口に入れる前から風味が予想できるお料理はつまらない。
たまに「これこれ!この味♫」と言いたい時はあるけどどこかに変化を求めている
「変わらないものは緩やかに進化している」ホント!
自分にとって☆ホンモノと感じるお料理☆に出会った時の喜びこそがプロのお店に求めているものだと思う。
高価な素材でも斬新なお料理でも自分に合うか合わないかが大切だし、
「味が分からないバカ舌」なんて卑屈にならない方が良いと思う。
今の時代、他人からの攻撃を恐れておっしゃってる事でしょうけど。
攻撃する人だってご自分は海原雄山じゃないし。
それは高価なワインのお味が分かるとかオシャレでステキな事だけど、そのお味が分かる事をその人が楽しめるなら幸せだし、
自分が美味しいと思うものを美味しく頂けるなら幸せではあるけれど、
他の人が同じ幸せを心底望んでいるとは限らない。
「ガクトさま」だって「お味が分かる」事をしょっちゅう試されていたのでは楽しむ気分が削がれてしまうのではと勝手に心配になる。
「おお〜!」と人々に感動されても、消費される事が続くと疲弊してしまうと思う。
別に特別に御方のファンではないが、ちと心配にもなる。
注目される事に慣れていらっしゃるしご自分のお心を守る術もお有りだろうけど。
トリュフ?フォアグラ?キャビア?
私なんてどれも心に響くモノに会った事がない。
トリュフは一回だけ「この香りは素晴らしい❣️」と思ったお料理に出会ったことがあるが、これ以降は全く。。
トリュフよりモリーユの方が味も香りも好き♡とハッキリ言ってしまう。
今はモリーユも評価されてるから逆にお値段が上がってしまって‥(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
ジロールはグニャっとした食感が苦手だけどシャントレルのぷりぷり感は大好き。
フォアグラも普通のレバーと違って生臭くなくてとろける感は良いと思うけど私にはシツコイし、
脂の美味しさというポイントではマグロの中トロを美味しいと思った中学生くらいまでの事で牛肉は霜降りでも牛肉特有の匂いが苦手なので美味しいと思わない。
牛肉は好きな人が大勢いらっしゃるのだからお好きな人たちが召し上がれば良いこと。
キャビア?最高級のキャビアを頂かなくては真価など分からないかもしれないが私は元々好きでもない魚卵系、好きな人が召し上がった方がずっと良いと思う。
味覚こそ好みの問題。
自分が美味しいと思うものを美味しくないと言われたら貶されたみたいでムッとする?私はラッキーだと思う。
自分だけが好きなら獲得しようとして戦う必要がないから。
心が揺れるお料理に出会えるのはフレンチが多い。
それもグランメゾン的なお店(食べログ以前は何軒か行っていた)より個人の小さなお店の方が心が伝わって来るお料理が多くて好きになった。
フランスでもイタリアでもそうだった。
スペインの小さなお店をもっと回ってみたかったな‥
日本人の大好きな「権威」に象徴されるようなお店にはあまり興味はない。
エラそうな表情で出された途端にお料理って味がなくなるものだから。
だからパリで訪問した星付きレストランのお料理は少しも美味しいと思わなかった。
歩き回って店主さんやスタッフさんとひと言ふた言交わして相性が良さそうと思って入ったお店にハズレはなかった。
「美味しい」のは自分の感覚、で良いと思う。