5回
2023/12 訪問
素晴らしき和食の世界を教えてくれるお店
関西旅行九日目、関西へ来たら必ず行く三店のうちの一つ、再訪です
いつものようにおまかせコースです
胡麻豆腐 - 胡麻豆腐のあんかけ、生姜添え。寒い外から来た最初の一品にふさわしい。一味違う滑らかさに唸ります
明石の鯛、黒マグロ - 鯛は活きの良い食感と旨味の良さ、黒マグロのきめ細かい脂に唸ります
車海老 - 味噌の甘み、尻尾のプリプリ感に悶絶
グジの蕪蒸し - グジのほのかな弾力食感と甘みにフリーズ。メイン食材だけでなく、各素材のクオリティの高さを感じます
八寸 - 辛子蓮根、たらこ、ナマコ、冬いちご、鯖寿司、カラスミ。どれもさすがだなぁ~、と思いながら食べましたが、特に鯖寿司の旨味の強さとカラスミの上品な塩感と食感にフリーズしました
鱈白子 - ぽん酢とスダチですっきりと。味わいのしっかりした白子に悶絶
味噌幽庵ブリ - 幽庵焼の良い香りと脂が程よく落ちて旨味が凝縮されたブリにフリーズ。付け合せの椎茸も美味しい
白味噌牡蠣 - 小鍋。牡蠣の旨味にも唸りましたが、白味噌の品の良さにフリーズ。京都の有名なお店(忘れた)のものだそうです。京都の長い食文化の賜物だなぁ~
ウニイクラご飯 - ウニとイクラの旨味だけでなく、出汁の香りの良さにも悶絶
黒糖アイスと抹茶 - 黒糖アイスの品の良さに抹茶の濃厚で滑らかな味わいに唸ります
素材の良さと品の良さに毎度唸ります。やっぱり、京都へ来たら外せないお店。また、来ます。ごちそうさまでした
2024/01/04 更新
2021/07 訪問
素晴らしき和食の世界を教えてくれるお店
今回の関西旅行も、こちらのお店へ再訪しました。百万遍のパス亭で降りて、700mくらい歩いていきました。京都の高気温高湿度を十分すぎるくらい堪能しました。お店に着くとはんなりとした女性スタッフと大将がお出迎え。この日は満席で、品の良い地元の常連さんで埋まりました。いいお店の証って思います
今回の内容は以下のとおり
うに豆腐 - これぞ食材通の大将が出すうに豆腐といえる上品な口当たり。出汁のまろやかさに唸ります
中トロ、鯛 - 中トロの上品な食感とスッキリとした脂にフリーズします、いいトロですね~。鯛も周りはしっとり、中はキュッとした食感で、旨味が感じられます
沼島の鱧 - 焼いた皮目の香ばしさにフリーズ。身のしっとりした食感と旨味が良いコントラスト。骨も柔らかくて食べやすい
鱧とじゅん菜のお椀 - こちらの鱧はフワッと広がる食感と食材の使い分けに唸る一品。ゆずの皮と炙ったと唐辛子の香ばしさが夏らしい爽やかさに唸ります
八寸 - 浅瓜、大徳寺麩ごま酢和え、鱧寿司、トマト出汁醤油、卵黄の味噌漬、琵琶湖川海老、タコの子、モロコ、枝豆、鯖胡瓜
どれも上品な味わいで、川海老の香りと軽い食感に悶絶します。鱧寿司のタレと食感も凄いなぁ
淡路の赤ウニ - あまり出回らないプレミアムな食材。独特なコクと後から広がる甘みにフリーズします。赤ウニは初めてか、食べてたとしても今回のインパクトが無くて忘れたか...生きているうちにまた食べれるかなぁ?
