3回
2023/07 訪問
夏なら、新子!新子!新子ォ~!!!【夫婦2人で東京珍道中 3/7】
※添付写真は一お手数ですが、1回目訪問をご覧ください。
さてさて『サン・フルーツ ジューススタンド 銀座三越店』さんでレビューしたように、オットが晩御飯のおかずを決めないうちに10:50に。
コチラの『銀座 鮨 み富』さんの予約は11:30です。
コチラの場所は銀座三越さんからGoogle先生が4分と教えてくれているのに、もう出発するんだとウチのオット=ガンコなハスキー犬みたいなのが、ワタシをひっぱる。
「まだ、早いよ」といっても、(*´Д`)ハァハァとひとり焦っている…。
事前情報として、雑居ビル2階のカウンター七席の小さなお鮨屋さんとの事。
待合なんかあるとは思えないし、行く方は五分遅れてお伺いするのがお約束、なんて言われる事もありますよねー。
(ホームパーティーですね、このエチケットは)
オットはこんな時ばかりはさっさと早く早くと先導して歩き、到着したやいなやどんどんとエレベーターのボタンを押してしまう。
ウー子「ね、待って、もう上がるの?」
オット『おぉ。30分前だからちょうどいい』
ウー子「(内心で( ー`дー´)チシッ)、いやぁ、準備が出来てないと思うよー。ここで待っていようよ」
ウィーーーン、チーン!!!エレベーター来ました。
仕方ないのでハスキーと一緒に乗り込むワタス。
チーン!扉オープン!一秒でスタッフとご対面~!
(〃▽〃)ポッ
ウー子「あ、あの、11:30に予約してるウー子ですが…(これじゃモジ子だよぉ)」
スタッフ『え!えと、予約はされてますか?あ、そうか予約されてますもんね』
向こうさんも慌ててらっしゃる。
ちらりとオットを見やるとトーテンポールのように固まっている(背だけは高いので)。
動かねぇ、喋らねぇ。( ー`дー´)チシィッ!
ウー子「え、えーとですね、また出直します!11:30に!えぇ、えぇ、その辺で時間つぶしますっ!」
バチバチバチバチバチっ!
エレベーターの”閉”ボタンを連打するトーテンポール。
一階に降りるとトーテンが呟く。
トーテン『あー、なんだよ、まだかよ、仕方ねぇな…あー、だりーな、もう座りてーぇ』
ウー子「(あぁ!20余年付き合ったオットがこれか…、いいえ!これがこの人の通常運転。いくら天下の銀座に来たとて快速にはならないわ…)さっきジュースも飲んだからカフェに入るのもね…しっかし暑い!どうしよっか…あぁ!GINZA SIXがある!あそこの屋上っていっぱい椅子があるんだよ!そこへ行こう!」
そうと決まってさっさと歩くトーテン。
でもなんだかGINZA SIXにしては地味なエントランスに近づいてるぞ。
ウー子「ね、アータ!そこビジネス棟だよ!そこからは屋上には行けないよ」
トーテン『別に。ここに椅子あんじゃん』
ウー子「やだ!もう!これオブジェだよーぉ」
トーテン『( ー`дー´)チシィッ!おあつらえ向きに平らに出来てんじゃんかよ』
そう言ってとっとと座ってしまう。
ウー子は焦るやら恥ずかしいやらで屋上への誘導を何回か試みるがハスキー犬のように気に入らないとてこでも動かない。
ウー子「ほら、みんな見てるよ、移動しよう!それか立ってようよ」
トーテン『やだよ、かったりー。見てるヤツだってこんだけ会社が入ってんだからどこかの会社かもしんねーヤツをいきなり注意してきたりできねーよ』
ウー子「(あー、こんなところで言い合いしてたら余計目立つ…こうなったら警備員に見つからないようにしなければ…時間よ!過ぎろ! )」
そして今度は私の方がいたたまれずに早く行こうと急かしちゃったりなんだり…。
いやぁ、ザギンスーシーの前にこんな嫌な汗をかく事になるとは(;^_^A。
そんなこんなで、今度は五分前に到着ですが入店できました。
さてさて、肝心の 平日限定5500円コース(現金支払いのみ) ですがお味は…
●鰈昆布〆 ☆4.8 (キンチョーのため写真失念)
切り身がねっとりと口の中に居座ったかと思いきや、最後の最後に昆布が香る後味の良さ。
●あおり烏賊 ☆5.0
イカがとろけるってこうなのか!隠し包丁を丁寧にいれてたもんなー。旨味も充分。
●たいら貝 ☆5.0
(旬は春らしいので違う貝かもしれませんがこう聞こえたようなぁー)ネタの厚さは8ミリくらい?それが軽快にサックサックと歯で切れて、その後にギューっと味が出てきました。
●小肌 ☆5.0
このネタ、僭越ながら☆10.0したいくらい!ちょうど良い甘さの〆加減、最後に脂と身の柔らかさが口の中で一体!おっいしいなぁ~!
