5回
2025/08 訪問
食材と生産者へのリスペクト、至高の日本料理
5カ月ぶり4度目の廣門さんへ。
今回も朝早くから車を走らせてお伺いしました。
この日のお昼のゲストは5人。
飲み物は、日本酒ペアリング(税込9,200円)を。同行者はノンアルコール6品セット(6,600円)を。
乾杯は、追加のグラスビールで。ノンアルコールのスパークリング。
はじめに廣門さんの自己紹介、スタッフの皆さんの紹介があります。
そして、いよいよ佐伯市の鶴見市場から仕入れられた食材たちの登場です。
この日の朝、買い付けされ、現地の海水とともに運ばれた天然真鯛。
そして、大きな車海老。
驚くほど巨大な岩牡蠣、真蛸、団扇海老。
佐伯獲れの天然食材たちは生命力、美しさ、力強さを感じます。
豊後高田の蕎麦茶から。
まずは香りと風味を愉しんで。
日本酒のはじまりは福島県の自然郷。大将がお気に入りの日本酒です。
鱧は国東半島のもの。
骨を抜いて炭火で焼いた、ふっくらした旨みが濃い。
鱧と言われなかったら分からないかも…。
胡瓜、茗荷。それにお酢などを添えて。
続いての日本酒は、熊本県の産土。
柔らかな酸。
車海老の湯がき。
海老味噌を敷いて、さらに海老の殻を使った煮凝り、山葵を添えて。
大きいと甘みが増すという車海老。香りも風味も味も濃厚です。
福岡県の日本酒。うきは市の駿。
キレのある一杯。
お椀は国東半島の賀茂茄子。
ジューシーで旨みの濃いトロッとした茄子。
お出汁の上品なこと。鰹節の美しい香り。
続いての日本酒は鹿児島県の天賦。
しっかりとした味わい。
お造り。
天然真鯛の薄引きと炙りで。
酢橘の搾り汁とお塩、薬味、お醤油でいただきます。
素材の生命力を強く感じます。
続いての日本酒は、長崎県壱岐対馬のよこやま。
お造り。
真蛸、団扇海老。
真蛸の吸盤と皮を丁寧に外して。身の部分はほんの少し湯通し。吸盤はコリコリのシャキシャキ。これも美味しいなぁ。
団扇海老の甘いこと。
大分県竹田市のキクラゲとトウモロコシのご紹介。
牡蠣のお料理ということで、シャブリをグラスで追加してしまいました。
さらに、続いての日本酒は、福岡県の三井の寿。
巨大な岩牡蠣は食べやすい大きさで。
しゃぶしゃぶ、ポン酢を使ったお出汁を纏い。
なんというクリーミーさ、滑らかで濃厚な海の旨み。
日本酒は三重県の作。
鷹羽。
ここから、八寸。
冷たい夏野菜の煮凝り。
トマト、オクラ、カボチャ、ゴーヤ、ニンジン、サラダカボチャ、ナス、ニラの擦り流し。
お出汁とお塩のみで野菜の美味しさを。食感も香り、彩りも素晴らしい。
芹川ダム、天然特大鰻のご紹介。
串打ちされたもののを見せていただきました。
肉厚の鰻。これまた豪華な天然もの。
天然鮑もここでご紹介。
何て贅沢な食材のオンパレード。
ペコロスは無農薬のものを天麩羅で。
(このへんからお酒が回り始めてメモがあまりできていません…(・・;))
オオモンハタのしゃぶしゃぶ仕立て。
日本酒は、福岡県の寒北斗。
白茄子の天麩羅。
お茄子のみずみずしいこと。
赤雲丹、鮑。
肝ソース、山葵を添えて。
有明海の穴ジャコ。
から揚げ。香ばしく食感がサクサクと軽い。
天然真鯛の骨付き。
お腹の部分を炭火焼きで。炭の香りが素晴らしい。脂が濃くて甘い。
久留米市の独楽蔵 タヒト。
しっかりと味の濃い一杯。
天然鰻は炭火で焼いて。
自家栽培の山椒を添えていただきました。
厚みがあり、脂と旨みが上品。
国東半島。
ピーマンの天麩羅。
合鴨も国東半島のもの。
じっくり3時間火入れしたもの。赤みが美しい。
福岡県糸島市の田中六五。
これも好きなお酒。
土鍋ご飯。
すごあまコーンのご飯。
お味噌汁は
鯛とハタのお出汁。
ぬか漬け。
日本酒は黒田武士。お弟子さんオススメのお酒。
私もお気に入りの純米酒です。
手打ちのお蕎麦。
「多めで」お願いしました。
