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2025/08 訪問
これぞ“粋”な東京の味。行列が絶えない湯島「花月」、記憶に刻まれる伝説のかりんとう。
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湯島の地で、永きにわたり愛され続ける老舗「花月」。
ここのかりんとうは、ただのお菓子という言葉では片付けられない、まさに東京が誇るべき文化遺産の一つです。
まず、その凛とした佇まいに心惹かれます。飾り気のない実直な姿。
しかし、一本口に運んだ瞬間に、その概念は心地よく裏切られます。
カリッと小気味良い食感の直後、追いかけてくるのは驚くほど上品で、すっきりとした優しい甘み。しつこさや油っぽさは皆無で、噛みしめるほどに小麦の香ばしい風味が鼻を抜けていきます。
この絶妙な甘さと食感のバランスが、「もう一本、もう一本だけ…」と後を引く魔性の魅力。この“やめられない、とまらない”感覚こそ、職人技の結晶なのでしょう。
煌びやかなスイーツももちろん素敵ですが、本当にセンスが問われる手土産は、こうした本質を突いた逸品。世代を問わず誰もが笑顔になるこのかりんとうは、あなたの食に対する見識の深さをも静かに物語ってくれます。
流行り廃りのない「本物の味」が、ここにありました。
2025/08/06 更新
湯島の地で、凛とした暖簾を掲げる『ゆしま花月』。
ここの「かりんとう」は、手土産の域を超えた一つの「作品」と呼ぶにふさわしい。
求める理由は、その「甘さの調律」が完璧だからに他ならない。
巷に溢れる、ただ砂糖の甘さが直球で来るかりんとうとは一線を画す。
まず、その芳醇なコクと香りが鼻腔をくすぐる。そして、上質な油で揚げられた生地の、サクッと小気味よい食感。その刹那、油のキレの良さと、生地の素朴な旨味が顔を出す。
主役の甘みは、決して出しゃばらない。
まさに「甘過ぎず、素朴すぎず」の黄金比。
この絶妙なバランスが、無意識のうちに次の一本へと手を伸ばさせる。
「1本食べると、もう1本。あと1本」。
これはもはや、甘美な誘惑。一度ハマると抜け出せない、「蜜なる罠」だ。
大切な人への「進物」としてこれを選ぶ理由は明確。
奇をてらわず、しかし確実な「本物」の味を届けたいという、贈り主のセンスが光るからだ。湯島が誇る、揺るぎない逸品である。