4回
2019/08 訪問
お友達ご夫婦達と会食で訪問しました。
今回は鮎か鹿を頂きたい旨を予め伝えておりましたが、メニューを見てどちらも入っているので、ワクワクしながらのコーススタートです。
アミューズの泡
牡丹海老に茄子のピューレ、夏らしい一品です。
アップルパイのように♯39
この日は鮭と枝豆、茶臼岳、黒トリュフのパイ
帆立をハムのスープに潜らせ、トマトの果肉、おかひじき、ミョウガのマリネ、ラディッシュ、こぶみかんの葉で少し酸味のある絶妙な一皿です。
蕪
定番の蕪、夏の蕪らしくほろ苦さと甘さがとても美味しい蕪でした。
鮎
以前の鮎は3つの方法で食感の違う楽しみ方でしたが、ガレットで包んで食べる様に進化していました。
フレッシュハーブとの相性も良く、限りなくパリパリした食感の鮎、蓼酢が無くてもそのまま美味しい。
鹿
北海道の夏鹿
パサパサになりがちな鹿を美味しいと思えるのは数年前に訪問させて頂いた時が初めてでした。
こちらの鹿の火入れは最高で、しっとりと柔らかく、臭みも無い。付け合わせのサザエのソースも要らないくらい堪能しました。
冷たい桃とババロアの様なデザートですが、ヨモギの様な風味でアジアの香りでした。
お茶菓子とお薄で締めてお土産の焼き菓子を頂きましたが、帰宅後に子供達に鞄をチェックされ大惨事に。。。
焼き菓子のお味は分からず終いです。
大体コース料理だと期待外れな一品はあるのですが、何度伺っても、全てのお皿が美味しいと思えます。
毎回お伺いする度に、スタッフの方々の硬くなりすぎないホスピタリティ溢れる接客も、全てが相まってのお店だと感じます。
また伺います。
2019/08/29 更新
2017/05 訪問
最高のホスピタリティー
やっぱり最高に美味しく、最高のホスピタリティーのお店です。
この日は、どうしても抜けれない後の予定があり、無理を言って2時間のハイペースでお願いしていました。
桜鯛、菜の花のムースとミード新甘夏のシャーベット
季節を感じる前菜です。
桜鯛が店名の泡から出てきてこれから始まるコースのワクワク感を引き立てます。
アップルパイのように
遊び心たっぷり!マクドナルドのアップルパイの箱の様な中から熱々の地蛤と、ワカメ、金柑、黒トリュフの香り。
蛤の強い風味が金柑で落ち着いて、残り香に黒トリュフ、素晴らしい一品です。
上り鰹と春菊
鰹の間に生の春菊と細かく刻まれたネギがサンドされていて、鰹の生臭さは全く感じません。
2種類のソースですが白味噌、グレープフルーツと生姜、しょっつるのツメでした。
定点 蕪
レフェルヴェソンスさんの年間のスペシャリテ
4時間かけて調理しているにも関わらず、芯も残り甘いのは何故だろう。
この日はパセリのソース、本当に美味しい。
魚料理
あいなめを乳清で調理した一品。
ホロホロとした身をこごみなどの野草と一緒に頂く。
自然の野草の苦味が口いっぱいに広がる。
スープ
新玉葱のスープに、筍とホロホロ鳥のミルフィーユ、サワークリームが添えてありスープの途中のアクセントに。
ホロホロ鳥の柔らかな身と筍の食感が絶妙に美味しかった。
茶碗蒸し
赤貝とあみがさ茸のコンソメの茶碗蒸し
一気に和テイストでリセット
肉料理
今帰仁アグーを薪火で焼いているので、ほんのり香る燻された風味と、添えられたあおさのり、蕗の薹とブルーチーズのソースの香りがマッチする
チーズか野菜を選べるので野菜に
彩り豊かな50種類の野菜のサラダ、野草中心でほろ苦い風味とオリーブオイルと塩だけのシンプルな味
デザート
八朔のクレープとピスタチオ、フロマージュブラン
そら豆のムース、苺バルサミコソース
お抹茶
以前と違い今回は春の野原や山を思わせるコース仕立てでした。
今回は諸事情もあり、前回から間が空いてしまいましたが季節が変わるたびにお伺いしたいと思います。
2017/05/04 更新
2016/07 訪問
最初から最後まで楽しい
お散歩コースにある行ってみたかったフレンチ
お昼から西麻布で3週間待ちの名店
エントランスを潜ってwaitingspaseへ
エスコートされたお席は2人でお庭を眺める並んだテーブル席
金の盃で日本酒とワインをブレンドしたウェルカムドリンクで始まります