こちらの二八蕎麦、大好き。
デザート。
国東半島の加藤さんが栽培された真桑瓜。
シャーベット。
デザート。
お菓子は自家製の水羊羹。
もちっと柔らかで控えめな甘さ。
この日の素晴らしいコースはここで結び。
今回の廣門さんもゆったりとリラックスしながら、幸せな時間を過ごすことができました。皆さんの優しい笑顔に癒されながら至福のお料理をいただく幸せなひととき。
ずっとニコニコと笑顔でいられる安心感。
生産者とともに歩みながらさらなる高みへ。
かけがえのない時間をありがとうございました。
次の訪問が今から楽しみでなりません。
ご馳走さまでした(^^)
2025/08/30 更新
2025/03 訪問
食材と生産者へのリスペクト、至高の日本料理
3度目の廣門さん。
3月の上旬にお伺いすることができました。
今回もお昼の利用です。
カウンター5席。
我々の他はお1人の男性ゲスト様で、それぞれ関東、関西からのお客様のようでした。
この日はコース料理に、シャンパン・ワイン・日本酒のペアリングをお願いしました。
同行のハンドルキーパーさんはノンアルのペアリング。
まずは、豊後高田産の無農薬の蕎麦を煎った品のある香りを楽しませていただき、その後に淹れたての蕎麦茶を。
ペアリングのスタートはシャンパーニュ。
ボワゼル。
と、ここで本日のお魚たちが大きな金魚鉢のような水槽に入って登場しました。
海水ごと活かされているのだそうです。
佐伯獲れのイシダイ。クチグロ。
モンゴウイカ。
クルマエビ。
どれも大きい、というか巨大です。
圧倒的な、強い生命力を感じます。
日本酒は福島の自然郷から。
特別純米あらばしり。
店主さんが大好きなお酒なのだそうで、日本酒の始まりはこのお酒を出されますね。
写真撮り忘れ…。
シラスのお椀。
豊洋丸で一艘びきという漁法で水揚げされて、20分ほどで冷やされるのだそう。
お椀には昆布で炊いたものと、生のもの。
なるほど、みずみずしい旨みを感じます。
日本酒は熊本の産土(うぶすな)。
柔らかな酸味。
国東半島のカリフラワー。
お出汁で炊いて、擦り流しを下に。
なんて優しいお出汁なのでしょう。ほっこりと甘い。
日本酒は黒田武士。
お弟子さんの山中さんがオススメのお酒。
優しいお出汁によく合います。
私もこのお酒、好きなんですよね。
お椀は、日出町の蕪。
お水、昆布、塩のみで味付けられたのだそう。
繊細な味わいと、食感。癒されるお料理です。
鹿児島の日本酒。
天賦、絞立生酒。
しっかりとした旨みのある一杯。
同行者がいただいたノンアルペアリングのメモはほとんどできませんでしたが、ここで出されたのは別府の温泉水を使った浮羽の緑茶。
無農薬のもの。
イシダイのお造り。先ほどの魚体。
軽く炙ったものと薄引きで。
塩酢、山葵、ポン酢。
何という素材の力強さなのでしょう。
豪快と繊細。
至福です。
福岡県糸島の田中六五。
これも好きな日本酒なので嬉しい。
モンゴウイカ、クルマエビ。
塩酢、山葵、ポン酢で。
九州の美しい海の生命力を感じますね。
東洋美人。
天祥地瑞(てんしょうちずい)。
美人ブリ。
酒粕を混ぜた飼料で育てられたもの。
焼き、炙り、肝とシャリ。大根と。
これらを混ぜていただきます。
悶絶しました。思わずのけぞる美味しさ。
三重県の作。
さらに東一、うすにごり。
ここから八寸(いったい何品が出されたのでしょう)。
春菊の擦り流し。
赤海鼠、お茶でしゃぶしゃぶしたもの。
蘇、ブラウンチーズ、干し椎茸を炊いたもの、蕗のとう味噌、ひじき、金柑、切り干し大根、菜の花のような白菜の花のお浸し、スナップエンドウ、サバ、フグの煮凝り、ちりめん山椒、厚焼き卵…など。
カラスミ大根、お蕎麦。
彩りも美しい。ほどよい塩味と旨み。
国東半島の里芋のから揚げ。
お出汁で炊いたもの。
日田の日本酒。
百合仕込み、純米吟醸。
