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豚の味
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2025/10/04 更新
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水曜日の午後14時頃、ふと思う。
「今日は豚カツが食べたい。安い豚カツじゃダメなんだ、高級な豚カツが食いたいんだ。」
仕事中にこんなことを思うという事は、もしかしたら自分は仕事をしていないのかもしれない。
んな事はどうでもいいんだ。今日俺は豚カツを食べるんだ。呑み？！誘ってんくんな俺は豚カツをたべるんだ！
こんな強い気持ちがあるなら、とことん良い店に行こうじゃないか。そして仕事中に食べログをサーフィン(働け)。お、最寄りにやたらと旨そうな店があるじゃないか。仕事が終わったのは19:00。お店は20:00まで。ギリギリか、、、アウトか。
19：20頃、一か八かの思いを込めて店に着いたが、外は五組待ち。「ダメなのか、俺は今日食えないのか」と絶望していたが、店員さんがメニューを渡してくれた。これは入店への確変。キュイキュイキュイーン！！
メニューを一瞥。
「おー、しっかりと高級店じゃないか。豚の種類なんてどうでも良いが、米は京都の儀兵衛だと？！(京都出身ここで唸る)」
当方はアホなので、妥協せず特選メニューに目を向ける。リブロースか、ヒレか、ロースか。迷うね。
店員さんは「脂平気ならリブロース。私これ好きね」との事。豚を喰らうことしか考えてなかった為、リブロースを選択。お値段なんと3,800円！美味しくなかったらぷんぷん。
入店して程なくお目当てのリブロースが登場。立派なビジュ。トリュフ塩もきた。
まずは何もつけずに一切。「脂じゅわああ。ロースどかーん」脂が甘いリブロース。岡本太郎もビックリな芸術的な味。次は塩でもつけよう。ほうほう、豚の味とトリュフが絡まることによる高級感を感じる。これもまたオツな味。
ただ、当方はOld Schoolな食べ方が好き。ソースをかけようじゃないか。はい、これが豚カツ。コメントなんていりません。
ご飯も儀兵衛によるツヤ、甘み、味。たまらんね。
キャベツも薄い千切り。豚は分厚く、ご飯もツヤがある。スレンダーながらグラマラス、艶っぽい、わがままボディなエロい一皿。エロい味とも形容できるだろう。ここで性欲を満たした自分は本当に変態なんだと思う。
値段が張るのでしょっちゅうは行けない。
ふと思った時にまたお邪魔しよう。
ごちそうさまでした