おおちゃん880さんが投稿したWASHOKU たか木(宮崎/宮崎)の口コミ詳細

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チームSのグルメ日記

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WASHOKU たか木宮崎/日本料理、郷土料理

8

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
8回目

2025/05 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

宮崎への愛と、素材への畏敬

久しぶりにたか木さんへ。

お料理はコースを予約。
飲み物はペアリング5種(5,900円)、3種(3,900円)をそれぞれお願いしました。

カウンターは6席。
この日は5席のゲスト。我々以外は県外からのお客様のようでした。
個室の方も満席。


日本酒のスタートは、高知県の土佐しらぎ。
ナチュール。生酒。コクのある旨みが美味しい。

お料理の始まりはハモとアラの骨でお出汁を取った煮凝りに、串間の紫ウニ。
紫蘇の花、オクラ、しっかりとしたお魚を感じるお出汁が一体となったひと皿。


宮城県の伯楽星。
純米吟醸。これも好きなお酒。

続いてのお皿。夏野菜のキュートな盛り合わせ。
・茄子の揚げ浸し、茗荷を添えて。
・伝統野菜の黒川かぼちゃ。素材感が素晴らしい。
・フルーツトマト、梅酢。爽やかな酸味。
・空豆、カラスミを挟んで。ふっくらとした塩味。
・エシャレット、酢味噌。香りと食感。
・あくまき、揚げてきな粉をまぶして。
・モロッコインゲン、ごまダレ。
見た目の美しさと、それぞれの素材感がみずみずしくて、楽しいです。


黒木本店の球。
芋焼酎なのですが、紅茶のようなフレーバー。丸みのある柔らかさがあります。これも好きな焼酎。

お椀。
白甘鯛、蕗、抹茶素麺。
お出汁は鰹と、新茶を水で3日抽出したものだそう。初めていただく秀逸なお出汁。


佐賀県の東一。
赤ワインで使った樽で熟成させたもの。
純米吟醸、エレガントで香り高いです。

お造りはカスリハタ。
薬味は酢橘、山葵、お塩、茗荷。
一味唐辛子とポン酢、ネギ。
上品なお肉のようなハタの身の美しいこと。そして力強い生命感があります。


尾鈴ジンを使ったジンライム。
綾町のライム、日南レモンなど、地元の素材をふんだんに用いられています。

日向市細島の岩牡蠣。
日南レモンと昆布出汁のジュレ。
ミルキーでシルキーな牡蠣。ジンライムとの相性も良いですね。


ドイツの赤ワイン。
カベルネ・ソーヴィニヨン。
優しいタンニン、牛の脂をサラッと取り込む。

西都市の都萬牛のサーロイン。
クレソン三杯酢。
グリルしたトウモロコシ、粒胡椒を添えて。
お肉は、コースが始まる前から炭火で丁寧に丁寧に火を入れて、そして寝かしてを繰り返し。表面は香ばしく仕上げられていました。


次の日本酒は石川県の菊姫。
芳醇旨口。燗でいただきました。

じょうよ饅頭。
自然薯の生地の中には、高岡町の天然すっぽんが!
すっぽんのスープ、生姜のふんわりとした風味。奥深いお出汁が旨いです。


ドイツの白ワイン。
シャルドネ。ゴマのような香ばしい風味。

アサヒガニ。
丁寧に、きれいにほぐされた蟹の身が美しい。
ゴーヤ、八朔に土佐酢。
柔らかい酸味。


ほうじ茶。

土鍋ご飯。
まずは、炊き立ての芯が残ったご飯を。炊き立ての香りに包まれるアルデンテなお米。

続いて、少し蒸らしが進んだご飯を。
香の物、お味噌汁を添えて。
甘みがマシマシ。

3杯目は鰹節、卵かけご飯で。
これはもう説明のいらない、悶絶の一杯。

さらに、塩おむすび。
これは何個でも食べられそう。

さらに、おこげせんべい。
炭火で炙って。

最後は、焦がし湯。
ご飯好きにはたまらないアレンジの数々でした。


デザートは、三股町産の金ゴマを使った胡麻団子。
クリームチーズ、こし餡をさつまいもの生地で包まれて…バランスが絶妙。ゴマの風味の素晴らしいこと。

結びは、お抹茶で。

今回も地元への愛情、食材へのリスペクトを強く感じられるお料理を存分に楽しませていただきました。
お店の方の真摯な姿勢、誠実な想いが伝わってくる素敵な時間を過ごせました。ありがとうございました。
また季節の旬をいただきにお伺いしたいと思います。

