2回
2023/07 訪問
実直で誠実なお料理と、繊細な心遣い
久しぶりの東京、2日目の夜。
銀座でお食事をするのは、10年ぶりくらいかなぁ。
行きたいお店はたくさんあるのですが、日程にも制約があり、予約困難なお店が多いものですから、なかなか思うように予約ができず。
そんな中、マイレビ様の投稿を拝見して行きたい登録していたこちらを運良く予約することができました。
おまかせコース(税込26,400円)。
当日は久しぶりの銀座ということもあり、まぁまぁ緊張してお伺いしましたが、お店に入った途端、ふっと緊張が解けていくような、心地よい空気感を感じまして。
不思議なことに、あっという間に緊張も解れてきました。
これってお店の方の雰囲気のおかげなのかなぁ。
先に来られていたお客さんも、柔和な感じの方でしたので、安心できたのかも。
さて、美しいカウンターの右端に陣取りまして、まずはアサヒの小瓶、八海山の梅酒ソーダ割りで乾いた喉を潤します。
お料理は蛸の桜煮、水茄子。
何ともみずみずしい茄子。
蛸の柔らかさと旨みに驚かされました。
あっという間に小瓶のビールがなくなりまして。
コレを飲んでみたいとずっと思っていた「白鷹のシャーベット」を所望(^^)
ホントにうんまい(笑)
あまりの美味しさに、計3杯いただきました。
鰹。
茗荷、芽葱が何とも軽やかな食感。
醤油と玉葱、鰹のバランスが素晴らしい。
毛蟹。
味噌と合わせてあって、甘みが増し増し。
車海老と味噌を合わせた舎利。
海苔で巻いて。
赤むつの酒蒸し。
旨みに悶絶して…のけぞりました。
衝撃的に美味しかったです。
ポン酢が柔らかくて、素晴らしい逸品。
日本酒は、空(くう)。
愛知県の日本酒とのこと。
香りと甘みが上品。めちゃくちゃ美味しい。
とても好みでした。
ここから握りです。
甘海老の昆布締。
何ともねっとりとした甘さ。
白烏賊。
夏の透き通った烏賊。
厚みと、まろやかな甘さ。
北寄貝。
厚み、大きさに驚き。
甘みの強い貝。
赤身。
バランスの良さ。
一刀両断という日本酒を追加で。
愛媛県のお酒なのだそう。
中トロ。
香りの良さ。トロけるぅ。
金目鯛の昆布締め。
肉厚な金目鯛、旨みがあふれる。
雲丹。
利尻のもの。冷たい雲丹が口の中であっという間に溶けてなくなります。
車海老。
黄身おぼろ。
厚みのある濃厚な甘さ。
赤身の漬け。
旨みの濃さ。
白海老。
美しい色。盛り盛りです。
甘みが繊細。
三つ葉のお味噌汁。
繊細な旨み。あー、これとても好きです。
帆立。
柔らかに煮られて。肉厚、ほのかな柑橘。
穴子。
もう口の中で溶ける、溶ける。ふわふわ。
玉。
しっとりとした、上品な甘さ。
最後に温かいお茶をいただいて、ほっと。
幸せの余韻に浸ります。
お料理やお酒はもちろん、大満足な内容でしたが、噂にお聞きしていたとおり、実直で誠実、そして柔和なおもてなし。
初訪問とは思えない居心地の良さで、穏やかな心持ちのままで過ごすことができました。
このお店に出会えてよかったとあらためて思います。
クチコミを通してつないでいただいたマイレビ様には心から感謝いたします。
思い出に残る素敵な夜になりました。
またお伺いできる日を楽しみにしています。
大変お世話になりました。ありがとうございました。
ご馳走さまでした(^^)
2024/02/27 更新
久しぶりの東京の夜。
この日の夕食は、同行者からのリクエストでこちらのお店に再訪させていただきました。
今回も美しい白木のカウンターの右端にお邪魔しまして、梅酒のソーダ割り、アサヒの小瓶から。
お料理の始まりは、徳島の鳴門のわかめ、ポン酢、ガリ。
そして、蛸の桜煮。
北海道のシマエビは昆布締めしたもの。
ねっとりとして甘い。
さらに添えられた雲丹も甘い…上品な甘みと旨みでもう幸せ。
白鷹のシャーベット。これは前回訪問の際にいただいて、大好きになったお酒です。
マイレビ様に感謝。
宮城のカツオ。
マグロと見紛うようなカツオ。
特に脂の乗りがすごかったです。
玉ねぎをすりおろした醤油が秀逸。
ほのかにニンニクのような風味を感じます。
車海老のみそを炒り上げて、舎利と合わせたもの。
海苔で手巻きにして。
舎利の一粒一粒が愛おしくなる美味しさ。
日本酒はお店の方のオススメ。
愛知県の空(くう)を。
焼きものは、千葉の太刀魚。
柔らかな酸味の効いたお出汁が素晴らしいです。
肉厚の太刀魚はまるで蒸したような食感、ふわふわで口の中で溶けていきます。
芽ねぎの繊細な食感にも感動。
悶絶の一皿です。
ここから、握りへ。
シロイカ。
生姜の醤油漬け。
夏のイカ。繊細で丁寧な包丁が美しくて、食感と甘みが重なり合います。
タイラガイ。
上に柑橘を。優しくて柔らかな食感と風味。
金目鯛の昆布締め。
昆布の香り、そして旨みが押し寄せてきます。
これもまた素晴らしい一貫。
煮蛤。
旨みの塊。
ツメのコクが秀逸です。
日本酒の追加は佐賀県の東一。
うすにごり。
マグロ。
京都舞鶴のトロ。
濃厚な脂、旨み、ふくよかな香りに悶絶。
コハダ。
洗練された一貫。柔らかな酢。
雲丹の軍艦。
濃厚な旨み…これはもう美味しいとしか言えない。
赤身漬け。
ねっとりとした旨み、風味。
ホッキ貝。
煮切り醤油と柑橘の香り。
肉厚でふわふわの食感がたまらない。
お味噌汁。
あおさ海苔、ねぎ、うっとりするお出汁です。
黄身おぼろの車海老。
これもスペシャリテ。
穴子。
ツメはしっかり力強く、ほわっと溶けていく穴子。
玉。
しっとりと深い甘み。
以上でこの日のコースは終了。
今回は店主さんとゆっくり話すことができまして、お料理のほか野球の話題も楽しめました。
前回訪問のことを覚えていてくださったことに感激しました。
居心地の良さや優しい雰囲気が、とても心地良い空気感です。
前回対応していただいた中居さんはおられず…この日の若い女性はアルバイトの方だったのかな。
東京訪問の際にはまたお伺いしたいお店です。
ありがとうございました。
ご馳走さまでした(^^)