●鯵 ☆5.0
身はモチモチで、うまく言えないけど何とも言えない香りがサーって口の中に来ましたよー。
●鰹 ☆4.0
ふっくらな身で臭みなどありません。
●中トロ ☆4.5
美味しいけどこれ、赤身ではないかしら?ぐらいの脂ののり。いえ!でもかえって赤身の方が嬉しいお年頃になりましたよ、自分。
●穴子 ☆5.0
このネタも僭越ながら☆10.0したいくらい!わ!舌にのせたら!あ❕ツメが濃い!と思ったらすぐにシャリと合わさって甘辛はちょうど良い味に!ふわっと香ばしい香りだけが口の中に残りました。結局ツメは濃くない!美味しいしかない!
<追加>●新子 ☆5.0
このネタもまたまたまた!☆10.0したい!
私、「新子」を追加するのは家にいるときから決めてきていて「この季節にザギンでスーシーなんて運がいい!「新子頼むんだー、私」とオットにも宣言していたのです。
この年で「新子」デビュー。
あー、でも若い頃に連れてってもらった時に食べたような気がするけど、記憶にないぐらいだからその時のモノはこんなに美味しいモノではなかったんだなぁ。
今回新子は三枚付いてたのですが、小肌同様に〆加減は絶妙だし軟骨のような歯応えある部分もありで本当に美味しいかった~。
オットもつられて注文してました。
●玉子 ☆5.0
このネタもまたまたまた!☆10.0したい!私の理想の玉子にやっと出会えた!
出汁の香りがほのかにあって、よくあるカステラ状のふわふわタイプでもなく、ジューシー過ぎるタイプでもなく、とにかく美味しかった、無念!語彙力の限界!
そう言えばこの玉子、シャリ抜きのオツマミで出してもらったのです。
女性にはたいがい聞くもんなんでしょうね、
それとあれ見ましたよ!あれ!見ちゃったんですよ、あれ!ニヤニヤ( *´艸`)。
握りを置いたとたんにゆっくりとシャリが沈むあれをーーー!
どうりでこれが口の中に入れば見事なバランスでほどけていくんだなぁとがってん。
そしてこのシャリも絶妙な甘さと米粒がたっていて弾力も良くてこれまたすごく好みの仕上がり。
●ガリ -円 ☆5.0
まぁ、コチラも私めの好みにぴったんこカンカン!カンカンって、なつぅー!
とにかく、自家製ガリだと酸味が強すぎたり、漬ける期間を短くして生姜の味を前面に出してきたりとその店々だけど、こちらは酸味甘味がちょうどいい!もう好きだー!大好きだーーー!」
●ノンアルコールビール 770円?
●ウーロン茶440円?
もうね、だーい満足でウィーンとエスカレーターで地上に降りてからオットの顔を見ると変な顔。
オット『ね、値段って5500円だよね。一人8000円近くかかってない?