ご馳走さまでした(^^)

2025/05/27 更新

7回目

2024/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

都萬牛の会席、宮崎食材の響宴

都萬牛会席の夜にお伺いしました。

この日のお料理のコースは15,000円。(確か…)

ドリンクは、フルペアリング(6,600円)をお願いしました。

今回は都萬牛の生産者の方もカウンターの中に入られていて、お肉を磨いたり、解説をしてくださったり。(とっても誠実でいい方でした〜)

まずは、いちぼ、ザブトン、横隔膜のお肉の塊を披露していただきました。なんて素晴らしいお肉の眺めなのでしょう。

もうこの時点でワクワクが止まりません。

ドリンクはシャンパーニュからスタートです。

「芋 牛脂 トリュフ」
クリアな脂で揚げた海老芋。牛脂のコクが加わって旨みが増し増し。菊芋のピューレ、たっぷりの黒トリュフ。

燻煙香の赤ワイン。

「ハラミ 新玉葱 筍」
藁で炙ったハラミ。
筍のナムル、新玉葱の風味、食感。
そして、日向夏の果汁が優しい酸味。

日本酒は島根の王録、旨み、コクのあるお酒。
お出汁と同じくらいの温かさで提供されました。

「水田蓮根 テール アキレス 矢野椎茸 蕎麦」
蕎麦粉、蕎麦饅頭の中にはアキレスのお肉、焼いた生の椎茸、揚げた蕎麦の実、サヤエンドウ。

ナチュールの赤ワイン、繊細さが光るブルゴーニュのピノ。

「いちぼ 牛出汁 木の芽」
肉と醤油、山葵、胡椒、ジュレ、あっさりタルタルで。レアなお肉の素材感を堪能。

日本酒は、あたごのまつ、純米大吟醸。

「石蕗 大根 金時人参 生若芽 鬼蕨」
大根のお出汁。風呂ふき大根。
アクのない蕨、若芽、一つ一つの素材が素晴らしいです。

尾鈴ジン、山椒の香り。

「ザブトン 花山椒」
清武町石坂の花山椒をたっぷりと贅沢に使って。
筍、白葱、野蒜…お出汁が素敵。
筍の食感、風味が秀逸です。

イタリア白。
オレンジワインに近い白ワイン。

「いちぼ ステーキ」
あえて炭火の上のフライパンで牛脂をひいて火を入れて、休ませて。まずはそのままの肉の味そのものを何も付けず。
さらに時間をかけて火を入れて。なんと丁寧な火入れなのでしょう。
今朝掘ったという筍、木の芽、そして、生産者の方が自家製のお味噌を。これも絶品。

「きぬむすめ 九条葱」
土鍋で炊かれたきぬむすめをまずはそのままで。
こんな香りのお米はなかなか出会えないですね。
さらに、都萬牛のチャーハンで。
香の物、赤出汁。

「日向夏 文旦 せとか 甘夏」
「スイートスプリング 日本蜂蜜」
白ワインジュレで。

「深蒸茶」
香り高く、うっとりする味わい。

今回も大満足の素晴らしいコースをありがとうございました。
特に都萬牛の魅力を余すところなく楽しませていただきました。特に生産者の方の思いが伝わってきて、嬉しくて楽しくて(^^)
次回のコラボが待ち遠しいなぁ。

店主さんの真っ直ぐで真摯な姿勢にいつも感動させられる大切なお店。
宮崎を全国へ、世界へ。

これからも応援させていただきます。
ご馳走さまでした(^^)

2024/04/06 更新

6回目

2024/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.9
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

土地、食材に真摯に向き合う

定期的に訪問させていただいている地元宮崎の大好きなお店。

今回もおまかせのコース(税込14,300円)、飲み物はペアリング5種(5,500円)をお願いしました。

一杯めだけビールを追加。
お料理の後半で結局、日本酒も追加しましたので、ペアリングは7、8種くらいだったでしょうか。

日本酒のスタートは、石川県の手取川から。
純米生原酒。

はじめのお料理は酒粕汁。
宮崎県小林市の桑水流(くわつる)黒豚が、角煮のように柔らかく調理されています。トロける肉の旨みが濃いですね。
白味噌のコク深い甘み、さらに海老芋の唐揚げがホクホクしています。
黒七味のアクセント。
心も温まる美味しいお椀。

