Silkmanさんが投稿した樋口(東京/明治神宮前)の口コミ詳細

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Splendor in the Grass

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Silkman (60代前半・男性・東京都) 認証済

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樋口北参道、明治神宮前、外苑前/日本料理

23

  • 夜の点数:4.9

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
3回目

2020/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

常に進化2

前回から1年ぶりの訪問です、昨今の騒ぎのせいか明治神宮前からの道中は混雑もなく到着。樋口さんの暖簾をくぐりカウンターへ入りますと暖かい空間が広がります。樋口さんと奥様の笑顔にほっとしつつビールを注文。こちらのビールは機器もグラスも手入れが行き届いており非常にクリーミーな泡立ち、のどを潤します。
この日も樋口さんの世界を楽しみにお邪魔しましたが、いただいたのは

先付け  粕汁(酒粕のコクがふかく体が温まります)
お通し  はまぐりのあんかけ、タラの芽の天ぷら(タラの芽は季節感を感じます)
お凌ぎ  のどぐろ炙りの鮨(とても肉厚ののどぐろ、脂ののりがすごいですが
              軽くあぶり抑えています、上質の海苔とともにいただきます)
お椀   甘鯛と新玉葱(カツオの出汁がすばらしい、甘鯛のホクホクした感触と
            新玉葱のシャリシャリ感を楽しみます)
向付   平目と赤貝の刺身(平目はまったり味わい、赤貝は地味深い)
向付2  鰆の炙りとメジマグロ(藁で炙られた鰆は非常に薫り高い、メジマグロは上質な脂)
強肴   ツキノワグマの西京焼き・海老芋の天ぷら・ゆずの砂糖漬け
     (熊は初めていただきましたがまったく癖がなく西京味噌との相性はばっちり、
      口直しにさっぱりとしたゆずを楽しみます)
焼き物  津居山蟹の炙り(蟹は焼きが一番好みです)
箸洗い  津居山蟹のしゃぶしゃぶ(焼き蟹のあとにさっぱりとした味わい)
追肴   津居山蟹の蟹味噌和え(蟹味噌の上質で濃い味わいを楽しみます)
ごはん代わり  蕎麦(こちらの蕎麦は本職と変わらない非常に高いレベル)
水菓子  葛切り(黒蜜がよく絡みます)

こちらでは奥様の目利きでセレクトされた冷酒のラインナップも楽しみですが、今回は鄙願 大吟醸をいただきました。単純な辛口ではなく飲むほどに麹の深い味わいが迫ってきます。香りもすばらしいですが、後味はすっとひいていくので秀逸な和食を邪魔しませんね。

樋口さんは常に進化されておられますが、この日は熊料理を堪能しました。猟師の方と綿密な交渉のもと仕入れされた上質な熊。ご自身も新しい境地でチャレンジなさっておられる由でしたが、深い味わいが素晴らしかったです。

この日も大いに満足してお店を後にしました。

2020/02/29 更新

2回目

2019/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

季節感ある料理

春に向かいつつありますが、樋口さんを訪問しました。雨上がりの夜でしたが、玄関に向かうアプローチから別の空間で期待感が高まります。
まずはビールで乾杯、手入れが行き届いておりきめ細かな泡立ちでたいへんおいしい。
さてお料理ですが

稚鮎の煮浸し、塩漬けされたサクラの葉がアクセント
(この時期は稚鮎というよりも稚々鮎ですが、しっかりと水ゴケの苦味を感じます)
赤貝と葱の鉄砲和え
(葱を処理するときの音が鉄砲のようだからとのこと、芥子味噌との相性がいい)
蛤のあんかけ、空豆を添えて
(桃の節句間近で蛤、パンフライされており美味しさが凝縮されています)
のどぐろの炙り鮨
(青々とした海苔でまかれ風味が抜群)
ぐじと蕪の椀
(出汁が繊細でぐじを引き立てています、蕪もとろけるよう)
鯛のお造り
(こちらの鯛はいつも素晴らしく身が引き締まっています、ブリブリとした食感)
メジマグロのお造り
(葱のたたきとポン酢でいただきました、本マグロの稚魚の味の深みを感じます)
煮鮑の葛あんかけ
(葛のまったりとしたあんが煮鮑とよくからみ味を引き立てています)
マナガツオの西京焼き
(マナガツオはスズキ目ですが、たいへんきめ細かく西京味噌との相性はたいへんいい)
すっぽん炙り
(これは前回もいただきましたが、山椒が引き締めています、癖になる美味しさ)
フグ白子の炙り
(フグの白子は繊細な味わいで大好きです)
フカひれと海老芋の餡かけ
(出汁のとった餡がよく絡みます、海老芋をもってくるところがいいですね)
そして、釜で炊いたご飯
(素晴らしいお米で銀色にかがやいています、たいへん甘く香り高い)
〆は蕎麦
(樋口さんの蕎麦はたいへんな腕前です、そば粉の香りも専門店トップレベル)
デザートは葛きり

ということで季節の旬の食材を樋口さん独自の工夫とイマジネーションで素晴らしいお料理の数々に昇華されており大満足でした。冷酒のほうは前半は辛口の緑川、後半は高砂(而今と同じ酒蔵)といただきましたが、こちらもお料理を引き立てる名脇役でした。

2019/03/03 更新

1回目

2018/09 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7

常に進化

日本料理は好きでよく行きます。これまで様々なお店にお邪魔していますが、お店の雰囲気・客層、値段に見合わない食材、料理の単調さ、横柄な店主など自分にとっての相性から、再訪は1-2回で零れ落ちてゆきました。そうした中、こちらのお店は年に何度か必ずうかがいます。今回は季節的にもマツタケを楽しみにしてお邪魔しました。
いただいたものは

・どじょうと牛蒡の味噌椀
・湯引き炙り鱧と小肌
・銀杏、バチコ、小芋、ウニの湯葉包み
・松茸とグジと冬瓜の吸い物
・お造り : タイ
・お造り  : 戻り鰹、鰆
・のどぐろの寿司
・落ち鮎の塩焼き
・松茸と鱧のフライ
・フカひれの小鍋
・すっぽんと肝の炙り焼き
・食事 蕎麦
・甘味 葛切り

今年はマツタケが素晴らしかった、岩手産とのことでしたが、香り・しっとり感・滋味深い味わいと特にお椀が印象的でした。また、戻り鰹、落ち鮎とも上質、すっぽんの炙り焼きは初めてでしたがこんなうまいのかと驚いたくらいです。そしてフカひれの小鍋は和と中華の融合的な味わいでこちらも堪能しました。

こちらのお店の素晴らしいところは常に新しいものへチャレンジなさるところ、お料理は常に進化しています。店主も「お客様に飽きられないように」とのスタンスですが、そうしたプレッシャーとも戦いながら、常に研鑽なさっておられるところがお料理に現れています。また、店主は器にも拘っておられ、お料理の見栄えを引き立てる組み合わせにはいつも感心させられます。

あともう一つ素晴らしいのは日本酒のラインナップ、こちらは奥様のセレクトですが、定番以外のものが楽しく昨日は而今・高砂(いずれも木屋正酒造)といただきました。

上質な酒と上質な料理、これ以上の組み合わせがあるでしょうか、今後もうかがいます。


2018/09/29 更新

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