琵琶湖の鮎 - 活き鮎にそのまま串を刺して焼き上げます。活魚だなぁ~といえる、ぬたの爽やかさに唸ります
賀茂茄子、カボチャ、さやインゲン - 野菜にジュレの出汁をかけた一品。食感を残したカボチャの食感に唸りますね~。賀茂茄子ももちろん唸ります。そして、ジュレの鰹節のコクと香りがいい
アワビと茄子の丸鍋仕立て - このアワビはベスト・オブ・柔らかいかも...八時間炊いたそうです。しっとりとした味わいの出汁も美味しい。それをまとった茄子も言わずもがな
鱧ご飯 - さすがの香りですね。絶妙に水分抑えめな食感で出汁を取り込んだご飯に悶絶です。出汁で割ったとろろは関東には無い文化で、スッキリと飲めるとろろ、美味い
自家製抹茶アイスと桃 - 抹茶アイスの滑らかさと抹茶の香りにフリーズです。これは凄い。桃もかなり糖度が高く味わいも深みがあります
さすがとしか言えないクオリティ、次回京都へ行くときも外せないですね。ごちそうさまでした
琵琶湖の鮎
八寸(浅瓜、大徳寺麩ごま酢和え、鱧寿司、トマト出汁醤油、卵黄の味噌漬、琵琶湖川海老、タコの子、モロコ、枝豆、鯖胡瓜)
中トロ、鯛
鱧とじゅん菜のお椀
鱧ご飯
うに豆腐
沼島の鱧
淡路の赤ウニ
賀茂茄子、カボチャ、さやインゲン
アワビと茄子の丸鍋仕立て
出汁で割ったとろろ
鱧ご飯
漬物
自家製抹茶アイスと桃
2021/07/20 更新
2021/02 訪問
素晴らしき和食の世界を教えてくれるお店
この日は昼間、宇治を散策しました。夕方、おけいはんで出町柳へ出て、203系統で銀閣寺付近で下車、歩いて数分、私の中で「京都へ来たらこのお店」中善さん再訪です。私のようなガサツな人間には似合わぬ上品な和食屋さん、お邪魔いたします
今回のコースは以下のとおり
とち餅 - とち餅にほうれん草摺り流しと豆乳を合わせています。上品な味わいのとち餅にサラサラとした食感の摺り流し、豆乳のコクも上品で「うわぁ、さすが」という美味しさにフリーズします。京都へ来て良かった
淡路島のフグ - 身を厚めに切ったフグ刺。フグの旨みがしっかり感じられる、フツーの店じゃあ出ないなぁ~、と感嘆しつつ悶絶
マグロ、赤貝 - マグロは口溶けのいい身で旨みが濃い。赤貝は天然物で、透明感のある旨みに唸ります
ぐじ,生湯葉 - 甘鯛にとろみのある出汁を合わせました。甘鯛の旨みと優しい出汁の香り、柑橘の爽やかな香りの融合。湯葉も豆乳の香りがしっかりしてます。確か生湯葉は菊乃井というお店のもので、クオリティがワンランク上な味わいです
八寸 - カラスミ、穴子寿司、黒豆、金柑、海老芋、ゴボウの構成。カラスミはしっとりとした食感で塩加減が上品、卵を感じる食感、これ凄い。穴子の酢飯はしっとりとして絶妙な粘りが穴子の旨みと合わさってフリーズします。これも凄い。どれも、お互いの味わいを邪魔しないし食感と味付けのクオリティが素晴らしい
瀬戸内鰆、紅マドンナ - このサワラは身がしっとりしていて驚きました。味噌とビールを合わせて焼いているそうです。オレンジは紅マドンナという品種で上品な甘さがサワラに合います。唸らされっぱなし
フグ白子 - トラフグの白子を大ぶりにカットして焼いています。白子の甘みが広がります、素晴らしいです、悶絶です
イイダコ - 蜂蜜、酢味噌を合わせたそうです。柔らかくプルプルな食感と頭の部分に旨みが詰まってて「うぉっ!」って美味しさでした