棒寿司。
北浦町の脂の乗った鯖を使われています。
皮目を、直に炭で炙って。
なんとも香ばしく美味しい匂い、口の中で溶けていく上品な脂。

続いての日本酒は、島根県の王録。

削りたての鰹節を加えたお出汁。まずは切子のグラスで、その旨みと香りを楽しませていただきました。
そして、お椀。
新玉葱、ヒゲダイ(これは初めての食材かも)。
葛たたきという調理法でいただきました。
脂の乗りが素晴らしい。
木の芽の爽やかなこと。

高知県の久礼。
辛口純米酒。

クエの葱まみれ。
大きな切り身でびっくり。寝かせて、柔らかなトロける食感に。
葱と鬼おろし大根、紫蘇の花、酢橘の調和を楽しみます。

福島県の廣戸川。純米大吟醸。
甘みとコクのある日本酒。
これすごく好みでした。

甘鯛と白菜のスープ仕立て。
白甘鯛は松笠揚げで、美しい脂と旨み、食感が素晴らしいですね。
オレンジ白菜はオレンジクィーンという品種だそう。お魚とよく合います。

イタリアの赤ワイン。
2008年のもの。

かっぽ鶏。
竹を器に使い、豊かな山の幸を活かした高千穂町のお料理。
地頭鶏、木の芽、蕗のとうを揚げたものなど、竹の中から登場しました。
山椒味噌の美味しいこと。

香取。
千葉県のお酒。
自然純米の生酛造り。

甘酢漬けのさわら、こぼう、こごみ、菜の花、酒粕に漬けたチーズ、唐墨、金柑、など8品が並ぶひと皿。
この器も素敵です。

石川県の菊姫は熱燗で。
まろやかな味わい。
温かみのある檜のおちょこが可愛らしくて。

活きのいい伊勢海老を目の前で調理されて、ライブ感も楽しめました。
聖護院大根、金時人参などの焚き合わせ。
塩雲丹のソース。

土鍋ご飯。
たか木さんのスペシャリテ。
香の物、卵かけご飯、おむすびで…色んな食べ方で日本人の幸せを実感。

デザートは、目の前で仕上げてくださった苺大福とお抹茶。

最後は、おこげの煎餅。

今回の至福のひとときはこれで結び。
とても美味しくて、楽しい時間を過ごすことができました。
いつも細やかな気遣いをしてくださり、ありがとうございます。

宮崎、食材への愛情、真摯に向き合う姿勢が感じられる素晴らしいお料理。
今から次の訪問が楽しみでなりません。

ご馳走さまでした(^^)

2024/02/05 更新

5回目

2023/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

長月〜宮崎の食材で四季を表現する

久しぶりに、たか木さんへ。
こちらも定期的に通わせていただいている、大好きなお店です。

今回もおまかせのコース(税込14,300円)をお願いしました。
飲み物は5種ペアリング(5,500円)を。

でもまずは、生ビールを一杯だけお願いしました。

お料理は、落花生豆腐から。
葛をかけて。
もっちりとした食感と香り。
器まできちんと冷やしてありますね。

日本酒は、蜻蛉(あおとんぼ)から。
福岡のお酒。

伯楽星は冷卸。
宮城のお酒。これも好きな日本酒です。

煮穴子は、木の芽、おくらを添えて。
ふっくらした、がんもどきの中にごぼう、椎茸、ぜんまいなどが顔を出します。
木の芽の香り、まだ、楽しめるなんてありがたい。
優しくて、温かなひと皿。

月の井酒造?のお酒。
茨城県。無農薬米を使われているのだそう。
アルコール度数は20度以上とのとこ。
独特の風味がありました。

川南産の鮑。
蒸し鮑の飯蒸し。
宮崎キャビアがたっぷりと。なんとも贅沢♫
鮑がプルプルで、もちっとしていて悶絶します。

静岡の初亀。
辛口の純米吟醸。

西米良サーモン。
皮目だけ藁で炙ってあり、香りが素晴らしい。
おにおろし、甘めのお醤油と山葵でいただきます。
繊細な脂の旨み。

久礼(くれ)。
高知の辛口純米。

伊勢海老。
訪問日の前日に漁が解禁されたばかりの伊勢海老。
山葵とお醤油で。
ぴちぴちと元気に動いていた伊勢海老さん。
なんと、みずみずしい甘さなのでしょう。
鱧の焼き切りは、山葵と梅肉で。