シャンパンをグラスで頂きながら おでかけ のコースとペアリングでオーダー
アミューズから店名を意味する泡の一品
毎年趣向を変えて出していると言う鮎
頭からカリカリの香ばしい香りと、2種類の食感が楽しめます
4時間下拵えした蕪
夏の最大限にみずみずしい蕪ですが芯は残っており存在感のある食感
スッポンと葱の池を思わせるスープ
モネの睡蓮の池を思い出しながら、絶妙なバランスのスッポン、アーティーチョークと蓴菜、雲丹
メインはこの時期に珍しい蝦夷鹿
この時期だからこそ身が締まっているとの事ですが、今まで頂いていた鹿肉より遥かに柔らかい
ちょっと酸味のきいた赤紫蘇のソースが満腹に近いのに最後まで美味しいと思わせる
最後はデザートとコーヒーで〆るのかと思いきや、お抹茶をたてていただき最後まで楽しい空間でした
BGMも軽いのでカジュアルに伺えるお店です
2016/07/07 更新
何となく、コロナ禍でいけない日が続き、3つ星を取られて以降初訪問になりました。
私達夫婦がハレノヒに行きたいレストランは、やはりレフェルさんです。
春は初めての訪問です。
ウェルカムドリンクは蓬の香りのするお茶でした。アルコールありのコースの主人は蓬の香りのお酒でした。
乾燥野菜の野菜チップス
サワークリームとオリーブオイルで頂きます。
手で食べますが、軽すぎるほどの薄さにびっくりしながら野菜の甘さを楽しみます。
このサワークリームは次に来るパンにも合わせます。
伊勢海老、蛤、ホタルイカ、筍のリゾット
細かいダイス状にカットされた筍と、蛤のお出汁を合わせたリゾット。
炭火で焼きながら提供され、美味しい香りにテンションアップ。
揚げ焼きされたホタルイカもいい仕事してます。
アルチザン野菜
54種類の生産農家さんお野菜達を、それぞれに調理し合わせたサラダ。見たこともない野菜もあり、一つ一つの調理で最大に引き出した野菜が程よくビネガーと合わさっている。
(あまりにも彩りが綺麗で、私の携帯待受はこちらのサラダになっています。)
蕪
レフェルのスペシャリテの一つである蕪
この日の蕪は、水々しい中にほろ苦い香りも残り、いつも通り素晴らしい。
蕪のスープのお猪口には、飲み干すとクスッと笑える仕掛けもあり、楽しい。
真魚鰹、スナップエンドウ、空豆、モリーユ茸
仕上げに自家製キャビアのソースをかけて出来上がり。
カットされたスナップエンドウの粒は、1つも切られていない丸の状態です。1カットごとに気を遣ってカットされているのも解ります。
自家製のキャビアは塩味が薄いので、軽く酸味のあるソースの邪魔をしない。
火入でパサパサになりがちな真魚鰹の水分は、しっとりと残されたまま、最高の状態です。
鴨胸肉、アスパラガス
コロナ禍で改装をされたキッチンには薪窯があるそうです。サスティナブルな薪料理。
ミズナラの薪の香りが香ばしい、噛むと皮目のパリパリジューシーが口の中にひろがる鴨、ヴァンジュールソースと言うソースも素材の味を邪魔しない。
アスパラはたまにくる塩味がアクセント、薪の香りも良かったです。
鴨腿肉のラビオリ
キャベツと腿肉のラビオリに、鴨スープ。
鴨はあっさりしているので、食べた後もさっぱりします。
チーズ
5種類のチーズ、焼きカチョカバロやブルーチーズなど、合わせるのはいろんなハチミツ。
私初体験の蘇が新鮮でした。
デセール
八朔、気の遠くなる1粒ずつに分ける仕事を一体何人でやってるんだろう?と考えながら頂きました。
中にはデコポンのアイスクリーム、ブラッドオレンジのムースが入っていてさっぱりした甘さです。
焼き菓子のお重
チョコレートやシュー、チョコレートなど、この後のお抹茶にとても合います。
ピーナッツのドリンクも添えられていますが、これと焼き菓子も相性抜群ですね。
お茶
お手前を拝見しながら楽しめるお抹茶
スタッフの方は皆さんお稽古があるそうです。
3つ星を取られて、以前とスタッフも随分変わっていますが、接客レベルは全く変わらず、身体が不自由な私にも大変ご配慮頂き、お席を近くにして頂いたり、お料理をカットして出して頂いたり、最高のホスピタリティです。
数回行かせて頂いているからかも知れませんが、以前より接客の距離感も近くなったような気がします。
なかなか予約も取れませんが、またお邪魔します。
ご馳走様でした。