人によって訪問難度は違うんだろうなと思いつつ、思い返してみるとアドベンチャーな数々を懐かしく思い出したので、ちょっとまとめておこうと思った次第。
◇レベル0:野崎/胡桃亭
栃木県の中々ハードなお店。幹線のロードサイド店舗なので、車でアクセスすることを前提に作られている立地。
ただ、野崎から片道2.5~3kmくらいあった気がするが、関東平野の平らかな大地の上なので、とりあえず歩ける。那須塩原から2駅という点も、悪いなりにアクセスはしやすい。
何しろそば百名店のアドベンチャー本番は、山の中、大自然の中に入って行ってこそなので……(苦笑)
◇レベル1:六合/藪蕎麦 宮本
静岡の平地・街中にあるにも関わらず、公共交通では抜群のアクセスのしにくさ。
行きのバスはあるのに帰りのバスがいつまでも来ないので、帰り道は4km歩いて最寄の駅に行った記憶がある。
ただ、これですら序ノ口に感じてしまうくらい、後の店のアプローチが悪い。あと、このお店は平地・市街地にあるので、アドベンチャー感を薄く感じるというのはある。
◇レベル2:浦佐/宮野屋
これはパッと見た時、どうやったらアプローチできるのか全くわからなかったのだが、浦佐を通り越して燕三条へ行った際、燕三条には普通にタクシーがたむろしていたので、浦佐も多分あるんだろうなとよく調べてみたらタクシーが普通にあり、決行した。
最後、わりと急な坂を上って行くのだが、気が付いてしまえばそんなにアプローチは難しくない。ここよりヒドイ場所が沢山ある。
◇レベル3:郡上八幡/蕎麦正まつい
ここは名古屋から高速バスというルートに気付くかどうか。高速バスのバス停からは徒歩ですぐに辿り着く。気が付いてしまえばそこまで変でもないが、昼に辿り着こうとすると、名古屋に泊まる必要があるかも。
◇レベル4:鴨川/打墨庵 加瀬
これまたパッと見、「どうやって行くんだ?」と思ってしまうが、安房鴨川駅にはタクシーが沢山居るので、安房鴨川駅に着いてしまえば、そんなに難しくない。
ただ、浦佐のような新幹線のターミナル駅と違って、房総半島の先端までローカル線で回り込むのは、中々に時間と体力を要する。結構な小旅行。
◇レベル5:村山/あらきそば
山形新幹線で村山の駅まで行き、そこからタクシー。
と、軽く言うが、タクシーで行くにもまあまあな距離。しかも、営業所が駅の目の前にあるとはいえ、常駐してはいない。そして村山の駅がまた、中々辿り着けない。開店間もない時間を狙おうとすれば、仙台、もしくは、山形あたりに宿を取って向かうことになる。
◇レベル6:戸隠/ふじおか
これは中々に気付くのが難しい。長野から戸隠に向かうバスを途中下車する。
バス停から、山の中をひたすら歩く。しかも予約は2名以上で、予約のみ。
これだけの悪いロジを一緒に行ってくれる奇特な仲間が居なければアプローチすらできない。
現実的には、新幹線で長野駅まで行ってレンタカー、なのかな。
◇レベル7:駒ケ根/山里乃蕎麦 丸富
まず、駒ケ根の駅に辿り着く時点で結構心折れる。
飯田線という超ローカル路線に乗るが、ここに昼の営業時間に辿り着くためには、ある程度の距離の場所に宿をとるのが必須。
私は松本に宿を取り、ローカル線を乗り継いで駒ケ根までたどり着いた。駒ケ根からはバスで徒歩圏までアプローチできる。
◇レベル8:常陸太田/慈久庵
これまたハードなお店。
水戸あたりから車でアプローチするのが本来ならば現実的なのかなぁ。
一応、常陸太田の駅からバスで龍神峡まで行って、そこから下るという選択肢を取ったが、これ、帰りのバスまで時間がとてもあるので、その間、結構、手持ち無沙汰な羽目を見た。
そして、龍神峡から下る坂道が急で、まず降りて行く段階で足を相当ヤラレ、戻る時にも相当に足がヤラレる。
そもそも常陸太田の駅が、水戸からですらけしてアクセスがいい路線ではない。
◇レベル9:ニセコ/いし豆
まず、本当にどうアプローチしていいのかわからなかった。
投稿を見ていると、札幌から車を運転して辿り着いている方が多いように思うが、それであっても朝早く出発する必要があるのでけして簡単なアプローチではない。
私の場合はニセコのホテルに泊まり、ホテルに横付けしているタクシーに乗っかってアプローチした。
倶知安駅にもタクシーは一応あるので、ニセコに泊まらなくても、例えば小樽みたいなところからでも行けなくはないかもしれないけど、あまり勧められないなぁ…。
ここ、営業時間も短いんだよな…。