百十郎、秋梨。
純米吟醸。
岐阜の日本酒。

お椀は「月とすっぽん」。
月に見立てたたまご豆腐の中から、すっぽんの昆布しめが登場します。
繊細で優しいお出汁を味わう素敵なお皿です。
宮崎産の生きくらげ、モウカザメのヒレも美味しい〜。

イタリアのピエモンテ。
フレイザという黒葡萄の赤ワイン。
香り良く、バランスのいいワイン。

宮崎牛の芯々(しんしん)を使ったローストビーフ。
3時間ほど低温で調理されたものだそう。
白茄子を素揚げ、炭火焼きして添えられています。
赤三つ葉。
ローストビーフの、すっと歯が通るような柔らかさと、優しい旨みに悶絶しました。

焼き魚は、チャイロマルハタ。
幽庵焼きにイチョウの葉、蒸したぎんなんを添えて。
上から栗を削って、秋のお化粧をして登場。

土鍋ご飯。
宮崎市鏡洲にお住まいの山本勘弥さんの釜で作られた土鍋なのだそう。
高鍋町産の「きぬむすめ」をこの土鍋で炊きあげるという贅沢。
まずはそのままで、ご飯をいただきます。
次は伊勢海老のお味噌汁、香の物で。
さらに、玉子かけご飯、出汁醤油。
最後は、塩むすび。手渡しで。
日本人に生まれたことに感謝したくなる…そんな美味しさでした。

デザートは、金木犀の香りをつけたゼリーの上に、シャインマスカット、いちじく、須木栗の渋皮煮、梨、クイーンニーナ(葡萄)、シルクスイートのアイスクリーム、ローストしたアーモンド。

最後は、陶芸家、中村真由美さんが作られた美しい器でお抹茶をいただきました。

いや〜今回も圧巻のコース、大満足な夜でした。
毎回、さまざまな旬の素材を違ったお料理として出されるので、ワクワクしながらお伺いしています。
新しい感動と感激に出会える素敵なお店。

これからも定期的にお伺いさせていただきます。
ご馳走さまでした(^^)

2023/09/14 更新

4回目

2023/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

食材の宝庫「宮崎」の旬をいただきました

たか木さんは、地元のテレビ番組で紹介されたり、SNSで投稿されたりしたこともあってか、最近はなかなか予約が取れず久しぶりの訪問となりました。

今回は初めて個室の利用。
掘りごたつのお部屋もなかなか居心地いいですね(^^)

宮崎の旬の魅力がつまった、おまかせのコースをいただきます。

まず飲み物はスパークリングワインをグラスで。
その後は、ボトルで白ワインをいただきました。
ブルゴーニュのシャルドネ。

お料理のスタートは朝摘みの新芽を使ったよもぎ豆腐。
ぷるぷると滑らかな豆腐。
塩茹でそら豆、スナップエンドウ、わらび。
最後にほんのりと少しだけ、春の新緑色の苦味が素晴らしい。

小さなお魚の天ぷら。
きゅうりと日南レモンを添えて。
ふんわりと軽く揚げられていました。
これは美味しいわ〜悶絶ですっっ(^^)

ひきたての一番出汁をワイングラスで。
カツオ節そのものの香りと旨味をダイレクトに楽しめます。

お椀は、鱧、ホンブキ、柚子。
美しい葱〜なんてきめ細やかな食感。
柚子の香り、肉厚な鱧、繊細なお出汁の逸品です。

藁で燻したサワラ。
トロッとしたサワラの脂と旨味。
葱とミョウガ、柚子胡椒?、ポン酢のバランスが秀逸。甘みもあるような柔らかな酸味です。

お造りは、アオリイカ、メイチダイ。
旨味溢れるお刺身。食感も、甘さも驚き。
包丁の細工が美しくて見惚れました。

地頭鶏の唐揚げ。
北京ダックのように油をかけて仕上げたそう。
こんな食べ方をしたのは初めて。鶏のポテンシャルの高さをあらためて感じました。

ソーメン。
茄子の翡翠煮、蒸し鮑、とろろ、おくら。
柑橘の香りが夏を感じさせます。
鮑が肉厚っ、旨いっ。

高岡町で獲れた600グラムの天然うなぎ。
カリカリと香ばしい皮目、ふんわりとした身。力強さを感じるうなぎの旨味です。
タレ焼きで。
筍の木の芽和え、ウドも入っていて食感と香りに感動。

