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昼の点数:4.8
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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暮らし豊か、香り豊かな『そば屋時間』が過ごせる都内でも指折りのお蕎麦屋さん
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ツヤツヤと美しい十割蕎麦
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田舎蕎麦(塩で食べるのもおすすめ)
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蕎麦湯
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お茶
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本日の蕎麦(17年11月)
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外観
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2017/11/11 更新
世界中のあらゆる麺類のなかで日本蕎麦よりウットリさせてくれる色気のある麺類は他にありません。
そんな人類の宝と呼べる日本蕎麦を打ったら屈指の腕前を誇る『手打ち蕎麦 じゆうさん』に伺ってきました。
じゆうさんは代々蕎麦屋を営んでおりまして、今の店主で三代目。現在の店主は千葉県の名店『竹やぶ』での修行を経て、ご実家を継がれたそうです。
店先にはその日の蕎麦の産地が書かれていまして、これは嬉しい。気分が盛り上がりますね。毎回要チェックです。
照明を落とした木目基調な和の店内は、席に座るとすぐに寛ぐことができる落ち着いた空間でして、お店の方々の接客もとても気持ち良いものでした。
じゆうさんのホームページを見ますと、店主高橋氏が『そば屋時間』という言葉を使っておられ、さらに、『豊かなそば屋時間が生活の一部となり華となることを願って』と仰っています。なるほど、と腑に落ちました。
蕎麦は二枚頼むと食べすすむ速さに合わせて運んできて下さいまして、一枚目を一瞬で食べ終えボーっとしていると、『今、田舎蕎麦を茹でていますので。』とお声掛けいただきました。
暖簾からチラ見えする調理場の凛とした静かな活気。あの空間から鮨人の頼んだ蕎麦が飛び出してくると思うと幸せ一杯です。
お会計を済まして帰る際も、暖簾から顔を出して『ありがとうございましたぁ~。』と言っていただき、お腹いっぱい幸せいっぱいの『そば屋時間』となりました。
さて、食べたのはこちら。
●十割蕎麦 17年10月
ほんの少しの太さ加減がある蕎麦は、しなやかな弾力とシコシコとした食感が入り混じり、その噛み心地の極楽浄土っぷりに時を忘れモグモグすると、終わり無き濃厚な蕎麦の香りと旨みがお口いっぱい広がります。
選りすぐりの契約農家の低温熟成させた蕎麦の実を粉にして、水だけで打った十割蕎麦。流石であります。
マイルド感があってほどほどの力強さのそばつゆ。
蕎麦の長さ、冷やし加減、つながり具合、ツルツル感、手繰り感、どこを取っても隙がありません。
この品質の蕎麦になると蕎麦の風味を楽しみたいのでそばつゆを付けずにそのまま殆どを食べてしまいます。うまい、うまい。
●田舎蕎麦 17年10月
配膳時、『ぜひ塩を掛けて召し上がって下さい。』と。なるほどなるほど、塩で食べると蕎麦の風味を存分に堪能できまして、これは日本酒に合いそうです。
田舎蕎麦になるとどうしても短い蕎麦が混じりますので、蕎麦を手繰る良さを取るか、香りと味わいの良さを取るかで、せいろ派(手繰る良さ)と田舎派(香りと味わい)に別れるところ。ちなみに、鮨人はずずずぅ~っと思い切りやりたいので断然せいろ派です。
広島県の片田舎から上京してきた鮨人には、『田舎には田舎の良さがあるんよぉ』、なーんて声が聞こえてきそうです。
●まとめ
・蕎麦の味わいと居心地の良さ、この2つが揃ったお店。竹やぶ系の中でも頭ひとつ抜けたお店なのかなと感じます。
・次回は夜に伺い、蕎麦前でお酒を飲みたいものです。