甘みのある飲みやすいお酒。
ここで、食材のご紹介。
蕗のとう、山中さんが獲ってきた素材なのだとか。
春の風を感じるような美しい緑。山中さん、すごい。
まだまだ八寸は続きます。
キャベツ。葉を炙ったもの、芯を蒸したもの、焼いたものを巻いて一口で。
まさにオールキャベツ♫
イシダイの腹骨の部分。
骨付きのまま炭火焼きに。ワイルドな弾力のある肉質と美しい脂、旨み。
熊本の日本酒、れいざん。
ほのかな酸味が綺麗です。
カワハギのお刺身と肝。
もう間違いないヤツです。
この肝でずっとお酒が飲めそう。旨い…。
佐賀県の太閤牛蒡の天ぷら。
これも大地の力を感じますね。
蟹。
ノコギリガザミの玉子豆腐。
内子を下に敷いて贅沢な旨み。
長崎の日本酒、飛鸞(ひらん)。
酸味、甘みのバランスがよい一杯。
雲丹。
素潜りで獲られたもの。
自然薯のトロロとともに。
トラフグの白子、蕪の擦り流し。
濃厚な白子、蕪の柔らかな甘み。
白ネギの天ぷら。
国東半島のネギは中がとろとろで甘い。
白甘鯛のお椀。
お出汁と身質の美しいこと。
赤ワインはサンタバーバラ。
廣門さんのエチケット、オリジナル。
写真を撮り忘れ…しまった(・・;)
竹田の天然のマガモ。
骨付き、3時間ゆっくり火入れ、心臓。
肝のソース。
大分のちえびじん。これも大好きなお酒。
純米吟醸。
蕗のとうの土鍋ご飯。
天ぷら、炒めたもの、塩だけで味付け。
春の薫りと、目覚めの苦みが素晴らしい。感激。
お味噌汁は、深島味噌。
クロメという海藻、魚介のお出汁。
ぬか漬けはおばあちゃんの味。
焙じ茶。
最後のペアリングは九曜正宗。
いったい何杯飲んだのだろ…。
手打ち蕎麦。
二八蕎麦が美しい。
満腹でもするするっと食べちゃいます。
湯布院いちご園。
土耕栽培されたイチゴ。
ゼリー寄せ、下の部分は羊羹のような仕上げ。
さつまいも。
なんてキュート。
石焼き芋のお菓子、おだんごでした。
お抹茶。
今回の幸せな時間はここで結び。
この日も大将、女将さん、お弟子さんの連携や一体感が素晴らしくて、居心地が良すぎます(^^)
お互いの信頼関係といいますか、チームワークの良さが伝わってきますね。
ずっとニコニコしながら過ごすことができました。
お料理は山海の恵み、命の勢いを活かされていて、豪快でありながらきめ細やかな繊細さを感じる素晴らしいものばかりです。
お客さんへのおもてなしの心はもちろん、生産者への思いやリスペクトが伝わってきて、感激と感動の連続でした。
「今回もはるばる来ていただいて…」とおっしゃっておられましたが、私にとっては九州に廣門さんがあることが嬉しくてたまらないのです。ホントにありがたい。
次の訪問は少し先になりそうですが、今から楽しみでなりません。
大変お世話になりました。ありがとうございました。
また次回お会いできる日を楽しみにしています。
ご馳走さまでした(^^)
2025/03/21 更新
2024/12 訪問
愛に満ち溢れたお料理とお酒、おもてなし
9月に初めてお伺いした後、すぐに次の予約を試みたところ、運良く12月に予約を取ることができまして。
今回も車を走らせ、別府にやってまいりました。
この日お願いしたのは、コース+シャンパン・ワイン・日本酒ペアリング(税込37,200円)。
乾杯シャンパン、日本酒ペアリング、肉料理で赤ワインを合わせていただきます。
同行者はハンドルキーパーのため、ノンアルのペアリングでお願いしました。
お昼のゲスト7名が揃われたら、まず本日の食材たちのご紹介。
蒲江の天然真鯛、とこぶし、車海老が登場。
いずれの食材にも力強い生命力を感じます。
どれも立派ですが、特にとこぶしは驚くほど巨大で、まるで鮑のようでした。
そして、大将、女将、お弟子さんたちの紹介の後、幸せな時間の始まりです。