土鍋ごはん、きぬむすめ。
添えられた枕崎産のカツオ節は、血合いのないところを使われているのだそう。
飛来幸鶏(ひらこどり)の玉子。
もうこの香りだけでノックダウンさせられます。
とにかくこの炊き立てご飯は悶絶の美味しさなのです。

デザート1つめはココナッツのアイスクリーム。
宮崎マンゴー、日南レモンの酸味も。

日南市飫肥の厚焼き玉子を店主さん風に。
きび砂糖、熟成ミリンを使われてプリンに近い感じに仕上げたもの。
飫肥のものよりは滑らかで、柔らかな食感。
素晴らしいデザートに昇華されています。
お抹茶も美味しかった♫

以上でこの日のコースは終了。
お伺いするたびに新しい食材、調理法、そのアレンジに驚かされ、笑顔にさせられます。
真面目でまっすぐ、宮崎の旬の食材を大切に提供されているのが伝わってくるのがとても嬉しいですね(^^)
これからもずっと通い続けたい、大切なお店。

ありがとうございました。
ご馳走さまでした(^^)

2023/11/22 更新

3回目

2022/12 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

食材の宝庫「宮崎」の魅力

地元宮崎の大好きな和食のお店。少し間が空いてしまいましたが、今回が3度目の訪問です。

お料理は、13,000円(税込)のコースをお願いしました。そして、この日も居心地のいいカウンター席にお邪魔します。

ドリンクは、一杯めだけビールからスタートしてペアリング5品(税込5,000円)を。

お料理の始まりは、新富町の蓮根を擦りおろして揚げたもの。
中に唐墨を挟み、海苔で巻いていただきます。
ふんわりとした蓮根、パリッとした海苔の風味。唐墨の塩で甘みが引き出されます。

ペアリングのスタートは、赤武から。
純米吟醸。

続いて、白味噌のお椀。
炭火で炙った伊勢海老はレアで、食感が絶妙。甘いです。
茄子の揚げ浸しは口に含むも、トロりと溶けます。
彩りも美しいお椀でした。

島根県の王録。
とろりとした甘さ。

続いては虎河豚。二枚びきした身が肉厚で美味しい〜皮のコリコリ感も素晴らしい。
粗くおろした、からみ大根がいい繋ぎ役。

高知の久礼(くれ)というお酒。
辛口純米。

お造りはチャイロマルハタ、アオリイカ、ナマコポン酢。
ハタは脂の乗った旨味がしっかり。
イカはねっとりとしたすごい甘さですね〜繊細な包丁が美しく、まろやかな食感を生み出しています

新米の餅米と新富町の鰻の白焼き。さらに塩気にキャビアを添えて。
めっちゃうまいっっっ‼️‼️
鰻の食感と脂、旨味に、悶絶です。
のけぞり過ぎて椅子から落ちそうになりました(笑)
火入れが素晴らしい(^^)
皮目の加減が絶妙でした。これもっと食べたかった。

さらに、高岡町の穴熊⁉️
「ジビエは大丈夫ですか?」と最初に尋ねられたので「平気ですよー」と呑気に答えていましたが…まさか穴熊とは驚きでした。初めての食材です。
穴熊さんはふだん木の実を食べているそうで、背脂が軽やかなのだそう。口溶けの良いクセのない旨味でした♫
身も柔らかです。
牛蒡、ネギ、椎茸…お出汁も絶品でした。

このお料理にはフランスの赤。
グルナッシュ。

箸休めの唐墨。
若い唐墨と、6年間熟成した炙りも。この熟成唐墨の美味しいこと。

福島の特別純米。
廣戸川。
これ、初めて飲んだのですが、華やかで飲みやすいですね〜同じ福島の写楽にも似たようなニュアンス。

40キロのクエを塩焼きで。
これくらいの大きさのものは、お造りよりも焼きの方が美味しいとのこと。
何という軽やかで旨味のある脂がとても上品。
これまた火入れが絶妙。
香ばしい皮とふわっとした白身に悶絶でした。

石川県の観音下(かながそ)という日本酒。
コクがあるのでと、人肌で。
濃口尚彦研究所。

宮崎牛のシャトーブリアン。
京都の黒七味、大根。
極上のお肉。とろみのあるお出汁が、旨味と脂を優しく包んでいます。
とにかく柔らかくて、品のある旨味あふれる逸品。

