2回
2021/10 訪問
「そうだ 伊万里、行こう。」
・16種のハーブや野草の白湯
・塩とミルク、ブリオッシュ ♡♡
→粗塩、唐津レモンの果汁、オリーブオイル
・牛肉のタルタル、ライ麦パン ♡♡
→18ヶ月の黒毛和牛のロース、キビナゴの魚醤、伊万里の平飼鶏の卵黄、鯵の生ハム
・シッタカ貝とアサリの出汁
・エビと牛肉のパンチェロッティ ♡♡
→ゾウリエビ、牛ヒレの尻尾の肉味噌の餡、佐賀産のチーズ
・鰹とレバー ♡♡♡
→36ヶ月のジャージー牛の雌のレバー、唐津の本鰹
・ハツとバター ♡♡♡
→ハツ、ジャージー牛のノンホモ牛乳のバター
・14歳の経産牛のサーロイン
・トマトと唐津の赤ウニのパスタ
・パンナコッタ ♡♡♡
・ジャスミン茶
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2021年“初めて訪れたレストラン”で一番印象に残ったのがこちら。
グルメ界隈では昨年あたりから話題になっていて、ようやくお伺いする事ができました。
佐賀の伊万里という土地で話題になる理由は、ただ料理が美味しいだけじゃありません。
自分達で牛を一から育てるという拘りっぷりがグルメの方達から注目を浴びた大きな理由の一つでしょう。
少なくとも自分達で畜産をしているレストランは日本では聞いた事ありません。
奥様の祖父が伊万里で畜産業をしていたという事、さらに海の幸と山の幸に恵まれた伊万里にレストランを構えたそう。
お料理は、美味しい瞬間を逃さない為に仕込み等は一切せず、一からその場で作り上げる為に正直提供スピードは遅いです。
むしろ時間がかかるからこそ出せるお料理なのかも。
この日は4時間30分ほどかかりましたが、お料理がとにかく美味しいのと、皆さんとの会話が弾み、その長さは苦に感じませんでしたね。
シェフの奥様の牛に対する熱い話などは興味深く聞かせて頂きました。
また、この日は特に食運に恵まれた日でした。
カテクオーレでは、年間で6〜10回しか出ない内臓(普段は内臓は出しません。)のハツとレバーが頂けることに。
しかも、ハツに関しては今年初めて出すとか。。
ありがたいですね。。
で、ハツやレバーがただ珍しいだけじゃなく、これがまた本当に美味しい。。
MVP級は沢山あるのですが、特にノンホモ牛乳のバターで炒めたハツは絶品でした。。
新鮮なハツは、特有の血生臭さなど一切感じさせません。
レバーも同様で、年間数回しか出せないという事は、“このレベルの鮮度”のレバーやハツが中々入手できなのでしょうね。
デザートの出来立てのパンナコッタも、恐らくこれ以上美味しいパンナコッタに今後出会う事はないでしょう。。
身も心も満たされるレストラン。
わざわざ伊万里まで行く価値ありです。
また伺います。
ご馳走様でした。
2022/01/12 更新
・ハーブと野草とスパイスの白湯
・塩とミルク、ブリオッシュ
・10歳の経産牛のカルパッチョ
・牛肉のタルタルとキビナゴの魚醤とスパイス
・パンツェロッティ(アシアカ、チーズ2種、とうもろこし、豚の胃袋、牛のゼラチン質、ボローネソーセージ、ブルーベリーなど)
・枝豆のスープリゾット
・玉ねぎと塩の一口スープパスタ
・10歳経産牛のサーロイン
・12歳経産牛の3週間熟成経産牛ヒレ
・トマトのパスタ
・パンナコッタ
・ジャスミン茶
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katecuoreさんへ約2年ぶりの再訪。
こちらのお店は、湊ご夫妻でお店を切り盛りされており、牛の畜産から始まり、お料理までと川上から川下まで一貫して行う全国でも稀有なレストラン。
全てのお料理に仕込みは一切せず、全て1から作る為、提供時間は4〜6時間ほどかかります。
その分、出来立てならではの美味しさを味わえるのが特徴。
前回出た、年に数回しか出ない内臓(レバーとハツ)や、今や中々手に入らないゾウリエビなど、稀少で且つ美味しいレア食材には恵まれませんでしたが、それでもスタンダードなコースだからこそ分かる湊シェフのお料理の魅力に気付けたと思います。
今回もパンツェロッティとパンナコッタは安定の美味しさ、そして牛肉のタルタルは前回よりもさらにパワーアップしたように感じました。
混ぜているスパイスを変えたのでしょうか?
今回もどれも美味しく大満足であっという間の4時間でした。
僕がリピートさせて頂いている数少ない地方のレストラン。
また機会があれば伺います。
ご馳走様でした。