フグのアラの唐揚げ - 二品目のふぐ刺に出たフグアラの唐揚げ。このフグの身は旨みがしっかりしているので唐揚げも味わい深く、さすがと思える一品
蟹ご飯 - 蟹の身とご飯を合わせて、蟹味噌が上に乗ったご飯。美味いに決まってる。透明感のある蟹の旨みと蟹味噌のコクに悶絶です。おこげも上品な食感
あまおう - カットしたあまおうとイチゴの果汁で作ったシャーベット。柔らかく広がるイチゴの香りに雑味なし、問答無用で美味いです
大満足、大将の素晴らしい食材知識と味付けの技を堪能しました。本当に和食の世界って知らなかったなぁ、って改めて思いました。もう、関西へ来たら外せないお店。また、お邪魔させていただきます。ごちそうさまでした
淡路島のフグ
ぐじ、生湯葉
イイダコ
蟹ご飯
八寸
とち餅
マグロ、赤貝
瀬戸内鰆と紅マドンナ
フグ白子
フグのアラの唐揚げ
まる鍋
まる鍋
漬物
蟹ご飯(取り分け)
粕汁
蟹ご飯おこげ(取り分け)
あまおうのデザート
2021/03/01 更新
2020/03 訪問
ハイコストパフォーマンスの本格和食店
今回の旅行前、地元の京料理店で「京都の本格的な和食店行ったことないんです」という話しをマスターにしたら、こちらのお店を紹介してもらい、その場で予約を取りました。場所は北白川、通りから銀閣寺の参道に入る交差点の近く。このあたりならコインパーキングがたくさんあるので24時間リミッター700円のとこへ停めて、歩いて数分。お店はご主人の佐々木さんと垢抜けたオシャレなお姉さんの二人で切り盛りしている、カウンター6席と4人テーブルのこじんまりとした店内はクリアな空気で食材クオリティの高さに期待できますね~
今回のコースは以下のとおり
蒸し穴子(梅肉) - 柔らかい穴子とダシが効いた餡、美味いなぁ~。梅肉のコントラストがいいですね
明石天然鯛 - 新鮮なプリプリ感のある天然鯛...う~ん、唸りますね。初めて食べた大徳寺納豆のほんのり塩味がとても合う。京都だなぁ~、美味い
鰆(サゴシ)、赤貝、由良赤ウニ - 刺し身は食感の良い鰆、旨味のある赤貝、甘みのある赤ウニでした
蛤のお椀 - 雑味がなくて味わいのしっかりした蛤のお椀、これは唸る。菜の花が凄く味わい深くて美味い。京野菜の凄さを感じる一杯
八寸 - 鯖寿司の旨味と柔らかいお酢、そして昆布が素晴らしい、これフリーズしました。鯖と昆布は福井産だそうです。タラの芽の天ぷらも食感と旨味に悶絶しました。タコも柔らかくて美味いなぁ~
琵琶湖諸子 - 春先が旬で、琵琶湖の特産諸子です。味わいは鵡川の朝採れししゃもが、少し大きい分、はらわたと骨のパリパリ感が印象的。塩の振り方と火の入れ方にご主人の腕を感じます。すげぇ美味い
ホタルイカ(苺酢) - 北陸のホタルイカに酢味噌と苺酢を合わせました。厚みがあってみずみずしいホタルイカに苺酢が合いますね。苺酢は甘くなく、お酢の酸味も柔らかく上品
丸鍋 - 今まで食べたスッポンは何となく匂いが気になって、旨いと思ったことが無い(自分、平民だなぁ、って思った)のですが、この丸鍋はとても食べやすく上品で悶絶しました
お揚げ、タイラギ貝、新海苔のご飯 - 海苔の香りが良く、角切りのタイラギ貝(関東だと平貝)の食感、揚げの旨味、これは唸ります
ほうれん草の粕汁 - 関東の和食店だと珍しい粕汁の甘みと旨味の濃さに悶絶。これも凄く美味い
