この口コミは、さすらいつばめさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.8
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.8
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.8
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| 雰囲気5.0
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク- ]
本当の静寂を知る
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朝湯豆腐
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朝食
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夕食
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入口
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最寄り和山バス停
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宿周辺4
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宿周辺3(快晴!)
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宿周辺2
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宿周辺1
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2016/09/25 更新
2010年2月(月曜)宿泊
かなり印象に残っている場所なので以下話が長くなります(^-^)
自分は九州出身なので全くと言えるほど雪の中の生活に縁がありません。
冬の豪雪地帯に一度は行ってみたい!との気持ちが抑えられず
甲信越東北のローカル線を乗り通す真冬の一人旅を敢行しました。
1週間かけて愛知から長野、新潟、福島、山形、宮城とふらついた時の話になります。
その旅中で一番雪深い所に泊まってみたいとの気持ちで選んだのがこの雪あかりです。
旅の出発前に一人予約をしてうかがいました。
秘境秋山郷の最奥の深き山中に位置する切明温泉の「秘湯を守る会の宿」です。
日本一の豪雪駅である飯山線・森宮野原駅で降りて2時間半ぐらいかけ2本のバスを乗り継いで行きました。
バス移動の後半である津南市街から宿最寄りである終点和山までの約1時間半は
終始乗客が自分一人しかおらず、初めて見る深雪と相まってドキドキが高まります。
終点和山に着きバスから降りると冬の山中の厳寒を感じます。
宿から迎えの車が来ていて、やっぱり雪中は4WD(デリカです)なんだあ、とまず意味もなく興奮します。
送迎車に乗ると和山終点から数分で宿に到着し、時刻は午後7時をとうにまわっていました。
宿の切り盛りはご夫婦でされているようで、すぐに夕食を用意していただけました。
鮎の塩焼きや山菜天ぷら、茶碗蒸しなどシンプルではありましたが山中の宿の王道料理という感じで
大変美味しくいただきました。(写真を撮る習慣があまりついてなかったので全部の料理が撮れてません泣)
夕食の時少し奥さんと話す機会があったのですが、真冬はお客さんが減ってしまうので
宿に誰も泊まっていない日が結構あり、その時は宿を閉めているとのことでした。
そしてこの日も他の客がおらず自分だけが泊まっていることを教えてもらいました。
自分が「雪を見たくて九州から来た」と話すと奥さんが「まぁわざわざ九州から来ていただいて」と。
「他のお客様もいなくて、本当に何にもない所なんですけどゆっくりしていって下さい」と。
ご夫婦は津南の街中に住んでおられるみたいなので、自分のたった一人の宿泊のために
雪中の宿を開けてもらったようで大変ありがたいというか感謝したい気分になりました。
宿館内は深雪に埋まった山奥とは思えないくらいどこも暖かく
貸し切り状態の温泉のお湯はもちろん、浴場そのものも大変暖かく本当に最高でした。
温泉でしっかり温まって一人布団に入って目を閉じていると、本当に何も聞こえません。
深い癒しに落としこまれるような本当の静寂とはこの状況を言うんじゃないかと。
周りの雪が要らない音を吸い込んでくれるのかなあ。
最高にぐっすり眠れた後の朝食も大変美味しくいただきました。
シンプルながら湯豆腐なんかも出て、白ご飯がとにかくうまいうまい。
良く眠れてますので体調万全になって食が進むわけです。
アップしている宿周辺の写真は翌朝に周囲を散歩した時に撮りました。
見事な快晴となり、白山と空の青のコントラストに感動したのを覚えています。
余計な音が一切しない本物の自然を味わえた思いです。
自分は一人でぼーっとしたり、ぼっちの食事が好きなので、つかずはなれず
絶妙なサービスをしてもらえたという思いがあり、接客もとても自分に合っていました。
この1泊2食で1万3千円なので、山奥&お一人様であることを考えればCPも凄く良いと思います。
これで冬場の利益って上がってるのかな?笑
宿を離れてバス停に送ってもらう時、「野天風呂に入れる夏に今度は来てください」と言われました。
総合の☆を満点にしていないのはその野天風呂を体験していないからです。
死ぬまでに絶対もう一度行って満点にしないとなあと思っています。
帰りのバスの車内から来る時には暗くなっていて見れなかった秋山郷の白い山並みが見えました。
夕食の時奥さんが言ってた台詞は「本当に(邪魔するものが)何にもない所なんですけど」
という意味だったことに気づき、平家の落人伝説が残る風景はなんだか神秘的に見える景色でした。
大自然の中にある雰囲気がとても良いので他にあまり教えたくはない(!)のですが、
自分にとっては初めての冒険をしたとも言えるとてつもなく素敵な場所でした。