(今回も楽しくて嬉しくて、日本酒を飲み過ぎてしまい、後半のメモがおぼつかない状態でした。誤りがあったらスミマセン)
ペアリングの始まりは、シャンパーニュ、ボワゼル。
ベルギーのノンアルのスパークリング。
目の前で煎っていただいた蕎麦茶。
豊後高田市のもの。
煎りたての香りが立ちます。
日本酒ペアリングは大将のお気に入りという、福島県の自然郷からスタート。
純米吟醸。
お料理は、練った蕎麦がき、平茸をお出汁で炊いたもの。
原木栽培の平茸なのだそう。優しくて繊細なお出汁と食感、香り。
続いての日本酒は熊本の産土。生酒。
甘酸っぱさのある微発泡。
ノンアルのペアリングは、湧水で淹れた台湾の烏龍茶。
蟹。ノコギリガザミを使った茶碗蒸し。
甲羅を焼いてお出汁に。内子のすり身。
蟹の旨みを余すところなく味わう贅沢な逸品。
日本酒は福岡県の黒田武士。
純米酒。
口当たりが良くお出汁との相性も抜群です。
お弟子さんのオススメの日本酒なのだそう。
お椀は、鴨のつくね、太閤牛蒡、三つ葉。
お出汁は豊かで柔らかな味わい、芳醇で温かな旨みです。なんて優しくて美味しいんでしょう。
続いての日本酒は、長崎県のよこやま。
純米吟醸。生酒。
温泉水を使って淹れるお茶。
うきは市のもの。
天然真鯛を薄引き、炙りで。
塩酢、ポン酢。
透き通るようなみずみずしさと繊細な旨み、風味があります。
日本酒は福岡県糸島市の田中六五。
これも好きなお酒。
お造りは天然車海老、とこぶし。
塩酢で。
素材の活き活きとした力強さ、旨みと香りが素晴らしいですね。
ここで新たな食材のご紹介。
お弟子さんが獲られたという手長海老。
よくこれだけの量が確保できるものですね〜名人級の腕前。
日本酒は東洋美人。
純米吟醸。大辛口。
ノンアルは、自家製カボスのジントニック。
佐伯の養殖の美人鰤。
東洋美人の酒粕を使って。
藁で炙って鰤の肝、舎利と合わせて。
鰤の脂が美しく、上品で美味しいこと。それを纏った舎利との一体感に悶絶させられました。
日本酒は三重県の作。
鷹羽。
八寸。
品数が多すぎ…⁉️
いつまで続くのかと思うほど。ワクワク。
ただ、メモが追いついてなかったです(・・;)
自然薯、大豆、海鼠、松の葉、蘇、干し椎茸、白南瓜、セロリともろみ味噌、インゲン豆、お野菜のお浸し、しめ鯖、鱒のこぶしめのスモーク、鹿のお肉、むかご、蕎麦粉で焼いたカステラ、切り干し大根…。
さらに唐津の海老芋をお出汁で炊いたもの、インゲン豆の天ぷら、天然真鯛の骨付きの焼きもの、甘長シシトウの天ぷら、手長海老の素揚げ、杵築市のタナカレンコンの天ぷら(土で育てたレンコンなのだとか)。
お酒もじゃんじゃん進んでしまいます。
鍋島。特別純米酒。
これまた大好きなお酒。
佐伯獲れ天然クエのしゃぶしゃぶ。
美しく身質。香りに酔います。
ここで次の食材。
佐伯の伊勢海老。立派な活き活きとした2尾。
赤ワインはピノ。イガイタカハ。
ノンアルのカベルネ。水出しの紅茶。
伊勢海老の炙り、白焼き。
殻のお出汁、海老味噌、雲丹を添えて。
伊勢海老のお出汁で炊いたジャガイモも。
伊勢海老の美味しいところを丸ごといただく贅沢。
福岡県飯塚市。
合鴨自然純米酒。一鳥乃宝。
天然の鴨。
どんぐりを食べて育った鴨。
砂ずりを使ったタレでいただきます。
言葉にならない美味しさ、この鴨にも悶絶。
アコヤ貝のひもの天ぷら、天然セリ、土鍋ご飯。
天ぷらの食感と風味が絶妙、セリの香りも素晴らしいです。
もう、食欲が止まらないです。
ご飯はお代わりを。(お土産も)
お味噌汁、香の物。
日本酒は麒麟山。
新潟。蕎麦に合う辛口を。
新蕎麦。
二八蕎麦は大盛りでお願いしました。
なんという贅沢な。お腹いっぱいでも、もっと食べたくなりました。
蕎麦湯。
柿。
秋王。無農薬。
上品な甘み、香り高い。
蕎麦粉のワッフル。
オーガニック系のナッツオイル。
こし餡、蕎麦の身を揚げたものも入っていました。
