25回
2020/05 訪問
都内最高峰5
2020/05/30 更新
2020/01 訪問
都内最高峰4
昨年8月以来ですが、今回は冬の魚を楽しみに訪問。
奥様のあたたかい笑顔に迎えられつつカウンターへ移動、この瞬間はいつもですが、背筋が伸びる思いがします。ご主人にご挨拶しつつビールをオーダー。
この日もお造りからスタート。
ヒラメ
青柳
ミルガイ
ゲソ
ホタテの磯辺焼き
この日のヒラメは透明感ある脂がのりとても香りが高い、ミルガイはきめ細かく引き締まっておりとても上質でした。
一段落したあとで、一の蔵を頼みつつ握りへ。
ヒラメ昆布〆
スミイカ
ヅケ
コハダ
中トロ
大トロ
鯖
サヨリ
赤貝
煮蛤
ウニ
煮イカ
アナゴ
玉
こちらにお邪魔して幸福を感じるのは最初の一品、香り高い山葵をまとったシャリと上質な白身です。いただいた瞬間、渾然一体となった逸品のすばらしい香りが口中に拡がり幸福感を感じます。
この日のマグロは100kgとのことで赤身は今一つでしたが、中トロ・大トロは脂もすっきりしており好印象、あと印象に残ったのは、地味深い味わいの赤貝と磯の爽やかさの残るウニでしょうか。
他のお客さんがお帰りになった後、ご主人 奥様と年越し蕎麦やお節料理の話で暫し盛り上がりました。
最近時も大人気のようで少し先の予約をしつつお店を後にしました。
2020/01/25 更新
2019/08 訪問
都内最高峰3
お盆明けの訪問。暖簾をくぐると凛とした空気を感じる待合室のある空間が広がります。
この時期は、ギリギリ新イカとシンコをいただけるので楽しみに訪問。
まずはビールとお造りでスタート。お造りは
タイ(こちらでは珍しいですが、悪天候で平目も真子鰈もこの日は入荷なし)
煮鮑(黒鮑も最後ですがなんとか間に合いました)
小柱
新イカの下足
をいただきました。
続いて握りですが、冷酒(一の蔵)に切り替えます。
真子鰈の昆布〆からいただきました。うっすらと塩分と昆布の風味を感じつつ、絶妙の按配の酢飯の香りが拡がり橋口さんならではの技量を堪能します。
他に印象的だったのは
マグロ(赤身、中トロ、大トロ。10段階で8くらい)
シンコ(デリケートな〆具合が印象的)
新イカ(すっきりとした味わい)
青柳(なんとも爽やか)
アナゴ(崩れる寸前の煮具合)
でしょうか。
この日は他のお客さんのお帰りが早めでしたので橋口さんと諸々会話でき楽しかったです。お盆は帰省なさったとの事でリフレッシュされたご様子でした。
2時間と少しの間ですが、再訪できた喜びを感じることができました。
次回の予約をとりつつ、この日も大満足でお店を後に。
2019/09/01 更新
2019/04 訪問
都内最高峰2
GW前に久々の訪問です。
玄関のアプローチからはしぐちさんのいらっしゃるカウンターへ入ると空気が張り詰めたような心地よい緊張感が漂っています。
まずは、真子鰈、青柳、煮鮑と切っていただきビールを飲みながらいただきます。冬の寒平目の深い味わいもいいですが、どちらかといえば初夏を思わせるさわやかな真子鰈のほうが好みです。今回の真子鰈は淡路とのことですが、極めて上質なもの。煮鮑は上品な味付けですが、それ故、噛むほどに鮑本来の香りが際立ちます。
この辺で握りへ、冷酒(一ノ蔵)へ切り替えます。今回特に印象に残ったのは、
真子鰈(昆布〆)
中トロ(160kgですがきめ細かい脂)
貝シリーズ(ミル、トリ、青柳)
カスゴ(絶妙な塩梅)
アナゴ
酢飯はいただくと鮨タネとハラリと崩れるように一体になる握り具合、匠の技ですね。
次は夏にうかがいます、今回もありがとうございました。
2019/04/28 更新
2018/08 訪問
都内最高峰
こちらには定期的に伺っています。東京には数多の鮨屋さんがありますが、最高峰の一つと言えるでしょう。お店は数年前に改装されましたが凛とした空気の流れる素晴らしい造りになっています。今回の訪問ではちょうど台風前後と重なったことから市場も機能しておらずご主人も困り顔でした。
今回は、つまみは刺身(真子鰈、アジ)と煮鮑、握りは一通り(真子鰈昆布締め、シロイカ、シンコ、コハダ、ヅケ、中トロ、大トロ、海老、いくら、雲丹、穴子)といただきました。こちらの鮨屋さんでは、香り高い酢飯と極めて上質な鮨種が、いただくとはらりと崩れ渾然一体となるように握られており、クオリティの高さにおいて匹敵する鮨屋さんを知りません。巡り会えたことに感謝しています。
2018/09/09 更新
日の長くなったこの季節、夕闇の中さわやかな風にあたりながら赤坂見附からの道を歩みます。お店に訪れるのは1月以来ですが、初夏の魚が楽しみです。
お店に入ると空気感が一変、毎度思いますが別の空間、「ハレの次元」にはいった気持ちなります。奥様の笑顔にほっとしつつ、ご主人のご挨拶、この瞬間背筋がのびますね。
早速ビールを注文。
まずはつまみから。
真子ガレイ・エンガワ
青柳
小柱
ミルガイ
ゲソ
初夏になり真子ガレイの季節が始まりましたね、甘みがありさわやかな味わいが口中に広がります、ミルガイは海の香りを感じさせる強い甘みが印象的。
この瞬間、このお店にいることのできる至福を感じます。
ここからにぎりへ。冷酒へ切り替えます、普段は一ノ蔵なのですが、この日は前回奥様に薦めていただいた大雪渓、途中から天寿。
赤身(づけ)
こはだ
トリガイ
アジの酢〆
中トロ
大トロ
イワシ
車エビ
ウニ
アナゴ
いつも感じることですが、最初の一貫をいただくと、なんともいえない塩梅の酢飯の香りがすばらしく忘我の境地に達するような気持にさえなります。
この日特に印象的だったのは、中トロ・大トロでしょうか。130キロくらいの房州のマグロですが、脂のきめ細かさ・香りが高さがすばらしかった。また、季節柄アナゴ、全く歯ごたえがなきがごとくと溶けてゆき、ほんの少し土っぽい香りが広がりました。
外食は久しぶりでしたが、最初のお店がはしぐちさんでほんとうによかった、生きていてよかったとさえかんじました。
次回の予約をしつつ素晴らしい時間を過ごせたことに感謝してお店をあとにしました。