ウー子「うん、ウーロン茶飲んで新子を追加したからね」
オット『ぁあん?あれが1000円ちょっとするの?ぁあん?なんかちーせぇ魚だったじゃん!』
ウー子「かぁーーーっ!いいかい、お前ぇさん、新子ってのは江戸前寿司の華だよ!華!簡単に値段がどうこう言ってもらいたかぁないね!」
オット『えー、千円出してあんなちーせー魚だよ?』
ウー子「だーかーらー、新子→小肌→ナントカとナントカって出世魚なのー!縁起もいいのー!何より旬なのー!小さくて仕事が難しぃからすっとぼけてやらない江戸前寿司のお店もあるくらいだよ!」
オット『( ー`дー´)チシィッ!しんねーよ!第一、なんで今日ココにしたの?』
ウー子「だってマイレビ様達がおススメしてるんだもん。お値段は良心的だし、おまかせも私達みたいに右も左もわからない客にはかえってありがたい、って、前に説明したでしょ」
オット『えぇ?右左わかるって!一緒にすんなし!銀座だとか関係ねーよ!』
ウー子「関係あるよー!大有りじゃん!あんなに美味しいお鮨を食べたの私、初めてだよー!(人´∀`).☆.。.:*・゚…。最初のカレイの昆布締めから始まって鯵に小肌、アナゴはサイコーだし、玉子もあれ、私大好き!」
オット『えぇ?別に。鰹は好きじゃねーし、穴子だってうまかねーし、玉子もなんだか変だしよー』
ウー子「あぁ?あれがうまかねーぇ?えぇ?素晴らしいお鮨の連続よ!あ、そうだ!玉子!玉子ね!確かにアータ、嫌いそう!こうさ、お弁当に入ってるような玉子焼きがいーんでしょ?カステラみたいで白身魚のすり身なんて入ってるのは好きじゃないんだ!( ー`дー´)チシィッ!なら築地でも行ってテリ〇伊藤の〇ニィの玉子焼きでも食ってればいーじゃん!」
オット『やだよ、今、築地はなんもねーんだろ』
ウー子「場外にお店はあるし、ア〇ィの店はあんじゃねーの?」
オット『さっきからなんだよ、〇ニィって!』
ウー子「テリ〇伊藤とその兄、ア〇ィだよ。」
オット『( ー`дー´)チシィッ!どうだっていいわ!そんな事』
歩道でこんな状態だったので、オブジェ椅子がどうとかは吹っ飛びましたね。
さて、私は「新子」の情報をいろんなところからかき集めましたが、↓下記URLが大変よくまとまってるなぁと思いったのでUPします。
オットにもLINEしましたが、音沙汰名士男です。
( ー`дー´)チシィッ!!!
ーーーーー
『dancyu』【新子の握りは8月からが旨い!|鮨好きはなぜ小肌を愛するのか?1】
https://dancyu.jp/read/2020_00003554.html
↓
いまからちょうど90年前、1930年(昭和5年)に刊行された『すし通』(永瀬牙之輔著)では、当時の東京の鮨文化や鮨ダネ、食べ方が詳述されている。その中の「小鰭」の項には「鮨は小鰭に止め刺す」とあり、こう記されている。
「酢っぱからず、甘からず、又銀色の冴えも落とさないようにしなければならないから、酢の選択、塩の分量、漬け加減など鮨屋の腕のいる物である」
もちろん、鮨ダネと言えば、マグロが王様。タイやヒラメの深みある旨味も抜群だ。が、そんなことは承知しながらも、「好きな鮨ダネは何?」と訊かれたときに、「小肌」と答えたい自分がいる。どこかで、「粋」という言葉と小肌がセットになっているのかもしれない。小肌を粋に食うのが東京の鮨食いの極み、そんな思いもどこかにあるのだろう。
もちろん、鮨ダネと言えば、マグロが王様。タイやヒラメの深みある旨味も抜群だ。が、そんなことは承知しながらも、「好きな鮨ダネは何?」と訊かれたときに、「小肌」と答えたい自分がいる。どこかで、「粋」という言葉と小肌がセットになっているのかもしれない。小肌を粋に食うのが東京の鮨食いの極み、そんな思いもどこかにあるのだろう。
昭和40年代、新子は8月上旬に鮨屋に出てくるものだった。が、平成を迎える頃には、7月中旬、上旬と早まっていき、ついには、梅雨時の6月中旬に入ってくるようになってしまったのだ。小肌が半身を使って1貫握るのに対し、昭和の頃の新子の握りは、一尾を2枚、3枚つけて握るのが普通だった。しかし、近年、季節が早まったことで、新子は6枚、7枚、ときに10枚と重ねて握るようになった。したがって、1貫の原価は5千円超という信じられないものになったりするわけだが、そんな新子を求めてやまない人たちがいるのもまた事実なのだ。ここまで来ると、もはや「粋」とは言えないわけだが。
↑
『dancyu』【あえて走りの新子を使わない理由|鮨好きはなぜ小肌を愛するのか?2】
