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ネタ本としてよく使う〈東京最高のレストラン〉、2023年版のHot Newcomersイタリアン部門で採り上げられ、日本を代表する食いしん坊たちの座談会で縦横無尽に語り尽くされたお店。
語られるコメントが、魅力しかなかったので行きたいなと思って1年余り。
本当は月末に取る予定の休暇の日に行こうと思って電話したら埋まっていて、「かわりにここなら…」と差し出されたのが土曜の遅い時間。
空いていたこと自体が僥倖なんだけど、それがお店との縁ってやつだよなぁ…。
まず感想を一言で言うと、「レベル高いわぁ」
とにかく料理に隙がない。アペリティフから前菜、魚料理、リゾット、口直しをはさんで、肉料理、パスタと連綿と続いていく。肉料理、パスタは選べる。そして追加もできる。私は食べ進めながら、パスタを1品追加して2品いただいた。その総てが磨きこまれた逸品ばかり。
ついこの前取材を受けて、シグネチャー・ディッシュの写真撮らせてください、と言われて「ない」と言ってインタビュアーを困らせたそうだが、それもわかる。前菜からして凄かったのだが、〈甘鯛のフリット〉、〈白アスパラガスとトリュフのリゾット〉、〈豚肉のロースト〉、〈マッシュルームのスパゲッティ〉、〈"イカざんまい"ことイカ墨のパスタ〉、どれもが圧倒的なクオリティを湛えていて、「どれがシグネチャーなんて決められないだろ」という。
ちなみに、常連さんに聞いたら〈マッシュルームのスパゲッティ〉がシグネチャーなんじゃない、と言われ、一応マッシュルームのスパゲッティで取材の写真は撮ったみたい。
渡邉シェフは〈シェ・イノ〉で働いていた時期もあるそうで、それだけでなく都内の名だたるフレンチに通ってもいたようだ。カウンターに居て色々話をしていたら、〈ラ・ブランシュ〉の野菜料理はスゴイですよ、とか、〈北島亭〉はぶん殴られたような衝撃を受けました、とか、色々でてくる。天晴れな探求心。
そう思ってみてみると、甘鯛のフリットの下に菜の花を敷き、骨から取ったダシをベースにしたスープを流すのはイタリアンの枠の中では出て来ない、フレンチ的なアプローチに思える。蟹のフランもそう。もちろん盤石なイタリアンの土台が前提なんだろうが、クラシカルなフレンチのエッセンスが料理と構成の幅と奥行きを作っている気がする。
そうそう。このお店の欠かせない魅力の一つがワイン。というか、ソムリエール・村中さんが<料理を前提に選ぶ>ワイン。「誰よりもシェフの料理を食べてきました」と仰るだけあって、グラスワインの選び方が絶妙。ペアリングというよりもワインの進み具合で成り行きで選んでいくスタイル。最後のほうで「あ、こいつ飲みたいやつだ」と分かったのか、肉料理を控えてワインを空けたとき、次持ってきてくださいと言うまでもなく赤ワインを注いでくれた。ちなみにこの村中さんのワインの注ぎっぷりは、〈東京最高のレストラン〉でも絶賛されていました。
パスタ1品追加、グラスワイン5杯で30,000円いかないお値段もお見事。ワインは気楽に楽しめるものが多かったとはいえ、料理にぴったり合わされているので満足感が高く、これだけの充実感を得られるなら安い部類だと思う。
とかく、「よいところ、凄いところ」が多岐に及び、それぞれの「よさ」のレベルも高いので、トータルして「圧巻」の一言に尽きてしまう。また行きたい店が増えた。いいこと、幸せなこと。でも悩ましいこと。
<いただいたもの>
①ブラックオリーブ、ドライトマト
ツマミとして。ちょい甘めの味付け。スパークリングよりイタリアの赤ワインとかのほうが好相性な感じ。
②揚げたパイ生地の生ハム乗せ
パイ生地を揚げてパンパンに膨らませて、その上に生ハムをぺろんと乗せる。食感が面白い。
③蟹のフラン
④マグロのカルパッチョ
前菜2品。フランは濃厚な卵の味と、温められることでポテンシャルを発揮する蟹の旨味が混ざり合って美味。マグロもトマトベースのフレッシュなニュアンスと滑らかすぎないシャーベットのような食感が面白いソースで楽しめる。というか、ここまでの時点で凄かったのに、ここからさらにギアを変えて突っ切っていくから恐れ入る。
⑤甘鯛のフリット
パリパリのフリット、そして骨で取ったダシをベースにしたスープを下に流す。甘鯛をまるごと味わう皿。食感と旨味にノックアウト。
⑥ホワイトアスパラ、タレッジョチーズ、トリュフのリゾット
タレッジョチーズの濃厚な旨味、酸味、アスパラとトリュフがまとまる。この白い色の料理にサンジョヴェーゼの赤ワインを持って来る村中さんのセンスは凄いと思う。
⑦口直し:伊予柑のシャーベット
ただの口直しかと思いきや、パチパチ弾ける。二酸化炭素を使った砂糖が仕込んであるらしく、食感の面白さがアクセントに。
⑧野菜のグリル
しいたけ、さつまいも、パプリカ、芽キャベツ、ブロッコリー。中でも糖度が高い熟成さつまいも、しいたけがびっくり。特にこのタイミングで肉に合わせて出してくれた赤ワインとしいたけがとっても合うというね。
⑨豚肉のグリル(マンガリッツァとデュロックの交配種…肝心の品種を控えるのを忘れた)
甘みもあって、脂身もほどよく、外をガリガリに炭火で焼きつつ中をしっとりと焼き上げる。出身の〈ロデオ〉も肉料理がウリの店。期待通りと言えばそれまでだけど、しっとり、ジューシーな焼き上がりは大満足。赤ワイン(バルベーラダスティ)の甘めな飲み口がこの肉の味と合う。
味はついているが、生胡椒、柚子胡椒、レモン、粒マスタードで味わいを変えて楽しめる。
⑩パスタ1:マッシュルームのスパゲッティ
細かく刻んだマッシュルームを炒めてスパゲッティと和えて、上からスライスした生のマッシュルーム。見た目もインパクトあるし、味もとにかくマッシュルーム。
⑪パスタ2:"イカざんまい"
イカ墨を練り込んだスパゲッティに焼きイカを刻んで。ソースはイカの肝を使って。"イカざんまい"の名に相応しい「めっちゃイカを食べてる」実感があるスパゲッティ。
⑫デザート:カタラーナ
しつこすぎない伝統的イタリアン・デザート。
ワイン
・Cremant de Bourgogne, Roland Van Hecke, Extra Brut(スパークリング)
・Secateurs, Bardenhorst Farmily Wines, 2022(ロゼ)
・Boscarelli, Vino Nobile, 2020(赤ワイン)
・Elio Perrone, Mongovone, Barbera d'Asti, 2019(赤ワイン)
・Vigne Del Malina, Pinot Grigio, 2016(オレンジワイン)