女将さんのアイデア。
お抹茶。
この日の至福の時間はここで結びとなりました。
今回は初めて女将さん、新しいお弟子さんにお会いすることができて、とても嬉しかったです。
皆さんとても魅力的で、素敵な方ですね。
家族のような温かさと信頼関係があり、その中にも凛とした空気を感じるような、何ともいえない心地よさを感じられます。
とても穏やかで、心から安心できる居場所です。
お料理もお酒も至高のもの。
お店の皆さんの食材や生産者の方へのリスペクトが伝わってきますし、おもてなしの心遣いが感動的です。
このカウンターに座ると、常に笑顔でいられるのが自分でも分かります。幸せを実感できるひととき。
次回の訪問が今から楽しみでなりません。
遠距離恋愛をしているような気持ち(笑)にさせられますね。
今回も大変お世話になりました。
ありがとうございました。
ご馳走さまでした(^^)
2024/12/25 更新
2024/09 訪問
心を揺さぶられるお料理とおもてなし
こちら別府廣門さんはずっとお伺いしたいと思っていたお店。今回専用サイトからお昼の席を予約することができましたので、それに合わせてホテルを予約して訪問させていただきました。
当日は15分ほど早く到着したのですが、お店の方が前で待たれていて、車を誘導してくださいました。いったい、いつからここで待たれていたのでしょう…感激のお出迎えです。
この日いただいたコースは次のとおりです。
おまかせコース+日本酒ペアリング (税込30,800円)。
おまかせコース+ノンアルコールセット (税込27,850円)。
お店の玄関に入ると靴を脱いで、ふかふかのスリッパに履き替えます。
美しいカウンターは7席のみ。
我々は一番乗りでしたので、他のゲストさんが来られるまで、食前酒にスパークリングワインをいただきました。
趣きのあるお庭を眺めながら、食材を紹介されているフォトブックを拝見しました。一つ一つの食材に対する店主さんの熱い想い、誠実な姿勢が伝わってきます。
他のお客様がお揃いになると、まず本日の食材たちが登場。
佐伯の天然真鯛、岩牡蠣、地物の蛤。
天然真鯛は水槽(お店の方が2人がかりで運んでこられました!)といいますか、大きな金魚鉢のような入れ物に活きたままでお目見え。これは大迫力…まるで水族館のようなドキドキわくわく感。
岩牡蠣もこんな大きさのものは見たことがありませんでしたし、蛤も同じく巨大でみずみずしい。
まさに圧巻の食材プレゼンでした。
この後もコースの途中途中で、伊勢海老や手長海老、山伏茸などを見せていただきました。
食材紹介に続いて、店主の廣門さんから自己紹介、そしてお弟子さんの山中さん、サービスのお2人(ベトナムとインドの方)もご紹介いただきました。
一貫してお客様の目線に立った目配り、気配り。
こうした配慮や言葉かけが嬉しくて心地よくて、この時点でこちらのお店の大ファンになってしまいました。
お料理の前に、豊後高田の無農薬の蕎麦茶を目の前で煎っていただきました。
まずは香りを、そして蕎麦茶を味わいます。
まるで蕎麦を食べているような存在感のある蕎麦茶です。
ペアリングはひと皿に日本酒1杯。
おちょこは毎回選べるので、大きめのものをチョイス(笑)…めいっぱい注いでもらえました。
日本酒の始まりは、福島県の自然郷。
純米吟醸。
店主さんお気に入りのお酒なのだそう。廣門さんのお人柄のように優しくて柔らかいお酒です。
久住の湧水を和らぎに。
こんなこだわりも嬉しい。
お料理の始まりは、ノコギリガザミという蟹から。
蟹の身を卵にまとめて、茶碗蒸しのようにしたものだそう。贅沢な蟹の身がぎっしり。
蟹の力強い旨み、香りが濃いです。
中秋の名月とかけて、器にうさぎさんが。可愛らしいお皿。
続いてのペアリングは熊本県の産土 穂増という日本酒。