https://dancyu.jp/read/2020_00003572.html
↓
小肌は、鮨屋の個性が一番出る鮨ダネだが、その稚魚である「新子」もまた、鮨屋のスタイルが色濃く出るタネだ。そもそも「新子」は扱わない、という店もあるぐらいで、ときに常識外れに高騰する旬のタネに対する評価と対応は分かれる。
東京・青山「匠 進吾」の高橋進吾さんは、小肌に対しては並々ならぬ愛情を注ぐものの、新子とは少し距離をとる。1貫に6枚、7枚もの新子を重ねることに疑問がぬぐえず、そこまで手間をかけることに抵抗があるのだ。
「6月に静岡の舞阪から一番最初の小さな新子が出てきても、僕は使いません。7月中旬ぐらいに九州の熊本・天草や佐賀などから新子が出て、だいたい1貫3枚づけ、2枚づけで握れるようになって初めて使っていく感じですね。それで、だいたい8月の末、あるいは9月初めぐらいまで、1貫に1枚づけぐらいで握るのがうちで出す新子の握りという感じです」
小さすぎる新子は、味の魅力が薄いと高橋さんは言う。
「身がふっと消えてしまうはかなさがいいと言う人もいますが、僕は、小肌にはない新子特有の爽やかな青臭みみたいなのを求めているので、そうなってくると、やはり、あまり小さすぎず、2、3枚づけぐらいの大きさがベストなのかなと思います。身の厚さもそれなりに出てこないと、新子の香りもなく、ただ酢でしめただけの何かの魚、という感じになっちゃうんです」
枚数が多ければ、当然、一貫当たりの価格も高くなる。たとえば、「普段はやらないけれど」と言って、この日、高橋さんが握ってくれた7枚づけの新子の握りを実際に店で出すとなるといくらぐらいになるのか。
「今日の新子がキロ2万円だとすると、たぶん、一貫の原価は2千円ぐらいになると思います。お客さんに3貫出したら、それだけで軽くお会計は1万円を超えちゃいますよね。ぼったくりと言われても、でも、普通に出したらそういうことになるんです。コースの中に入れてならすから、それほど高いと感じないかもしれないですけど」
↑
な、七枚付け!!!
『dancyu』【新子・小肌漁の実態|鮨好きはなぜ小肌を愛するのか?3】
https://dancyu.jp/read/2020_00003616.html
↓
熊本駅から観光列車「A列車で行こう」に乗って、右手に有明海を見みながら進むと、40分ほどで終点の三角駅に到着する。駅舎の目の前は、天草へのフェリーの発着場所でもある三角港だ。観光地としてもつとに有名だが、実はこの海からは素晴らしい新子や小肌が揚がる。青山「匠 進吾」をはじめ、東京の鮨屋がこぞって使う小肌であるここ三角から有明海や八代海(不知火海)へと漁に出る小肌漁船は、現在5、6槽ほど。その一人、三角漁協の石本重治さんに小肌漁や小肌の生態の謎について訊いた。石本さんは、まもなく漁師歴30年。東京や大阪の一流店に小肌を出荷するようになってから、18年が過ぎたという。
………
『新子は熊本や福岡のお鮨屋さんにも卸していますが、実は私自身は、新子の握りってまだ一回も食べたことないんです(笑)』
↑
(笑)(笑)(笑)!
Anyway!心から、心から、ご馳走さまでした!!!
2023/09/29 更新
2023/07 訪問
夏なら、新子!新子!新子ォ~!!!【夫婦2人で東京珍道中 3/7】
さてさて『サン・フルーツ ジューススタンド 銀座三越店』さんでレビューしたように、オットが晩御飯のおかずを決めないうちに10:50に。
コチラの『銀座 鮨 み富』さんの予約は11:30です。
コチラの場所は銀座三越さんからGoogle先生が4分と教えてくれているのに、もう出発するんだとウチのオット=ガンコなハスキー犬みたいなのが、ワタシをひっぱる。
「まだ、早いよ」といっても、(*´Д`)ハァハァとひとり焦っている…。
事前情報として、雑居ビル2階のカウンター七席の小さなお鮨屋さんとの事。
待合なんかあるとは思えないし、行く方は五分遅れてお伺いするのがお約束、なんて言われる事もありますよねー。
(ホームパーティーですね、このエチケットは)
オットはこんな時ばかりはさっさと早く早くと先導して歩き、到着したやいなやどんどんとエレベーターのボタンを押してしまう。
ウー子「ね、待って、もう上がるの?」
オット『おぉ。30分前だからちょうどいい』
ウー子「(内心で( ー`дー´)チシッ)、いやぁ、準備が出来てないと思うよー。ここで待っていようよ」
ウィーーーン、チーン!!!エレベーター来ました。
仕方ないのでハスキーと一緒に乗り込むワタス。
チーン!扉オープン!一秒でスタッフとご対面~!
