2回
2025/01 訪問
本物のスペシャルティコーヒーの店を大発見!
エチオピア3種類を。
1ゲシャビレッジチャカ ナチュラル
2チェルベサ ナチュラル
3ベンチマジゲシャカルマチ カーボニックマセレーション
1 花火が上がる。超うまい。
2 記憶の中のチェルベサと比べると軽やかで酸味が上質。
3 アナエロ系でちょっと苦手。アナエロはやりすぎというかあざとさを感じる。美味いけど。
酸味の上質さが今まで飲んできたものより一段上な気がする。
店主といろいろ話して得た知識。豆→焙煎→ドリップの順で重要で、自分の理解だと豆が90点としたら焙煎は最高90点しか出せない。焙煎で85点になったとしたらドリップでは最高で85点しか出せない。言い換えると85点の焙煎豆をドリップで86点以上にできない。不可逆的ということだ。まあ考えてみれば当たり前の話だがしっかり確認、理解できた。
また、店主はパナマの焙煎の大会で全部門決勝進出、ゲイシャ部門では優勝という凄腕の方だった。
ということでパナマゲイシャを飲まないわけにはいかなくなってしまい追加注文。
パナマ ゲイシャ 2種。
4 エスメラルダ農園 ウォッシュド
5 フルトゥンゴ農園 ナチュラル
4 ティーライク 花火が上がる 複雑、変化、気品
5 花火が上がる 複雑、変化、気品
すみません、言語化が難しい。やっぱりエチオピアの少女っぽさに対してパナマはちょっと大人っぽい女性のイメージ。
日比谷にゲイシャ専門店があるがそこよりはるかに美味しいと感じた。一口目のインパクトが全く違う。
キャラクターが違うので甲乙つけがたいが大好きなエチオピアより美味い。さすが。
他の国のゲイシャ、たとえばコロンビアとか、これらはパナマには及ばず、それならもともと華やかなエチオピアの方がコスパが高いということだった。
というわけでコスパが一番良さそうな1の豆を購入。
相場の半額くらいだと思う。
いやぁ、衝撃を受けた。
ブレイクスルーした。
何と言うか、焙煎の技術が、写真で言うところのホワイトバランスの精度が高いような印象を受けた。
一番好きなエチオピアの74165と74158もやってくれないかなあ。
必ず再訪したい。
2025/01/11 更新
注意
コーヒーは浅煎りしか飲まないので深煎りメインの方にはあまり参考にならないと思います。
1/10 2度目の訪問。1度訪問した後通販で豆を購入したことがあり年賀状が来たので、二宮に遊びに行ったついでにそれを思い出して小田原まで足を運んだ。
店主の焙煎に対する熱量がとても高く質の高いスペシャルティコーヒーをいただける神奈川屈指の店。パナマの焙大会のゲイシャ部門の優勝者でパナマゲイシャが代名詞的な店。
〈エチオピアイルガチェフェチェルベサ ドリップとエスプレッソの飲み比べ〉
まずドリップで感動。
最近はエチオピアは74158という小さい豆が美味しいと思っているのだが、豆を見せてもらったら大粒だったのでそんなに高品質な豆ではないと思っていたので良い意味で期待を裏切ってきた。艶のあるふくよかな果実感が出ており過去に飲んだエチオピアのコーヒーの中でもトップクラスだった(というかトップだったかも)。ドリップはいわゆるレシピを使わない一見雑な感じなので少なくともドリップの技術ではなく焙煎の技術であることは察しがつく。
例えばこんな感じ?