蟹飯。
いよいよ土鍋のご飯。
一杯めのご飯でノックアウトされる美味しさ。

続いては、高鍋町の新米の白ご飯。
赤出汁、香の物。
まずは、そのままお米の香りと旨味、艶々が素晴らしい。

続いて、卵黄と削り立ての鰹節、少しのお醤油を。
あーもう幸せ(^^)

自家製の甘酒と川南町のチーズのアイス。
自家製の小豆、ポン菓子、苺はさがほのか。
小豆の本来の香りや甘さ、粒感も全て完璧です。

以上で、幸せなコースは終了。
残ったご飯、蟹飯はお持ち帰りにしていただきました。

今回も食材へのこだわりや地産への思いはもちろん、おもてなしの心遣いが伝わってきて、楽しくて美味しくて、幸せな時間を過ごすことができました。

来年もまた季節ごとにお伺いさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

ご馳走さまでした。

2022/12/25 更新

2回目

2022/06 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

水無月の旬〜誠実なお料理とおもてなし

約2ヶ月ぶり2度目の訪問です。
今回も6,600円のおまかせコースを予約してお伺いしました。

カウンター席にお邪魔します。

飲み物は瓶ビール、へベス酒ソーダ割りから始めて、ペアリングコース5品(税込4,000円)をいただきました。
ちなみに、ペアリングは7品(6,000円)のコースもありました。

お料理は、夏野菜の煮物から。
鱧、茄子の揚げ浸し、オクラ、冬瓜、ミニトマト…夏の旬を冷たく美味しくいただきます。
見た目も涼しげで美しいですね。
最後にへベスの風味。

続いて揚げ物は、ゴールドラッシュのかき揚げ、インゲンだったかな。
お塩でいただきました。
ゴールドラッシュは、圧倒的な夏の甘みと芳醇な香り。

ペアリングのスタートは王禄から。
島根県の日本酒、純米すっきりとした口当たり。

続いて、鰹の藁焼き。
ポン酢、みょうが、葱、大根、胡瓜。添えられた薬味が美しくて丁寧です。
生臭さなど微塵も感じない、香り豊かな鰹の藁焼き。
これも素晴らしい逸品です。

お造り。
昆布締めにしたキンメ、アオリイカ。
表面を軽く炙って、旨味の濃いキンメ。
ねっとりとした甘いイカの余韻は、いつまでも口の中に漂います。

楯野川。
辛口ですっきりした日本酒。

すっぽんの茶碗蒸し。
コラーゲンたっぷり♫
お出汁にすっぽんの旨味が溢れる逸品。
生姜の柔らかなアクセントが心地よいですね。
これはもう美味しいとしか言えない…悶絶しました‼️
もっと食べたかったなぁ(^^)

高知県の夏の限定酒。
南 THE BOON!
ポップな見た目ですが、辛口きりり。

カマスの幽庵焼き。
へベスを削って、絞っていただきます。
三杯酢で和えたゴーヤが添えられています。
ふっくらと肉厚のカマスの旨味を堪能できました。

箸休め。
日南産の桃を白和えで。
三股の胡麻を散らしていただきました。
何という組み合わせ、甘みが絶妙(^^)
品のある甘さがたまんない♫

フランスの赤。
ジューシーな果実味のあるワインでした。

黒毛和牛のイチボ。
生バジルを練り込んだお味噌、赤玉ねぎを赤紫蘇で漬け込んだものが添えられていました。
牛肉はローストした後に少し包丁を入れて。
しっかりとした牛肉の味、香りを楽しめました(^^)

秋田県の角右衛門。
フルーティーな香りがフワッと華やかで、甘みのある日本酒。

そして、土鍋のご飯が登場♫
まずは連子鯛、新ごぼうの炊き込みご飯。
ごぼうの香りと食感、鯛のお出汁に悶絶。
おかわりをいただいてしまいました(^^)

そして、きぬむすめという、高鍋町で作られたお米。
鏡洲で作った土鍋で炊き上げる白ご飯。
これも絶品、悶絶する美味しさ。
まずはそのままの白ご飯で、そして目の前で削ってもらった鰹節、卵かけ御飯…。
たまんない旨さです。

デザート。
ヨーグルトジェラートに宮崎マンゴー。
甘さは控えめで、さっぱりとした甘み。
バランスのいいスイーツなのでしょう。

最後のご飯をたくさん(4杯)食べてしまいまして…お腹も心も満たされ、今回も素晴らしいお料理とお酒を堪能できました。
何よりお店の誠実な姿勢が伝わってきますので、穏やかで、安心できる雰囲気があります。