(〃▽〃)ポッ
ウー子「あ、あの、11:30に予約してるウー子ですが…(これじゃモジ子だよぉ)」
スタッフ『え!えと、予約はされてますか?あ、そうか予約されてますもんね』
向こうさんも慌ててらっしゃる。
ちらりとオットを見やるとトーテンポールのように固まっている(背だけは高いので)。
動かねぇ、喋らねぇ。( ー`дー´)チシィッ!
ウー子「え、えーとですね、また出直します!11:30に!えぇ、えぇ、その辺で時間つぶしますっ!」
バチバチバチバチバチっ!
エレベーターの”閉”ボタンを連打するトーテンポール。
一階に降りるとトーテンが呟く。
トーテン『あー、なんだよ、まだかよ、仕方ねぇな…あー、だりーな、もう座りてーぇ』
ウー子「(あぁ!20余年付き合ったオットがこれか…、いいえ!これがこの人の通常運転。いくら天下の銀座に来たとて快速にはならないわ…)さっきジュースも飲んだからカフェに入るのもね…しっかし暑い!どうしよっか…あぁ!GINZA SIXがある!あそこの屋上っていっぱい椅子があるんだよ!そこへ行こう!」
そうと決まってさっさと歩くトーテン。
でもなんだかGINZA SIXにしては地味なエントランスに近づいてるぞ。
ウー子「ね、アータ!そこビジネス棟だよ!そこからは屋上には行けないよ」
トーテン『別に。ここに椅子あんじゃん』
ウー子「やだ!もう!これオブジェだよーぉ」
トーテン『( ー`дー´)チシィッ!おあつらえ向きに平らに出来てんじゃんかよ』
そう言ってとっとと座ってしまう。
ウー子は焦るやら恥ずかしいやらで屋上への誘導を何回か試みるがハスキー犬のように気に入らないとてこでも動かない。
ウー子「ほら、みんな見てるよ、移動しよう!それか立ってようよ」
トーテン『やだよ、かったりー。見てるヤツだってこんだけ会社が入ってんだからどこかの会社かもしんねーヤツをいきなり注意してきたりできねーよ』
ウー子「(あー、こんなところで言い合いしてたら余計目立つ…こうなったら警備員に見つからないようにしなければ…時間よ!過ぎろ! )」
そして今度は私の方がいたたまれずに早く行こうと急かしちゃったりなんだり…。
いやぁ、ザギンスーシーの前にこんな嫌な汗をかく事になるとは(;^_^A。
そんなこんなで、今度は五分前に到着ですが入店できました。
さてさて、肝心の 平日限定5500円コース(現金支払いのみ) ですがお味は…
●鰈昆布〆 ☆4.8 (キンチョーのため写真失念)
切り身がねっとりと口の中に居座ったかと思いきや、最後の最後に昆布が香る後味の良さ。
●あおり烏賊 ☆5.0
イカがとろけるってこうなのか!隠し包丁を丁寧にいれてたもんなー。旨味も充分。
●たいら貝 ☆5.0
(旬は春らしいので違う貝かもしれませんがこう聞こえたようなぁー)ネタの厚さは8ミリくらい?それが軽快にサックサックと歯で切れて、その後にギューっと味が出てきました。
●小肌 ☆5.0
このネタ、僭越ながら☆10.0したいくらい!ちょうど良い甘さの〆加減、最後に脂と身の柔らかさが口の中で一体!おっいしいなぁ~!
●鯵 ☆5.0
身はモチモチで、うまく言えないけど何とも言えない香りがサーって口の中に来ましたよー。
●鰹 ☆4.0
ふっくらな身で臭みなどありません。
●中トロ ☆4.5
美味しいけどこれ、赤身ではないかしら?ぐらいの脂ののり。いえ!でもかえって赤身の方が嬉しいお年頃になりましたよ、自分。
●穴子 ☆5.0
このネタも僭越ながら☆10.0したいくらい!わ!舌にのせたら!あ❕ツメが濃い!と思ったらすぐにシャリと合わさって甘辛はちょうど良い味に!ふわっと香ばしい香りだけが口の中に残りました。結局ツメは濃くない!美味しいしかない!
<追加>●新子 ☆5.0
このネタもまたまたまた!☆10.0したい!
