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夜の点数:4.8
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
シンプルな表層に騙されてはならない
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2024/08/16 更新
もちろん騙す気はないだろうけど。。。いや騙す気あったな。。。
コース最初の料理を見た時は、極力シンプルな味付けで素材を活かす料理のお店なのかな、と思ったのです。何も足さない何も引かない的な。
しかしそれはおおいに間違っていました。ドンブラボーのコースには、一皿ごとに盛り上がりを見せていく仕掛けが施されています。
コースのはじまりは、歯応えの良い桃にチーズを擦りおろすだけのシンプルなプロローグ。そこから皿を追うごとに料理は複雑さとボリュームを増し、クライマックスのラザニア(写真)から、ピザ(写真)へと向かう大団円、そしてデザートというエピローグまで、大きな流れがありました。
シンプルに見える一皿、例えば薪火で焦がしたズッキーニ(写真)の底にはアンチョビやカラスミのソースが隠されています。アナゴのフリットを、パプリカなどの赤いソースで食べさせるのかと思いきや、さらにその底にはアボカドとワサビの緑のソースが潜んでいます。
どの料理もシェフが仕掛けた驚きと、それを解読する楽しみに満ちていました。
ピザ(写真)は、マリナーラとマルゲリータのハーフ&ハーフを選びました。これまた美味しかった。国産小麦粉と全粒粉で作られた台が、上の具材をしっかりと受け止めていました。焦げた小麦粉の香ばしい香りも最高。研究を重ねてここに辿り着いたんだろうなあ。
あと2つ言わせてください。
まずペアリング。アルコールのペアリングは、ワインだけではなく、焼酎、日本酒、日本のリキュールなど、自由自在に組み合わせ、加工したものでした。そんななかに、バローロの30年ものが紛れ込んできたりします。ここも嬉しい驚きの連続でした。ノンアルコールも、甘い飲み物の連続ではなく、バラエティに富んだペアリングが出てきます。ちなみにワインだけのペアリングも用意されてます。
最後に、サービスの方々のプレゼンテーションと受け答えが素晴らしかった、と証言しておきます。たぶんご自分達もコース設計の一員となっているのではないでしょうか。それぐらい地に足のついた説明でした。
さすがデスティネーションレストランに選ばれただけあります。この店に行くために、また国領駅で降りるでしょう。