていただきます。のどぐろの脂と旨味がシャリと混ざって何とも言えない。
・マグロの漬けにぎり
赤身をさっぱりと漬けにした一品。マグロの洗練された味が楽しめます。
・穴子の握り
ふわふわで、気を付けないと崩れてしまう、それくらい柔らかくふわふわな穴子。
・お椀
アサリのお味噌汁
・かんぴょう巻き
こちらのかんぴょう巻きは、巻いて提供されるのではなく、のりを敷いたところにかんぴょうの握りを置いてくれる形式です。
・だし巻きたまご
締めはシャリなしたまごで。
握り、つまみがふんだんに出て一人15,000円(税抜)は大大満足!素晴らしいの一言