私、「新子」を追加するのは家にいるときから決めてきていて「この季節にザギンでスーシーなんて運がいい!「新子頼むんだー、私」とオットにも宣言していたのです。
この年で「新子」デビュー。
あー、でも若い頃に連れてってもらった時に食べたような気がするけど、記憶にないぐらいだからその時のモノはこんなに美味しいモノではなかったんだなぁ。
今回新子は三枚付いてたのですが、小肌同様に〆加減は絶妙だし軟骨のような歯応えある部分もありで本当に美味しいかった~。
オットもつられて注文してました。
●玉子 ☆5.0
このネタもまたまたまた!☆10.0したい!私の理想の玉子にやっと出会えた!
出汁の香りがほのかにあって、よくあるカステラ状のふわふわタイプでもなく、ジューシー過ぎるタイプでもなく、とにかく美味しかった、無念!語彙力の限界!
そう言えばこの玉子、シャリ抜きのオツマミで出してもらったのです。
女性にはたいがい聞くもんなんでしょうね、
それとあれ見ましたよ!あれ!見ちゃったんですよ、あれ!ニヤニヤ( *´艸`)。
握りを置いたとたんにゆっくりとシャリが沈むあれをーーー!
どうりでこれが口の中に入れば見事なバランスでほどけていくんだなぁとがってん。
そしてこのシャリも絶妙な甘さと米粒がたっていて弾力も良くてこれまたすごく好みの仕上がり。
●ガリ -円 ☆5.0
まぁ、コチラも私めの好みにぴったんこカンカン!カンカンって、なつぅー!
とにかく、自家製ガリだと酸味が強すぎたり、漬ける期間を短くして生姜の味を前面に出してきたりとその店々だけど、こちらは酸味甘味がちょうどいい!もう好きだー!大好きだーーー!」
●ノンアルコールビール 770円?
●ウーロン茶440円?
もうね、だーい満足でウィーンとエスカレーターで地上に降りてからオットの顔を見ると変な顔。
オット『ね、値段って5500円だよね。一人8000円近くかかってない?
ウー子「うん、ウーロン茶飲んで新子を追加したからね」
オット『ぁあん?あれが1000円ちょっとするの?ぁあん?なんかちーせぇ魚だったじゃん!』
ウー子「かぁーーーっ!いいかい、お前ぇさん、新子ってのは江戸前寿司の華だよ!華!簡単に値段がどうこう言ってもらいたかぁないね!」
オット『えー、千円出してあんなちーせー魚だよ?』
ウー子「だーかーらー、新子→小肌→ナントカとナントカって出世魚なのー!縁起もいいのー!何より旬なのー!小さくて仕事が難しぃからすっとぼけてやらない江戸前寿司のお店もあるくらいだよ!」
オット『( ー`дー´)チシィッ!しんねーよ!第一、なんで今日ココにしたの?』
ウー子「だってマイレビ様達がおススメしてるんだもん。お値段は良心的だし、おまかせも私達みたいに右も左もわからない客にはかえってありがたい、って、前に説明したでしょ」
オット『えぇ?右左わかるって!一緒にすんなし!銀座だとか関係ねーよ!』
ウー子「関係あるよー!大有りじゃん!あんなに美味しいお鮨を食べたの私、初めてだよー!(人´∀`).☆.。.:*・゚…。最初のカレイの昆布締めから始まって鯵に小肌、アナゴはサイコーだし、玉子もあれ、私大好き!」
オット『えぇ?別に。鰹は好きじゃねーし、穴子だってうまかねーし、玉子もなんだか変だしよー』
ウー子「あぁ?あれがうまかねーぇ?えぇ?素晴らしいお鮨の連続よ!あ、そうだ!玉子!玉子ね!確かにアータ、嫌いそう!こうさ、お弁当に入ってるような玉子焼きがいーんでしょ?カステラみたいで白身魚のすり身なんて入ってるのは好きじゃないんだ!( ー`дー´)チシィッ!なら築地でも行ってテリ〇伊藤の〇ニィの玉子焼きでも食ってればいーじゃん!」
オット『やだよ、今、築地はなんもねーんだろ』
ウー子「場外にお店はあるし、ア〇ィの店はあんじゃねーの?」
オット『さっきからなんだよ、〇ニィって!』
ウー子「テリ〇伊藤とその兄、ア〇ィだよ。」
オット『( ー`дー´)チシィッ!どうだっていいわ!そんな事』
歩道でこんな状態だったので、オブジェ椅子がどうとかは吹っ飛びましたね。
さて、私は「新子」の情報をいろんなところからかき集めましたが、↓下記URLが大変よくまとまってるなぁと思いったのでUPします。
オットにもLINEしましたが、音沙汰名士男です。
( ー`дー´)チシィッ!!!