80点の豆×70点の焙煎=56点
70点の豆×90点の焙煎=63点
焙煎によってグレードの低い豆がグレードの高い豆より美味しいことが有り得る。
次にエスプレッソ。
エスプレッソは苦いのかと思っていたがそれは間違っていて味を強調するのだとか。なので浅煎りをエスプレッソで淹れると酸味が強調されるとのこと。確かにその通りで一口飲んだら酸味が舌の酸味メーターを振り切った。砂糖を1杯半入れてくれて飲んでみたらなるほどバランスが取れて全体像が分かった。滑らかで美味しい。これは初体験。視野が広がった。
〈パナマ レリダ ウォッシュドとエスメラルダ ナチュラルの飲み比べ〉
個人的にナチュラルのプロセスが好きなのでナチュラル2杯を飲み比べしたかったがパナマゲイシャはウォッシュドの方がその特徴が分かりやすくオススメということで1杯はウォッシュドにしてみた。
レリダウォッシュドはとても綺麗な華やかさがある。エチオピアが可愛らしい少女ならパナマは超美人な印象。ただ、紅茶感とレモン系の酸味が出るウォッシュドの特徴がそのまま出ており豆の個性の差がナチュラルほど出ない印象を感じた。一方で透明感がある分地域感の個性は出やすいのかなとは思った。
エスメラルダナチュラルはもうこれぞスペシャルティコーヒーの象徴といった印象。果実感、華やかさ、複雑さ、豊かさ、すべてが揃っている。素晴らしい。やっぱり自分はナチュラルが好きなことを再認識。また、価格も含めてかもしれないけど自分はらっぱりエチオピアが好きであることを再認識。何というかパナマはクラスで一番の美人で一番モテる人、でも好きになった人はその人ではなかった、という感じか。
〈インドネシア マンデリンの浅煎り〉
アナエロビックはあざといから好きではないという話をしたらそんなこともないということだったのでエチオピアのアナエロを飲んでみようとおもったらインドネシア マンデリンの浅煎りをお勧めされたのでそれを飲むことに。
マンデリンは深煎りの代名詞なので浅煎りの印象が全くなかった。飲んでみるとカラッとした印象で初めて体験した味だった。最近緑茶を飲み始めてコーヒーは甘み酸味を感じるけど緑茶はコーヒーにはあまり感じない旨味を感じる。マンデリンの浅煎りにはその旨味を感じた。美味しい。なるほど、勉強になった。そう言えば確かプロセスはウォッシュドだったと思うが、エチオピアやパナマで感じるウォッシュドらしさをあまり感じなかった。
エチオピアのアナエロは豆を購入した。後に自分で淹れて飲んだら確かにあざとさは軽めだった。でも軽いけどしっかりあざとさがあったとも言える。やっぱりナチュラルのプロセスが一番好きであることを再確認できた。これはこれで美味しい。
〈まとめ〉
総合すると最初のチェルべサに感動しすぎて感情をほとんど使い果たしてしまっていたかも。飲む順番が違うとまた別の印象だった可能性もありそう。
とても素晴らしい体験だった。
コーヒーの美味しい店なのでコーヒーだけを飲むことをお勧めします。何か食べるとコーヒーの味の邪魔をするし、コーヒー以外(ラテなどを含む)を飲んでもこの店の価値を感じることができないと思います。
※とんでもなく美味いラーメン屋でチャーハンを食べてもあまり意味がないですよね?
特に都内はパナマゲイシャに3000円、4000円出してもがっかりすることが多いけど、この店は東京の半額でしっかりパナマゲイシャを体験できるので。
余談1
焙煎はもちろん技術もあるけど最終的にはどれだけ馬鹿になれるかだと仰っていた。最終的には熱量の差だと。
余談2
ドリップは味に対して10%くらいしか影響が無いと。それでコーヒースケールを使わずドリップされているのだろう。レシオ(お湯と豆の量の比率で一般にお湯は豆の量の15〜16倍)の範囲ならどう淹れてもそんなに変わらないはずとのこと。豆の量、お湯の量、お湯の温度は計測されているようだ。それで感動的なチェルべサを出せるのだから自らそれを証明されている。おそらくポイントが2つありそう。
1 適当なドリップに見えるがドリッパーはカリタのようなやつで小さい穴が2つ空いているやつである程度ドリッパー側がコントロールするので適当にやってもそんなにブレない。
2 時間は有限なのでドリップの学習に時間を使うくらいなら焙煎に全振りしたいとのことではないか?なぜなら焙煎の方が味への影響が大いから。深掘りするとドリップの技術は回数が限られてくるので上限が小さい。焙煎は豆の量としてドリップより圧倒的なまでの量を客に還元できるので貢献度が高い。雑に言うと上手なドリップでコーヒーをいれる杯数は限定的、焙煎はそれより圧倒的に多い杯数を客に提供できる。
味・量共に焙煎はドリップより客に貢献できるということかな?と思った。
自分ではハリオのV60NEOとコーヒースケールを使ってドリップしているが、試しにカルディでカリタ型のドリッパーを買ってきて豆の量とお湯の量を最初に計ってレシピ無視でドリップしてみたらなるほど確かに美味しかった。確かにレシオとお湯の温度を守れば(挽目もあると思うが)そんなに変わらないことが分かった。
一方でコーヒー店は焙煎もドリップもするが個人はだいたいドリップしかしないので(焙煎する人も少数いるとは思うが)ドリップに全振りするしか選択肢が無く、たかだか10%の影響とはいえそれを楽しむのはありだと思った(でもあんまり意味ないな)。