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料理作るのも楽しいけど、やっぱり食べて飲む方が好き!
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白金熊 (男性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数:4.5
2025/01 訪問
この店のシェフは、食べさせたい味へのこだわりと、それを実現する腕前を持っている
路地に名店が揃う門前仲町。ブカマッシオも大通りから一本裏の路地に佇む。ブカとは洞窟のように奥に細長い店を指すトスカーナでの言葉だそう。この店もまあまあ奥に細長く、内装は異国の雰囲気を醸し出している。店名を焼き入れた陶器が壁に飾られている。「イタリア現地の味と量を提供したい」というのがシェフのこだわりと伺った。例えば、ラザニアのパスタ生地は柔らかく煮込まれ、ソースと一体化している。日本で食べるラザニアの多くは、パスタとミートソースを何層かに重ねたものとなっている。ミートソースとパスタという異なる食材の組み合わせを楽しむのがラザニア、と理解されていると思う。そしてたぶん多くの日本人は、生地に歯応えを求めている。しかし、イタリア現地では、(もちろん地域や店によってバラエティはあるものの)ラザニアのパスタ生地は柔らかいそうだ。この店のシェフは、ソースと一体化した中で小麦粉の味を楽しむことができるように、極薄の生地を自ら開発している。チーズの焦げ加減には濃淡があり、均一な狐色ではない。チーズ本来の味とお焦げを食べるような香ばしさの両方を楽しめる。そのような設計のお陰か、メインの肉の前にラザニアを食べても、重苦しさを感じなかった。ブカマッシオは、お客さんに食べさせたい食のイメージをシェフがしっかりと持っていて、加えてそれを実現するための技術を持っているお店、だと思う。サービスの方の対応も見事。説明からリコメンドまで、適切に対応していただいた。ワインリストも十分に潤沢。メニューの種類は多くない。シェフとサービスの2人で回すことを前提に、様々な要素がうまく組み合わされている。種類が少ないとはいうものの、日本という異なる環境下で、こだわりを実現するために、どれだけ多くの知恵と時間を費やしてきたのか、それを想像すると感じ入ってしまう。定期的に再訪させていただきます。予約必須です。
2025/04/29 更新
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ソファー席
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路地に名店が揃う門前仲町。ブカマッシオも大通りから一本裏の路地に佇む。
ブカとは洞窟のように奥に細長い店を指すトスカーナでの言葉だそう。この店もまあまあ奥に細長く、内装は異国の雰囲気を醸し出している。店名を焼き入れた陶器が壁に飾られている。
「イタリア現地の味と量を提供したい」というのがシェフのこだわりと伺った。例えば、ラザニアのパスタ生地は柔らかく煮込まれ、ソースと一体化している。
日本で食べるラザニアの多くは、パスタとミートソースを何層かに重ねたものとなっている。ミートソースとパスタという異なる食材の組み合わせを楽しむのがラザニア、と理解されていると思う。そしてたぶん多くの日本人は、生地に歯応えを求めている。
しかし、イタリア現地では、(もちろん地域や店によってバラエティはあるものの)ラザニアのパスタ生地は柔らかいそうだ。この店のシェフは、ソースと一体化した中で小麦粉の味を楽しむことができるように、極薄の生地を自ら開発している。
チーズの焦げ加減には濃淡があり、均一な狐色ではない。チーズ本来の味とお焦げを食べるような香ばしさの両方を楽しめる。そのような設計のお陰か、メインの肉の前にラザニアを食べても、重苦しさを感じなかった。
ブカマッシオは、お客さんに食べさせたい食のイメージをシェフがしっかりと持っていて、加えてそれを実現するための技術を持っているお店、だと思う。
サービスの方の対応も見事。説明からリコメンドまで、適切に対応していただいた。ワインリストも十分に潤沢。
メニューの種類は多くない。シェフとサービスの2人で回すことを前提に、様々な要素がうまく組み合わされている。種類が少ないとはいうものの、日本という異なる環境下で、こだわりを実現するために、どれだけ多くの知恵と時間を費やしてきたのか、それを想像すると感じ入ってしまう。
定期的に再訪させていただきます。予約必須です。