ケンビさんが投稿した鮨処 凜(北海道/さっぽろ)の口コミ詳細

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札幌泥酔紀行

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鮨処 凜さっぽろ(札幌市営)、札幌(JR)、大通/寿司、海鮮

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/03 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

江戸前と蝦夷前が見事な融合 粒が一際立った赤酢のシャリも絶品

2月1日新オープン
ANAクラウンプラザホテル札幌 B1
(旧全日空ホテル)

マイレビュワーさんからお誘い頂き初訪問。

ホームページを見ると
【江戸前寿司の技法と北海道の新鮮な鮮魚】
とあり、江戸前と蝦夷前の融合に期待が膨らみます。

店内に入ると カウンターと小上がりが有り開放的な空間でとても居心地が良い。
個室もあるようです。
最近の高級寿司店は隠れ家的なのを意識してか、やや圧迫感のある雰囲気なお店が多いように思いますが、私はこちらのお店のように照明が明るく開放的な雰囲気が好きです。

席に着くとまず目に入るのが、本日使用のマグロの産地 宮城県塩釜産で日本で1番有名なマグロの仲卸 【やま幸】
そりゃもう期待が膨らみます。

本日は、先付け 厳選握りコース 11000円

まずはサッポロクラシックで乾杯。

【先付け】
◆仙鳳趾産生牡蠣
牡蠣の産地で最も好きな仙鳳趾。
やや荒々しく尚且つクリーミーなのが仙鳳趾産の特徴。
広大な磯の香りを味わっていると実感できる一品。

◆サクラマスの焼物
まさにこの時期ならではの魚ですね。
やや控えめの脂ノリで上品な味わい。
ほっくりしっとりとした身は綿菓子のように解けていきます。

◆煮あわび
歯応えをしっかりと残したあわびの炊き方は絶品。
そのまま頂くも良し、アクセントの洋からしを添えて頂くのもまた良し。
一度で二度旨い。

【シャリ】
赤酢使用のシャリは粒が一際立っていて硬めの炊き加減。
食感、味共にシャープでキレッキレ、私は非常に好みなシャリ。

【握り】
◆墨イカ
厚みのある身はさっくりとした食感。
隠し包丁でイカの身の面積を広げており、より甘味を感じ口溶けも豊かに。
シャリとの相性も抜群でこの後の握りも間違いなく旨いと確信できました。

◆クエ (五日間熟成)
鮮度の良いクエを生で頂くと正直歯応えは良いが旨みという点では少々タンパク過ぎる魚ではありますが、ほど良く寝かされたクエの身は特有の歯応えも残しつつ旨みが抜群。
北海道でクエが頂けるのも非常に嬉しい。

◆本マグロ赤身
やま幸の本マグロ。
酸味と鉄分をしっかり味わえるマグロで赤酢のシャリとの相性は必然。
これぞ江戸前寿司の真骨頂。

◆ホタテ
やや寝かせたホタテはねっちりもっちりとした食感で、普段食べ慣れているホタテとは一味違った旨みと口溶け。

◆いくら
一粒一粒輪郭がしっかりとしていて浸かり具合も絶妙。
高級寿司店の厚みのある味わい深い海苔が大好きで、もちろんいくらとの相性も抜群。

◆ズワイガニ海苔巻き
海苔好きの私としてはとても嬉しい組み合わせ。
噛めば噛むほど旨味と香りが出るズワイガニと海苔の香ばしい香りがどんどん押し寄せて来ます。

◆真鯛昆布締め
ただでさえ真鯛は旨味の強い魚ですが、昆布締めにされる事により程よく脱水されより旨味が凝縮。
江戸前の仕事がされた最高の一貫です。

◆白エビ海苔巻き
こちらも海苔巻きにされており非常に嬉しい。
小さな白エビ一匹一匹の歯応えと旨みは最高。

◆本マグロ中トロ
赤身が抜群に旨かったのですからそりゃ旨いに決まってます。
それにしても赤酢のシャリとの相性が良いです。

◆ハマグリのお吸い物
肉厚で大ぶりなハマグリの出汁は酸味と苦味が程よく磯の香り抜群。
どんぶり一杯頂きたいくらい旨い。

【頂いた酒】
◆サッポロクラシック生
◆生粋左馬 純米吟醸 生原酒
◆みいの寿 スラムダンク三井寿とのコラボで有名ですね。
◆新政No.6 X-type
◆シングルモルト宮城峡ハイボール
◆シングルモルト余市

酒類のラインナップが豊富で、日本酒 ウイスキーからワインやサワー類も網羅しており、もはや寿司屋の域を超えています。

大将は気取らず和かで非常に感じの良い方で肩肘張らずに寿司を頂ける空間を作り出してくれます。
酒類の豊富さは、酒が大好きで週7で飲んでいるという大将のこだわりなのかも。
折角飲むのなら、酒が好きな方の作る寿司で旨い酒が飲めるとより旨く感じられますね。

他のレビュワーさんの投稿を拝見すると、日によりネタがかなり変化していて、本州の魚メインの時もあれば北海道産のネタも多めの時もあり、来るたびに変化と新しさを味わえそうです。

まさに江戸前と蝦夷前の融合です。

ごちそうさまでした。

2024/03/16 更新

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