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コースの最初に提供される野菜盛り
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ささみ（ワサビ）
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ずり
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ねぎま
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皮（タレ）
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つくね
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きも（タレ）
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手羽先
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スープ
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地鶏もも
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はつ
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焼鳥百名店が福山にあると聞き、土曜日に予約して伺いました。
福山のバラ公園に面した場所にあるこのお店の店構えは、どこにでもあるような、普通の焼鳥店の風貌です。店内に入っても、少しディープな雰囲気もある、地元の常連客に愛されているような印象のお店です。
予約している旨を伝えて入店すると、カウンターの席に野菜盛り（大量のキャベツと、きゅうり&にんじんのスティック）と、特製の味噌壺がスタンバイされていました。
予約時に、お店の方に勧められたコース（７品）を注文しましたが、早速一品目に提供された「ささみ（ワサビ）」で驚きました。カツオのたたきのように外は軽く火が通しているものの、中はレアで、外には薄くワサビが塗られているのですが、これがいきなり絶品。火が通っている分、鶏の旨味が凝縮される部分もあるし、レアなところを出せるのは新鮮な証拠。味付けも薄く塗ったワサビだけですが、これがまた相性ピッタリで、個人的には、九州で食べた地鶏刺以上に衝撃を受けました。残り6品が楽しみで仕方なくなるような、先頭バッターでした。
2品目に提供されたずりは、鶏の旨味の邪魔をしないように軽く塩を振られているだけ。しっかり火が通っていて期待以上にコリコリで、こちらも感激しました。
3品目のねぎまは、白ねぎが単品でも成立しそうなくらいに上品な甘みでした。これまでの2本とはまたキャラクターの異なる一品で、さらにぐっと引き込まれました。
4品目は皮（タレ）。ここまでなかったタレ系が、ここで満を持して登場。外は香ばしくカリカリに、中の柔らかさも程よく残して「作品」になっていました。
5品目は「つくね」。中に玉ねぎのようなシャリシャリ感が残り、火を入れ過ぎず、鶏の旨味も残った状態で、満足な時間がずっと続きます。
6品目は「きも（タレ）」。いわゆるレバーですが、全く癖を感じず、しっかりと丁寧に下処理をされていることが伺えました。
7品目、コースの最後は「手羽先」。外の焦げ目と、中身のジューシーさ…もう何も言うことなしで、この時にはすでに「お店に身を委ねる」ような状態です。
ここで、本来は事前予約が必要な「地鶏もも」を用意いただけると聞き、迷わず追加注文。親鶏なのでかなり歯ごたえがありますが、焼酎のアテとしては最高です。塩焼で、最後にレモンをかけて頂くスタイルなので、九州南部の「地鶏もも」のような鶏油はなく、丸亀の「骨付き鳥」のようなニンニク油とも異なります。でも、この味付けもまた、酒が進みます。
〆のスープを飲むと、（「ハツ」は注文しましたが）十分お腹いっぱいになりました。
福山駅まで徒歩15分くらいで、決して行けなくはない距離の場所なので、これはもう、再訪確定です。文句なしの、「5点」です！
お店は当日の入店を断っていました。当日朝の材料で仕込んでいるということだったので、予約分の鶏肉しか準備されていないのだろうと思います。必ず事前に予約して伺いたいと思います。