4回
2025/09 訪問
季節の移り変わる瞬間さえ切り取る★絶品割烹★
今年の夏はとても暑く巷の気温は9月頭でも猛暑。もちろん暑さ寒さも彼岸までというものの異様な暑さを記録しています。しかし、旬の世界観は秋へと移り変わるそんなタイミング。
恵比寿 かみくら さんでの宴にお誘いいただき、お邪魔しました。
今までは、季節の旬の料理が素敵!と言ってましたが、今回お邪魔してハッとしました。
四季といってしまうと意外と長い。その季節の移り変わっていくその瞬間すらも切り取って繊細な旬を表現するお料理がそこにはありました。
こんな暑さの中でも夏の爽やかさと秋のふくよかさを感じるお料理が勢揃い。
秋の旬は青々とした緑色の銀杏は自家製のお塩で煎られて殻のまま登場。実がふっくらしてるので、割り方のコツを教えてもらいながら優しく割って食べます。こんな青々とした銀杏(写真撮り忘れましたが)なかなか食べれません。
一方で夏の終わりが旬のだだちゃ豆。こちらもお酒をちょびちょびしながら食べるのに丁度よいしっかりした食感。
一品一品がこだわりに溢れていて感想を書いてたらきりがないですが、全てが美味しい。もちろんお酒も拘りのラインナップで登場します。
そんな中でも今回のイチオシは秋の旬、秋刀魚。
長時間ふっくらと仕上げたというこの秋刀魚。頭を落とした状態なのにびっくりするくらい大きい。
でも驚くべきはここから。
大将がすっと骨を身から外してくれて、「箸で掴んでかぶりついてください」という。
食べたことありますか?秋刀魚をかぶりつきで。
人生で初めての秋刀魚の食べ方。そしてまごうことなき人生で一番の秋刀魚。ほんとにふっくらで、脂のっててめちゃめちゃ美味しい。
忘れられない最高の宴でした。
ご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。
2025/09/22 更新
2025/05 訪問
大将が創りあげる季節の味わいと空間
行く度に驚きがある。
一度とて『前と同じ』を感じない。
そんなお店、恵比寿 かみくら さん。
何度もお伺いさせていただいてますが、控えめに言って幸せタイムを味わえるお店です。
今回はお誕生会としてお誘いいただきました。
ひとりでお店を回す大将は、忙しく立ち回りながらも、お話上手でいつも楽しませてくれます。
器の話。食材の話。時には経済の話なんかも。いつだって、楽しい会話が絶えません。
もちろんお食事も幸せ満載。
今回のメインは地鶏のお鍋。
ご存知の通り、地鶏は固いもの。それをお鍋で出してくれます。
実は地鶏って固いから、炭火焼きとかもあんまり好きじゃない私。でもこのお鍋は、固さの中から広がる鶏の深みを味わうことができました。珍しく地鶏を美味しいと感じた瞬間。また初夏前の季節の変わり目、山椒の芽がこのお鍋をしっかりと彩り支えます。
書くときりがないですが、もひとつ感動は桜えびのお刺身。甘海老じゃないんです、桜えび。お刺身でなかなか食べれません。その甘さにびっくり。どんなお料理も感動が絶えません。
いつも驚きと幸せをありがとうございます。
夏の季節、またお伺いしたいです。
ご馳走様でした。
追伸:
写真は自分で撮ったのが暗すぎたので、お誘いしてくれた大好きな先輩にいただいたのを掲載させていただきました。
2025/06/06 更新
2025/03 訪問
穏やかに、楽しく、素材の味に触れ合える割烹
たまにお邪魔させていただく かみくら さん。
ここに来れると思うと、行く前から嬉しくなるお店。
飛び込みではいけないので予約必須です。
店内はカウンター席と奥に8名程座れる掘りごたつのお席があります。
ここの大好き推しポイントは4つもある。
① 季節のお料理が驚きや感動に溢れる
大将は素材をとても大切にされます。その質へのこだわりや、素材の味を引き出す技でいつも感動。
