1回
2026/01 訪問
訪れる人を虜にする圧倒的な没入感!薪火と昭和初期の雰囲気の中でいただく創作料理の傑作。
・天草産ヒラメと椎茸のブリオッシュ
・人吉産和牛ももの薪焼き
・車海老のクリスピーな一皿
・あん肝と焦がし玉ねぎのタルト
エスプーマの様子
・ごぼうのおじや
・ごぼうのおじや
しじみのお出汁
・アコヤ貝と男爵いものスープ
・ズワイガニとかぶと仏手柑のソース
菊池産椎茸を使ったブリオッシュ
店内の様子
薪焼きシルクスイートと薪焼き苺ソース
ハイビスカスとシャルドネのノンアル飲料
店内よ様子
店内の様子
店内の様子
店内の様子
お店入口
お店入口
外観
外観
2026/01/11 更新
熊本市中央区、歴史を感じさせる「商工クラブ」1階の奥。重厚な扉を開けた瞬間、そこには外の喧騒とは切り離された「漆黒」の空間が広がっていました。
店内はまるで昭和初期にタイムスリップしたかのような、重厚な骨董品が並ぶ異空間。流れる音楽も、これまで耳にしたことのないような独特の旋律で、一気に「.Know(ノウ)」という世界観に引き込まれます。カウンターの向こうで揺らめく薪火の炎を眺めているだけで、不思議と心が凪いでいくのが分かりました。
驚きに満ちた料理と、ノンアルペアリングの妙
今回はお酒ではなく「ノンアルペアリング」をお願いしましたが、これが大正解。
・しじみのお出汁:最初の一口。優しいのに、芯のある旨味がじわっと身体に染み渡ります。
・車海老のクリスピーな一皿:一見、せんべいのような見た目ですが、スプーンで掬って驚きました。口の中で弾ける海老のプリプリ感と、凝縮された旨味。今思い出しても、もう一度食べたい最高の一品です。
・あん肝と焦がし玉ねぎのタルト:コンテチーズの、まるでお餅のような絶妙な食感。あん肝のコクに、ペアリングの「よもぎとはちみつ」の香りが重なり、鼻から抜ける余韻がたまりません。
・アコヤ貝と男爵いものスープ:貝の弾力と、ポタージュのような滑らかさ。そこにあか牛の焦がしスープのアクセントが加わります。焼きリンゴとプーアル茶という意外な組み合わせのペアリングが、その香ばしさをさらに引き立てていました。
・ズワイガニと仏手柑:カブの白いソースに、ニラの緑が映えます。仏手柑(ぶしゅかん)のほんのりとした苦味が、カニの甘みを上品に引き締めてくれます。
薪火の香りを纏う、力強いメイン
・天草産ヒラメと椎茸のブリオッシュ:薪火で仕上げられたヒラメは、身の奥まで燻したような良い香りが。海藻バターソースのコクも抜群です。添えられた菊池産の乾燥椎茸を使ったブリオッシュも、香りが高くて絶品。
・人吉産和牛ももの薪焼き:メインは力強い赤身の旨味が堪能できる和牛。これに合わせる「ぶどうとお茶」のノンアルも、ワインに引けを取らない深みがありました。
〆からデザートまで、一切の隙なし
・ごぼうのおじや:クリーミーなごぼうのエスプーマがのったおじや。おかわりをお願いしたら、なんとイクラをトッピングしてくれる嬉しいサプライズも。イクラの塩気がごぼうの風味をさらに際立たせ、最高の締めくくりに。
・薪焼きシルクスイートと薪焼き苺ソース:デザートは南阿蘇のシルクスイート。薪で焼いた苺ソースの、少しほろ苦いアクセントが絶妙です。カンパリの風味を纏った苺のドリンクとのペアリングも、これ以上ないほど完璧な相性でした。
気づけば店内は満席。黒を基調とした空間で、薪火の爆ぜる音を聴きながらいただく「作品」のような料理の数々。
ここは単に食事をする場所ではなく、店主が作り上げる世界観にどっぷりと浸る場所なのだと感じます。大切な人を連れて、またこの「炎」に癒されに来たい。そう心から思わせてくれる名店でした。
ごちそうさまでした。感謝♪\(^o^)/