3回
2024/07 訪問
青島食堂の青島チャーシューとメンマ50
JR秋葉原駅から徒歩5分ほどにある長岡生姜系の「青島食堂」
前回食べに来たのが2018年6月なので6年ぶり。その間に何度も食べたいなあとは思っていたけど、あの半端ない行列に接続しなければならないと考えると足が向かなかった。平日の午前中、娘を塾の夏期講習に送った後のラーメン。どこにしようかなあと長岡生姜系が浮かぶ。開店待ちには間に合わないけど、開店の11時には間に合いそう。平日だしそんなに混んで無いだろうなあと思い、久しぶりの生姜醤油に期待して行くと、気温35℃の猛暑の中すでに10人以上の行列が。この並び具合なら回転も早いしすぐ入れるかと思いましたが、看板下接続で30分ほど待ちました。とはいえ並びは日陰なので、ハンディファンあれば快適な待ち時間です。@a871130 sanの投稿で恋焦がれいたキンキンに冷えたジョッキの大生を注文。ジョッキの冷え具合を見て喉を鳴らすほどに美味そう。案の定想像の上を行く美味さでした。チャーシューとメンマのおつまみで飲りながら、女性マスターの変わらず素晴らしい調理を見ていると、6年ぶりの青島チャーシュー着丼。相変わらずそそる水面。生姜が効いているせいか醤油がギュンと立ってるスープにモチっとした麺。こんなに美味しかったっけと思うぐらい美味いラーメン。チャーシューとメンマも最高。暑い中並んでもコレは食べたくなるわ。ホント最高でした。隣に座った女性も中生飲りながら青島チャーシュー。平日にも関わらず飲んでるお客さん多かった。場所柄ですかね。あの美味い生ビール飲んだらやっぱり飲めるときに来たいですね。
#青島食堂
#青島食堂秋葉原店
#青島チャーシュー
2024/08/05 更新
JR秋葉原駅から歩いて5分。穏やかな日差しの下、「青島食堂秋葉原店」にはすでに10人ほどの行列ができていた。開店1時間前だというのに、この熱気。やがて店のシャッターが上がる頃には、列は30人を優に超えていた。人々はそれぞれの期待を胸に、静かな興奮を漂わせている。
食券機の前で迷いはない。「青島チャーシューメ麺」と「メンマ増し」、そして「生ビール大ジョッキ」のボタンを迷わず押す。これが、僕のこの店でのルーティンだ。
カウンターに腰を下ろすと、まずやってきたのは、氷点下に冷やされたサッポロの大ジョッキ。触れるだけで、ひんやりと心が洗われるようだ。そして、ジョッキの横にはおつまみチャーシューがちょこんと添えられている。これがまた心憎い演出だ。外は心地よい気温だが、このビールは特別に美味しい。最初のひと口を飲み干すと、忙しい日常のすべてがどこか遠くへ消え去るようだった。
カウンター越しでは、いつもの女性が黙々と調理を進めている。補佐の男性と、たった二人でこの大行列を捌きながらの調理とは驚きだ。鍋の音、湯切りのリズム、それに合わせて響く店内のざわめきが心地よいシンフォニーを奏でている。何よりチャーシューを盛り付ける様子は、投げるわけではないが、適度な無造作さが妙に美しい。「適当」という言葉の中に、これほどの美学が詰まっているとは思わなかった
ほどなくして運ばれてきたラーメンは、いつも通り期待を裏切らない見た目だ。生姜の香りが漂うスープが、僕をそっと誘うように湯気を立てている。チャーシューは大小さまざまだが、それがかえって美学を感じさせる。「適当」の中にある絶妙なバランスとでも言うのだろうか。
スープをひと口。生姜の風味が醤油の旨味を抱きしめ、舌の上で広がる。まるで寒い冬を越えた春の訪れを祝うかのような味わいだ。中太麺はそのスープをしっかりとまとい、噛むたびにその魅力を語りかけてくる。
チャーシューは、そのままでももちろん美味しいが、スープに浸して食べるとさらにその真価を発揮する。一口食べるたびに、「これ以上の幸せはないのでは」と思わせてくれる。メンマを増したのも大正解。シャキシャキとした食感が、次の一口を誘い、気づけば箸が止まらない。
チャーシューとメンマを頬張りながらビールで流し込む瞬間。それはまるで、小さな祝福をひとつひとつ味わうような感覚だ。気づけば丼の底が見え、満足感に包まれながら外に出ると、列はさらに伸びて50人ほどになっていた。
青島食堂のラーメンは、食べるというより体験する一杯だ。その味わいは、訪れるたびに毎度僕を新しい感動へと連れ出してくれる。
#青島食堂秋葉原店