不思議の国のレオンさんが投稿した銀座 帯(東京/東銀座)の口コミ詳細

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不思議の国のレオン

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銀座 帯東銀座、銀座、銀座一丁目/フレンチ、日本料理、居酒屋

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

日本の出汁とフランスの技が結ぶ。銀座「帯」で叶える、美酒美食の極上マリアージュ!銀座の格式、帯が結ぶ!

銀座「帯」 和フレンチコース & 美酒のマリアージュ 実食レポート
銀座の洗練された空間でいただく「和フレンチ」。
日本の繊細な出汁文化とフレンチの技法が融合したコース料理に加え、その味わいを昇華させるワインを中心とした豊富なドリンクメニューも、このお店の大きな魅力です。
今宵は、料理と美酒が織りなす「帯」のような一体感を堪能します。
【ドリンク】
〜日仏をつなぐ、珠玉のワインリストと銘酒たち〜
乾杯の前にメニューを開くと、そのラインナップの厚みに驚かされます。
シャンパーニュは「COLLET」などの名門が並び、白ワインにはフランスの「シャサーニュ・モンラッシェ」といった最高峰に加え、長野県の「リュード・ヴァン」や京都丹波のソーヴィニヨン・ブランなど、日本のテロワールを感じる銘柄が並びます。これは「和フレンチ」の繊細な出汁の味わいに寄り添うための必然的なセレクトでしょう。
さらに、**「山崎12年」「白州12年」といった希少なジャパニーズウイスキーや、焼酎の「森伊蔵」「魔王」**までもがラインナップ。ワイン好きはもちろん、愛酒家をも唸らせる懐の深さが、銀座という街の格を感じさせます。
【先付け】
蒸麦がきと昆布出汁のジュレ/蕪の浅漬け/吉野葛の胡麻豆腐
コースの幕開けは、透明感あふれる一皿から。
キラキラと輝く昆布出汁のジュレをまとった「蒸麦がき」。口に含むと、凝縮された牡蠣のクリーミーな旨味と、昆布の上品な磯の香りが一気に広がります。ここに合わせるなら、キリッと冷えた甲州テロワール(白ワイン)あたりでしょうか。和の柑橘のような酸が、牡蠣のミネラル感を引き立ててくれそうです。
濃厚な吉野葛の胡麻豆腐は、ねっとりとしたコクがありながら後味は上品。これからの食事への期待を高める、完璧なプロローグです。
【前菜】
熊本県産ブリと花とハーブのサラダ
続いては、まるで絵画のような一皿。
脂の乗った熊本県産ブリは、カルパッチョ仕立て。口の中でとろけるような脂の甘みを、花とハーブの華やかな香りと苦味が優しく包み込みます。
ブリの濃厚な旨味をハーブの清涼感が引き締めるこの一皿には、少しふくよかなフランス・ラングドックのシャルドネなどが合いそうです。魚の脂を洗うのではなく、包み込んで昇華させるペアリングが楽しめます。
【前菜】
信州産5種のキノコとフロマージュブランのパイ
温かいパイ料理が登場。ナイフを入れるとサクッという音と共に、信州産キノコの芳醇な香りが立ち上ります。
パイの中には、旨味を凝縮させたキノコのソテーと、爽やかな酸味を持つフロマージュブラン。大地の香りとチーズの酸味、そしてパイのバターの香りが一体となります。
この芳醇さには、少し軽めの赤ワイン、例えばブルゴーニュのピノ・ノワールを合わせたいところ。キノコの土の香りとワインの果実味が、秋の森のようなハーモニーを奏でます。
【メイン】
青森県産津軽のロースト その出汁のソース
メインは青森・津軽の大自然で育ったお肉のロースト。
完璧な火入れのロゼ色。噛みしめると、きめ細やかな肉質から力強い肉汁が溢れ出します。特筆すべきは、「その出汁のソース」。食材から出た出汁(ジュ)を煮詰めただけのソースは、濃厚かつ透明感のある旨味の結晶です。
このシンプルかつ力強い味には、ボルドーの赤ワイン、あるいはリストにあるイタリアのアマローネのような、凝縮感のある赤ワインが最高のマリアージュを見せるでしょう。または、あえて**「響」などのジャパニーズウイスキー**をロックで合わせ、余韻をゆっくり楽しむのも乙な楽しみ方です。
【お米料理】
京都産湯葉と18穀米のリゾット
フレンチの〆にお米料理が出る嬉しさ。
京都産湯葉の優しい大豆の香りと、18穀米のプチプチとした食感が楽しい一品です。チーズではなく湯葉のクリームソースなので、重すぎず、どこかホッとする味わい。
ここではお酒を**日本酒(例えば「作」や「獺祭」)**に切り替えても面白いかもしれません。米の旨味同士が響き合い、至福の締めくくりを演出します。
【デザート】
タルトタタンのアイスクリームとほうじ茶のジュレ
コースの最後は、キャラメリゼされた林檎のほろ苦さが詰まったタルトタタンのアイスクリーム。そこに合わせるのはほうじ茶のジュレです。
濃厚な林檎の甘みを、ほうじ茶の香ばしさと渋みが「スッ」と切り、食後の余韻を美しく整えてくれます。
総評
「銀座 帯」のコースは、料理のクオリティもさることながら、「日本ワイン」から「プレミアム焼酎・ウイスキー」まで網羅したドリンクの選択肢が、食事の楽しみを無限に広げてくれます。
「素材の出汁」を大切にする料理だからこそ、フランスワインだけでなく、日本の酒とも深く共鳴する。まさに「和と洋」「食と酒」が美しく帯を結んだ、極上のひとときでした。

2025/11/26 更新

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