goodmanKobaさんが投稿したリリーカレー(東京/築地)の口コミ詳細

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リリーカレー築地/カレー

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2026/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

築地のリリーカレーにて、かつカレーロース150を

1月2日の築地。街はまだ正月の余韻をまとっていて、人の歩き方もどこか柔らかかった。そんな中で、リリーカレーは何事もなかったかのように、しかし確かな意思をもって戻ってきていた。2023年以来、3年ぶりの復活だ。その事実は、掲示板の情報やSNSの文字列としてではなく、もっと体温に近いところで僕に伝わってきた。

数年の空白があった。けれど、その空白は「なかったこと」にされる。ひと口目で。まるで長年会っていなかった旧友が、再会した瞬間に昔と同じ声で名前を呼んでくるように。

ロース150のかつカレー。皿の上には、整然と切り分けられたロースかつと、艶のあるカレールー。温玉は白い惑星のように中央に落ち着き、ドライローリエとスライスされたにんにくが、控えめに、しかし確実に存在を主張している。

記憶は正直なところ曖昧だ。以前のリリーカレーのルーがどうだったか、正確には思い出せない。ただ一つはっきりしているのは、今のカレーは以前よりスパイシーだということだ。スパイスは前に出すぎないが、確実に奥行きを作っている。なめらかで、コク深い。しかし欧風カレーにありがちな、鍋底まで沈み込むような重さはない。深いけれど、深すぎない。まるでよく晴れた冬の海の色のようだ。

そして、このカレーは不思議な性格をしている。
主役はあくまでとんかつだ、と言わんばかりに、一歩引いた位置から全力で支える。気づくと僕は、カレーを食べているはずなのに、ロースかつのためのタレとしてカレーを味わっている。そんな錯覚に陥っていた。

ロースかつは、潔い。アッパーな部位の吉平のかつも確かに素晴らしい。だが、ここでは違う。ロースという、もっとも「標準的」で、もっとも誤魔化しの効かない部位を選ぶのが正解なのだと思う。衣は軽く、肉は素直で、噛むたびに「これでいいんだ」と静かに肯定される。

このカレーは、とんかつを支配しない。寄り添い、引き立て、最後の一口まで伴走する。まるで長距離走の最後の直線で、何も言わずに隣を走ってくれる伴走者のように。

数年の空白があったことは、もうどうでもよかった。この一皿は、その時間をすべて回収し、さらに利子までつけて返してくる。1月2日、リリーカレー。それは「復活」という言葉では少し足りない、静かで、しかし衝撃的な再会だった。

#リリーカレー 

2026/01/11 更新

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