今回はふっくら焼き上げた真鰯。鰯ってこんなんだっけ?と思うほどふわっふわ。他のお料理も季節を感じます。
② 日本酒との出会い
日本酒は固定メニューではなく、大将が選んで揃えてくれたもの。その日どんな日本酒が出てくるんだろうとワクワクします。そしてここで好きになった銘柄もたくさん。
③ 器や酒器も楽しめる
お料理をのせる器も素敵ですし、おちょこなんかもキラキラしたものから、ごつっとしたものまで沢山。作家さんのこだわりや、その器・酒器の良さなんかも学べたりして、お料理との世界観を楽しめます。
④ 大将のお話がとても楽しい
色々なことを教えてくれます。素材のこと、料理のこと、器のこと、世間話。たまに聞ける自分で料理するときのコツなんかも自分で実践して帰ってからも楽しめます。一番は、そのお料理や素材へのこだわりや知識を聞きながら食べると一段と美味しさというものへの感動を得られる、本当に素敵な大将です。
のんびり穏やかな時間を贅沢に過ごせるお店。
季節ごとに行きたくなります。
素敵な時間をありがとうございました。
またお邪魔します。
2025/04/03 更新
今回は、お祝いの食事を企画。とはいえ、相手は食通。
下手に決めれず、本人に何が食べたいか聞くと即答で 「恵比寿 かみくら」さんをご所望。
2週間前でしたがお席空いてるとのことで、お伺いしました。(予約必須です!)
恵比寿のよくお店も入れ替わる道を歩いていくとある雑居ビルの中に凛と構える和食割烹です。
【 四季ではない。季節の瞬間を切り取る割烹 】
ってキャッチコピーを私が勝手につけています。
今回は 深まる秋の華やぎ なメニュー!
秋の旬が勢揃いです!!絶句レベルです。
まずは先付け登場。
・炙った鯛の皮、銀杏
・もずく酢、ちりめんじゃこ、小松菜のお浸し
・黒枝豆(黒豆)
これだけで1時間は飲めるよという気持ち。特に鯛の皮のパリパリとした香ばしさが食欲を増幅させます。枝豆かなと思ったのは10月からが旬といわれる黒豆(黒枝豆)。甘みがあり、ひと粒がしっかりして美味しい。
こんなに ひとつの素材、 そのひとくち を大事に味わう時間はないと、序盤から幸せな時間。
続いて大きな土鍋が登場。
蓋を開けると思わず「わっ!」っと声を上げてしまいます。
手のひら2つ分ほどあるお鍋の中には、水面に舞い散るような花びら。
2色の食用菊に三つ葉、豆腐に鮪が入った鍋。優しいスープに少し青臭いというか葉っぱらしさのある三つ葉がめちゃくちゃ合う。そこに鮪と豆腐はずるい!
そう思ってましたが、それどころじゃなかった。
ここでまさかの鮑の登場です。
スライスをしゃぶしゃぶして食べてとのこと。
生の鮑はゴリゴリに硬くて活かってたのに、お鍋で少し火を入れると驚くほどに柔らかくなる衝撃。
そんな鮑はしゃぶしゃぶだけでなく、残り半分をステーキwith肝ソースも出してくれました。食感や風味の違い、同じ素材でこんなにも印象が変わるとは。。。
その後も、秋の旬三昧。
・茄子の田楽
・松茸焼き & 天ぷら
・桜えびのかき揚げ
茄子はとろとろで少しだけ焦げた味噌の香ばしさとのマッチングが素敵。
松茸は傘が開いているほうが香り高いそう。でも、香りが逃げていくので、きっと鮮度の目利きがとっても重要なんだと思います。そう確信できるほどの松茸の香り高さ。
焼きはしっかりとした香りに歯ごたえ。天ぷらは香りがふくよかで柔らかい食感。
同じ素材でもこんなに印象が変わるとは。。。。
大好きな桜えびも最高でした。以前食べさせてもらった春の旬の桜えびは大きくぶりっとしていて美味しかった。一方、秋の旬の桜えびは小ぶりだけど柔らかさがあってかき揚げが最強に感じます。
お酒もいろいろな種類の日本酒を堪能し、大将と色々な話に花を咲かせ、最高の食事をいただく。
本当にしあわせ時間でした。
ごちそうさまでした。
次は冬の季節が本格化する頃にお伺いしたいなぁと思いました。