マイレビ様も書かれていましたが、たか木さんが宮崎にお店を出してくださったことに心から感謝です。

これからも季節の旬をいただきにお伺いさせていただきます。

ご馳走さまでした(^^)

2022/06/18 更新

1回目

2022/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

卯月の旬と感動をいただきました

知人から気になる和食のお店が開店したと聞きまして、さっそくお伺いしてきました。
食べログではマイレビ様が既に訪問されていたようで…投稿を拝見し、ウズウズしていたところでした(^^)

今回は6,600円のコースを予約して初訪問です。

さて、当日。
カウンターの真ん中を独占するという、贅沢な席に案内していただきました。

飲み物は白ワインからスタート。
ファネッテイ ビアンコ・サンタニューゼ。
ボトルでいただきました(3,990円)。
華やかな果実味があり、最後にしっかりとミネラルも感じるワインでした。

お料理のスタートは、サワラの炙り、酢味噌を添えて。
サワラの炙りは風味が素晴らしいです。
つわぶき、スナップエンドウ、辛子菜…だったかな。
山わさびを乗せて。
素材それぞれの個性があり調和のある一皿に、初っ端から心を掴まれました。

タケノコの木の芽和え。
木の芽の青い香りが立ってて、鼻腔を通り抜けますね♫
タケノコの食感も絶妙でした。
ずっと食べていたい気分。

天ぷら。
新玉ねぎは、2時間ほど火を入れてトロトロにしたものをサクッと揚げられています。何というとろけ具合。
桜海老芋はお出汁が染み染み♫
そら豆もホクホク感と微かな青み。
天ぷらに添えられていた昆布塩がとっても美味しかったなぁ。

お造り。
日南のアオリイカには繊細な包丁にうっとり。
ねっとりとした甘さの後に、ツンと爽やかな山葵が後から抜けます。

天然トラフグ。
間違いなく美味いっ(^^)
ポン酢には宮崎のへベスを使われているそう。柔らかな酸味とほのかな甘みがありました。
宮崎の香りネギ。これも初めていただきましたが、香り、風味が素晴らしい。
柚子辛子もいいアクセントでした。

イサキの塩焼き。
養殖ものとのことですが、脂が乗ってて、これまたうんまい♫
皮目の香ばしさ、旨味の溢れる白身。

フグの茶碗蒸し。
焼いた白子様が乗っております(^^)濃厚だわ。
皮がコラーゲン化してて食感が絶妙。
なんという旨味の逸品なのでしょう〜悶絶しました‼️

店主さんが、「次はお肉なので」と、グラスで赤を提案してくださいまして。
イタリア トスカーナを。

このへんから記憶が曖昧…飲み過ぎました(・・;)
でも、写真とメモは忘れてなかったようです。

宮崎牛のフィレ。
旨味の詰まった美しいお肉は火入れがすごく丁寧。
野菜たちも素材の甘みが抜群でした。
これもたまらないわ〜(^^)

土鍋の絶品ご飯♫
もう炊き立てご飯の香りだけで悶絶しそうでした。
一つめは桜海老とタケノコの炊き込みご飯。
素揚げされた桜海老の香ばしいこと。
芳醇です(^^)

さらに、小林の地鶏の卵、出汁醤油と鰹節を。
最後まで完璧な美味しさでした。
そして、このご飯、最後はお土産にも♫

いちご大福。
求肥もちもち。
お茶も香りが良くて、ほのかな苦味もあって美味しかったなぁ。

以上で、美味しくて楽しい宴はおしまい。
素晴らしいお料理とお酒で、幸せな時間を過ごせました(^^)

インスタの情報によると、こちらは3月26日に開店したばかりなのだとか。
オペレーションなどきちんと対応されていました。

お料理もお酒も文句なし、これから通い詰めたいお店に出会えました。
この日の出会いに感謝です。

何より、店主さんの真摯で誠実な姿勢、地元への愛が伝わってきて、共感できるところが多かったです(^^)
お店の大ファンになってしまいました。

若い店員さんが多いようですが、店主さんのお人柄なのでしょうか、アットホーム感もある雰囲気があり、居心地がよかったなぁ。
また近いうちにお伺いできたらと思います。

ご馳走さまでした(^^)
ありがとうございました。

2022/05/15 更新

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