この口コミは、えのもとらぴすさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数：4.8
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￥3,000～￥3,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.9
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.4
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|酒・ドリンク 4.0
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［ 料理・味5.0
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| サービス4.9
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| 雰囲気4.5
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| CP4.4
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| 酒・ドリンク4.0 ］
隠れた名店を発見した喜び！おでんがとっても旨い！
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2025/04/29 更新
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おでん巡り旅、前日は岡山を2軒、今宵は高松のおでん屋さんを巡ります。
すでに1軒目は3度目の正直、悲願達成の「ゆう」さんを訪問して2軒目を目指します。
時刻は18時過ぎ、東京の感覚で言うとまだまだ明るいのは高松が緯度が西にあるからでちょっと得した気分になりますね（この時期、日の入りは20分くらい違うようです）
事前に目星をつけていたのは「OBANZAI 弥壱」さんで、勇躍店前に到着しますが、入り口前にたまたまメニューが置いてあるのでそれをパラパラ覗くと・・・
「あれ？おでんらしきものが見当たらない・・」
こりゃぁこの店、おでんは冬季限定なんじゃなかろうか・・
googleマップ上はお薦めの料理に「おでん」って出ているので勝手に期待していたが、実際はそんな料理はない・・・というパターンに危うくはまるところでした・・
（これ、一旦入っちゃうと出るに出れずに諦めるしかないんだよね）
ということでこちらの入店はやめて、急遽、別の店を探すために歩き出します（方向的には商店街の中心に向かいたいので引き返す感じ）
来た道を戻るような方向で歩いていましたが、googleマップで確たる店を見つけたわけではなく商店街の方に向かいながらそれらしい店を片っ端からアタックしようと思ったのですが、気が付かず通り過ぎようとした眼前の店の軒先に「おでんの提灯」がぶら下がっているのに気づきます・・
「おでん かけあし」
位置的には１軒目のゆうさんと目と鼻の先（10ｍ離れてないかも汗）で灯台下暗しですねｗ
店の外観はかなり渋い感じで、さらに言うと認識阻害系の魔法でもかかっているように、店は気が付きづらい異世界食堂のような店です（褒めてるつもりです(^_^;）
確かに8年くらい前からおでん本を執筆しているが、高松のおでん店も大々的に調べて、おでん店は一通り洗い出して、行ってない店であっても一覧にのせているつもりだったが、その検索網にも引っ掛かっていない感じです（あとでなんとなく理由はわかりましたが(^_^;）
これは入らない手はありません。
意を決してドアを開けると、店内は期待通りのおでん店です！
おでんの大鍋があって奥で年配のサラリーマン（3人）が管を巻いています。
まさに理想的な景色が眼前に広がります。
店主は一回りくらい若い女将が出迎えてくれます。
自分は心構えが出来ていなかったこともあり、緊張した面持ちで入り口側の席に座って、店内を伺います。
奥の黒板にお勧めメニューが書いてありますが、自分にはみえないので、そこは一旦無視ｗ どうせ手前正面の棚に貼り付けてあるおでんのメニューから選ぶので関係ないですがｗ
「日本酒を・・」などと口走りましたが、「ありますよ」と言われましたが、2軒目ということもあり、酔いを抑える意味でもハイボールに切り替えます。
おでんはこちらの店も値段なしｗです。
おでん鍋を覗いてありそうなものを頼んでいきます。
世間話、どこからきたのか的なもの・・・が始まったタイミングでおでん本をお渡ししてしまいます。
そこからはもうおでんの話であっという間に打ち解けてしまいます（気さくなお姉さんです）
「太田 」さんが来たことがあるという話でよくある「吉田類」さんのパターン以外にはじめて遭遇したかもｗ
どちらかというとテレビで好んで見ているのは太田さんの方なのでここがそういう店なんだということを知ってそういう意味でも安心しました。
ちなみにこちらの店、web系の宣伝サイトは関わらないようにしているとのことで・・確かにぐるなびとかホットペッパーとかはデフォの簡素なやつしか出てこないｗ
ま、自分が数年前に調べたときもきっと検索して出てくる状態じゃなかったのかもしれませんね（最近はgoogleマップの検索は精度があがったけど昔は店名におでんと入ってない店はまず出てこなかったから・・）
さて肝心のおでんの話です。
注文したものは・・・
大根
ちくわぶ
きんかん
厚揚げ
でした。
おでんの出汁は毎回作り直しているそうです！
透き通った出汁で一瞬洋食のポトフのような感覚で洋風のスープと言ってしまいそうな趣の出汁です。（出汁は何から取っているのかは聞きそびれたので下手に書かないことにしますがうまみ成分は高いです）
そういう意味ではおでん出汁の方向性としては一軒目とはまったく真逆ですね。
あちらは高松や岡山のスタンダードのおでんで出汁は具材とともに茶褐色のおでんが完成形になりますが、
こちらの透明出汁は「出汁だけでも旨い」さっぱりした味わい・・それでいてしっかりとうまみ成分とコクを感じる味わい、具材にもよく染み渡っていて程よい味付けであとを引く旨さです。
お暇する前に「おでんの出汁茶漬け」を勧められましたが、この出汁だからこそ完成し得る料理だと思います。
韓国とか中国からの観光客もひょいひょいやってくるようで（その日も女の子がひとりスマホの翻訳機抱えてやってきました）
その辺の上品な旨さが世界に通ずるグローバルな味なのかもしれない。
具材としては・・・
きんかんは結構珍しいかも・・広島のおでん屋さんで食べたくらいで他では観たことはないですね。もちろん鶏のきんかんの方ですよ。部位的には卵巣なのかな。
これが旨いんだよってほど特徴があるわけではなく、大味でたんぱくな味・・かろうじて似てる食べ物はたらこを煮たり焼いたりすると近しい気がする。
少なくとも関東よりはモツを色々食べる習慣がある関西の方が出会いやすい気がします。
おでん全体としては・・・
おそらくたいへんこだわってここだけのおでんを作っていると思いますが、それを微塵も感じさせないさりげなさがとっても詰まったおでんです。
一品料理もとてもうまかった・・（本のお礼で「竹の子煮物」をもらっちゃったし、出汁茶漬けもそうかもしれない）
追加のおでん（ロールキャベツと里芋を追加しました）は女将さんのお奨めに従ってみましたが、確かにロールキャベツはこの出汁にベストマッチですね。
この店のロールキャベツは間違いなくベスト3入りでしょう。
ほんとはもう少し色々といただきたかったのですが、グロッキーに近かったので名残惜しくも店を後にしました。
値段も絶対安かったと思う。（単品の値段がわからないのであれですが）
高松に来たらまた覗いてみましょう(^^♪
■当日頂いた料理・お酒
ハイボール
ハイボール
おでん
大根
ちくわぶ
きんかん
厚揚げ
ロールキャベツ
里芋
ポテトサラダ
3700