三宝柑ゼリー、豆乳 - 軽い甘さの三宝柑ゼリー、下にムッチリとした食感のスッキリした味わいの投入ゼリーがいいコントラスト
ご主人の腕にも唸りましたし、食材クオリティの良さにも唸りました。そしてお会計の安さに驚きました。これは、次回京都へ行く前に予約確定です。ごちそうさまでした
明石天然鯛(黒いのが大徳寺納豆)
丸鍋
琵琶湖諸子
ホタルイカ
蒸し穴子(梅肉)
鰆(サゴシ)、赤貝、由良赤ウニ
蛤のお椀
八寸
丸鍋(取分け)
漬物
お揚げ、タイラギ貝、新海苔のご飯
お揚げ、タイラギ貝、新海苔のご飯
ほうれん草の粕汁
三宝柑ゼリー、豆乳
三宝柑ゼリー、豆乳
2020/04/08 更新
関西遠征六日目、前回の関西遠征では地元客ジャックで予約が取れなかったお店、今回は無事予約が取れて再訪。出町柳駅から7系統(203系統でも行けます)のバスに乗っていきました
おまかせ一択です。今回のコースは以下のとおり
最初に出てきた京番茶(温)が美味しかったのと、暑かったので京番茶(冷)をオーダー。焙煎の香りが心地いい飲み心地(おかわり1回)
青梅白ワイン煮 - 最初は暑い日にぴったりな青梅の白ワイン煮。繊細にほぐれる食感と旨味がしっかりした青梅に悶絶、氷が入った白ワインスープも美味しい
明石鯛、シマアジ - 二日前に釣れた鯛。どちらも良いプルプル感で旨味がしっかり、鯛の甘みにフリーズ、山葵のキレイな味わい
鱧 - とても大きく身が厚い鱧で、大きな鋼の包丁で骨切りされた身はフワフワの食感にフリーズ、脂乗りも素晴らしい。今まで食べた鱧で文句なしに一番美味しかった
穴子とがんもどき - 木の芽餡。穴子の甘みと旨味に悶絶、厚みのあるスナップえんどうは雑味がなくてみずみずしい青味
八寸 -
さば笹巻き - お酢とさばの旨み
卵黄味噌漬け - 濃厚でキレのある味噌と濃縮された黄身
枝豆 - 旨味がしっかり
トマトだし醤油漬け - トマトの甘味に出汁が合います
アイナメ卵南蛮漬け - しっとりとした食感にしっかりした出汁が上品な味わい
穴子かんびょう - 柔らかい食感と優しい味付け
タコの卵 - フワッと広がる卵
合鴨団子 - 上品な鴨肉の旨み
モダンなアレンジを感じますが、完成度の高い味わいに悶絶
鮎 - 江戸時代、徳川家康が山葵を上方へ出さなかったため、川魚には蓼(たで)と酢で毒消しをしたそうです。丸ごと食べれる琵琶湖で捕れた鮎の良い香りに悶絶、蓼酢に苦味はありません
明石タコ - 万願寺唐辛子、小芋、里芋、トマト酢餡の構成。タコが悶絶の柔らかさで、旨みもしっかりしています。大原産の野菜もとても良い食感と透明感ある旨み
鱧鍋 - 鱧のふくよかな食感もさることながら、出汁の繊細な味わいと大きなじゅんさいも悶絶の美味しさ
えんどう豆ご飯 - 関東では豆ご飯といえばグリーンピースですが、関西はえんどう豆なんですね。添えられた利尻雲丹はミョウバン/塩水なしで輸送したウニで、卵黄を彷彿させるコク深い味わい。TKG最強の味わいでフリーズ、漬物ともずくもさすがの美味しさ
あんみつ - 抹茶、寒天、イチジク、アメリカンチェリー、パイナップル。とても食感よく炊きあがってる豆の食感に悶絶、寒天の旨さと上品な黒蜜
このハイクオリティな食材と素晴らしいテクニカルに、いつもながら感嘆します。次回の関西遠征でもよろしくお願いいたします。ごちそうさまでした