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昼の点数：4.9
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￥20,000～￥29,999 / 1人
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料理・味 4.9
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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［ 料理・味4.9
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ］
思わず拝む出来映えの鰻
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2021/05/02 更新
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3月の初め、ストレスが溜まりまくっていた時に、何かとにかく旨いものが食べたくて、江戸前鰻の名店というと何かと名前のあがるこの店を予約。コストパフォーマンスとか懐事情とか、考えるのが面倒くさくなっていた当時の私は、一番高いやつ行っとこう、なんてノリで一番高い鰻を所望してしまった。
後から思えばよくもまあ、清水の舞台から飛び降りる覚悟もなく飛び降りてたみたいなことをやっていたもので。
初めて降りる四ツ木の駅からほどないところに構えた、マンションの一階にある店。開店前からすでにいい香りで悶絶する。店構えは本当に町の鰻屋で、名店然としていない。Dancyuか？ 方々の雑誌に取り上げられた切り抜きが誇らしげに張り出されているのを見ると、商売っ気があるようで、何かこう、洗練され切っていない感じが何とも微笑ましい。
骨せんべいが出されて、焼きを待つ。この焼きを待つ間に、普段なら酒を飲んで待つのだろうが、緊急事態宣言中で酒もなく、じっと、焦れた気持ちで待つ。そして出てくる、肝吸いと新香、蒔絵の施されたお重に恭しく納められた鰻重。
かなり大きかった。身も肉厚だし。思わず恭しく拝んでしまうほどの大きさと美しさ。
味もまた格別。焼きが絶妙。香ばしく焼しめられて、重たさを感じない程度に脂を残していて、身の厚い部分はふわっとして淡い旨みが広がる。醤油の塩味がわずかに強い、甘みとのバランスが完璧なタレの味わい。米に乗ったタレの具合まで完璧。
何か調子に乗って最上のやつにしたせいで、25,000円使ってしまったが、これだけの天然物が出たらいいわ。
次回行く時はもう少し身の丈にあったやつにするが、江戸前の鰻の最高峰の一つに挙げる人が居るのもうなずける。
余談。鰻が焼きあがる間、暇なのでメニューを眺めていたところ、志ら焼きとテタンジェを勧めてたが、果たしてどうかな。だが、この店が勧めるならやってみてもいいかもと思う。