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『dancyu』【新子の握りは8月からが旨い!|鮨好きはなぜ小肌を愛するのか?1】
https://dancyu.jp/read/2020_00003554.html
↓
いまからちょうど90年前、1930年(昭和5年)に刊行された『すし通』(永瀬牙之輔著)では、当時の東京の鮨文化や鮨ダネ、食べ方が詳述されている。その中の「小鰭」の項には「鮨は小鰭に止め刺す」とあり、こう記されている。
「酢っぱからず、甘からず、又銀色の冴えも落とさないようにしなければならないから、酢の選択、塩の分量、漬け加減など鮨屋の腕のいる物である」
もちろん、鮨ダネと言えば、マグロが王様。タイやヒラメの深みある旨味も抜群だ。が、そんなことは承知しながらも、「好きな鮨ダネは何?」と訊かれたときに、「小肌」と答えたい自分がいる。どこかで、「粋」という言葉と小肌がセットになっているのかもしれない。小肌を粋に食うのが東京の鮨食いの極み、そんな思いもどこかにあるのだろう。
もちろん、鮨ダネと言えば、マグロが王様。タイやヒラメの深みある旨味も抜群だ。が、そんなことは承知しながらも、「好きな鮨ダネは何?」と訊かれたときに、「小肌」と答えたい自分がいる。どこかで、「粋」という言葉と小肌がセットになっているのかもしれない。小肌を粋に食うのが東京の鮨食いの極み、そんな思いもどこかにあるのだろう。
昭和40年代、新子は8月上旬に鮨屋に出てくるものだった。が、平成を迎える頃には、7月中旬、上旬と早まっていき、ついには、梅雨時の6月中旬に入ってくるようになってしまったのだ。小肌が半身を使って1貫握るのに対し、昭和の頃の新子の握りは、一尾を2枚、3枚つけて握るのが普通だった。しかし、近年、季節が早まったことで、新子は6枚、7枚、ときに10枚と重ねて握るようになった。したがって、1貫の原価は5千円超という信じられないものになったりするわけだが、そんな新子を求めてやまない人たちがいるのもまた事実なのだ。ここまで来ると、もはや「粋」とは言えないわけだが。
↑
『dancyu』【あえて走りの新子を使わない理由|鮨好きはなぜ小肌を愛するのか?2】
https://dancyu.jp/read/2020_00003572.html
↓
小肌は、鮨屋の個性が一番出る鮨ダネだが、その稚魚である「新子」もまた、鮨屋のスタイルが色濃く出るタネだ。そもそも「新子」は扱わない、という店もあるぐらいで、ときに常識外れに高騰する旬のタネに対する評価と対応は分かれる。
東京・青山「匠 進吾」の高橋進吾さんは、小肌に対しては並々ならぬ愛情を注ぐものの、新子とは少し距離をとる。1貫に6枚、7枚もの新子を重ねることに疑問がぬぐえず、そこまで手間をかけることに抵抗があるのだ。
「6月に静岡の舞阪から一番最初の小さな新子が出てきても、僕は使いません。7月中旬ぐらいに九州の熊本・天草や佐賀などから新子が出て、だいたい1貫3枚づけ、2枚づけで握れるようになって初めて使っていく感じですね。それで、だいたい8月の末、あるいは9月初めぐらいまで、1貫に1枚づけぐらいで握るのがうちで出す新子の握りという感じです」
小さすぎる新子は、味の魅力が薄いと高橋さんは言う。
「身がふっと消えてしまうはかなさがいいと言う人もいますが、僕は、小肌にはない新子特有の爽やかな青臭みみたいなのを求めているので、そうなってくると、やはり、あまり小さすぎず、2、3枚づけぐらいの大きさがベストなのかなと思います。身の厚さもそれなりに出てこないと、新子の香りもなく、ただ酢でしめただけの何かの魚、という感じになっちゃうんです」
枚数が多ければ、当然、一貫当たりの価格も高くなる。たとえば、「普段はやらないけれど」と言って、この日、高橋さんが握ってくれた7枚づけの新子の握りを実際に店で出すとなるといくらぐらいになるのか。
「今日の新子がキロ2万円だとすると、たぶん、一貫の原価は2千円ぐらいになると思います。お客さんに3貫出したら、それだけで軽くお会計は1万円を超えちゃいますよね。ぼったくりと言われても、でも、普通に出したらそういうことになるんです。コースの中に入れてならすから、それほど高いと感じないかもしれないですけど」
↑
な、七枚付け!!!
『dancyu』【新子・小肌漁の実態|鮨好きはなぜ小肌を愛するのか?3】
https://dancyu.jp/read/2020_00003616.html
↓
熊本駅から観光列車「A列車で行こう」に乗って、右手に有明海を見みながら進むと、40分ほどで終点の三角駅に到着する。駅舎の目の前は、天草へのフェリーの発着場所でもある三角港だ。観光地としてもつとに有名だが、実はこの海からは素晴らしい新子や小肌が揚がる。青山「匠 進吾」をはじめ、東京の鮨屋がこぞって使う小肌であるここ三角から有明海や八代海(不知火海)へと漁に出る小肌漁船は、現在5、6槽ほど。その一人、三角漁協の石本重治さんに小肌漁や小肌の生態の謎について訊いた。石本さんは、まもなく漁師歴30年。東京や大阪の一流店に小肌を出荷するようになってから、18年が過ぎたという。
………
『新子は熊本や福岡のお鮨屋さんにも卸していますが、実は私自身は、新子の握りってまだ一回も食べたことないんです(笑)』
↑
(笑)(笑)(笑)!
Anyway!心から、心から、ご馳走さまでした!!!
右側のツボにガリが入っていてこの左側の小皿に必要分取り出すスタイル。ガリテロはここでは起きなさそうだけど…
アオリイカ
間違ってたら恥ずかしいですが、タイラガイ
コハダ
アジ
カツオ
中トロ
アナゴ
追加:シンコ
タマゴ
ネタケース
お店は二階
2023/09/13 更新
【2025.7の備忘録です】
姉妹店の『お刺身と小皿料理小富』
https://s.tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13307242/dtlrvwlst/B509820273/?lid=unpickup_review&rvw_part=all&srt=
からハシゴしてきた私。
あらかじめそこから電話をお願いしておいたものですからスムーズに入店。
来たい来たいと思っていて2年が過ぎてしまいました!!
なのでカウンターに座ったら臨戦体制!今日は写真は最低限です。
オススメや食べたいモノを言ってどんどん握ってもらいました。
・あおりいか コチラの大将はとにかく手が早い。パっと隠し包丁をいれて、パッと付け台へ、そこをパッと口に入れる。シャリが沈みますからねー。そうしますとねっとりとした旨みが口いっぱいに。
・しんこ あら、まぁ!〆がちょうどいいなぁ。
・きす 皮が美味しい。酢が効いててシャリによく合う。
・車海老 ちょうどよく茹でられた温かい車海老にこれまたシャリがよく合う。
・赤身 いいねぇ。漬けで鉄分がちょっとあってなんとも言えない。
・あなご フワッとした身と一瞬濃いかな?と思うツメが口の中でちょうど良くなります。
・たまご コチラの玉子、なんと表現したらいいのか。フワッと美味しいんです。
・かんぴょう 江戸前〜。甘辛がちょうど良い。
・かぼちゃの浅漬け〜サービス
・がり とにかく好みに合う。甘味がすこしでしょうがの香りがとにかくいい。
・ウーロン茶
〆て9240円!
うには一年間、産地を変えて仲卸さんにお願いしてあるのを時期によっては解凍するんですって!大将は正直で真面目です。
今夜はそんな大将に絡むお客さまがいらして、とうとう選挙はどこに投票したのー?とかなんとか。はー、(´д`)…ヤレヤレお客さーん!少しお酒を飲み過ぎましたねー。
お客さま商売はご苦労が多そう。
そんな中、パッとサッとした手順で握りをありがとうございます。二年夢に見た味は美味しかった〜。
心から、心からご馳走さまでした。
…今日はこの順序で銀座を徘徊…
①築地市場『きつねや』
②東銀座『トリコロール』
③銀座『大徳寺さいき家 銀座三越店』
◯オイッコ達へのプレゼント
④銀座『ルスルス 松屋銀座店』
⑤銀座一丁目『銀座木村屋總本店 松屋銀座店』
⑥新富町『塩パン屋 パン・メゾン 銀座店』
◯安藤忠雄〜銀座の別荘をチョイと見学
◯塩パンをノラパン
⑦新富町『お刺身と小皿料理 小富』
⑧東銀座『銀座 鮨 み富』
⑨銀座『BAR 十誡』