生酒。微炭酸で軽やかな酸味と甘み。これもまた軽やかで美味しい〜。
焼き茄子。
国東半島で廣門さんのためだけに栽培された賀茂茄子だったかな。
茄子の擦り流しを敷かれています。
なんと、味付けは塩だけなのだそう。
果物のような茄子の風味に酔わされます。
日本酒は福岡県糸島の田中六五。
軽やかな旨み、まろやかな甘み。
蛤のお椀。
これは言葉が出ませんでした…お出汁の旨みと香りに悶絶。もうたまらない。
鹿児島県の天賦。
純米吟醸。
天然真鯛のお造りは薄引き、炙り。
塩酢(酢橘と塩)、ポン酢で。
真鯛はまるで河豚のような味の濃さ、弾力のある食感、炙りの風味と旨み。
追加で、提案のあったシャブリを。
佐伯飛翔。
純米酒。
佐伯獲れの伊勢海老は軽く炙られて、ぷりぷりとふわふわ。
甘さとみずみずしさが素晴らしい。
牡蠣。
岩牡蠣を少し蒸して、ポン酢とかぼすで。
クリーミーにトロけていきます。
あん肝のようなコクと旨み。
佐賀県の鍋島。
純米吟醸。
続いては揚げもの。
山伏茸、無農薬の自然栽培万願寺とうがらし。
お弟子さん自らが獲ったという手長海老。
いずれも食材もすごいポテンシャルです。
三重県の作。
鷹羽。純米吟醸。作、美味しいなぁ。
長崎県の福海。
ほんのり甘く飲みやすい一杯。
八寸。
お月見をイメージして、すすきもお飾りに。
この演出にもうっとりとさせられました。
ゴーヤのお浸し、パプリカ、韮の蕾み、トマトの煮凝り、白南瓜、干し椎茸、カステラ、唐墨、サラダ南瓜、鹿肉、らっきょう炊いたもの、蘇のブラウンチーズ、自然薯、卵、護摩、川苔のお団子。
焼き松茸は長野県のもの。
切り込みのお露をちゅっと吸ってから。
かぶっと軸の部分を酢橘とともに。これも悶絶。
大分県の三和酒類株式会社。
和香牡丹。
純米吟醸。
クエのしゃぶしゃぶ。
まだまだ感動の逸品。
豆鯵の唐揚げ。
佐伯獲れ。
鴨を出されるとのことで、赤ワインはピノノワールを追加で。
夏の雲丹、鮑、伊勢海老。
どの素材も圧巻。
一鳥万宝。
合鴨自然純米酒。
合鴨農法。国東半島の鴨肉。
3時間ほどじっくり火入れたもの。
口直しは佐賀県の無花果。
珍しい品種で、皮ごと蒸して。
蜂蜜は日本蜜蜂、かぼすもいいお仕事です。
新生姜、葉ごと刻んで生姜ご飯に。
国東半島のもの。
お味噌汁、香の物。
伊勢海老のお出汁に再び唸らされました。
ご飯に天然鼈のお出汁餡をかけて。
内子、自然栽培のお葱も。
新潟県の麒麟山。
超辛口。
お蕎麦は手打ちのざる。
北海道の新蕎麦、二八蕎麦。
お菓子は葛焼き。
お月見のように、卵、こし餡で。
ここでこの日のコースは結びとなりました。
今回初めての訪問でしたが、おもてなしの心遣いにほっこりと安心させられますし、そんな優しさに包まれながら過ごすことができました。
すぐに私たちの緊張もほぐれて、お隣のお客様とも会話が弾むような家庭的な雰囲気。
癒しの優しい空間が作られています。
お料理からは、店主さんの食材へのリスペクト、畏敬の念が伝わってきます。探求の心が深く、誠実な想いが込められた逸品ばかり。
日本酒もワインも秀逸なペアリング。同行者の頼んだノンアルのペアリングも素晴らしい内容でした。
感激の連続に感情が高ぶってしまい、思わず涙が出そうになるほど心を揺さぶられました。
頻繁にお伺いするのは難しいのですが、それでもこれから通い詰めたいと心に誓ったところです。(実は次の予約を年内に取ることができました)
お店の皆様に心から感謝。この日の出会いに感謝。
次にお会いできるのを楽しみにしています。
幸せな時間をありがとうございました。
ご馳走さまでした(^^)
2024/09/29 更新
新年あけましておめでとうございます。
今年もまた皆様と楽しくてステキな時間を共有できたらと思っています。引き続き、仲良く交流させてください。
どうぞ、よろしくお願いいたします^ ^
さて、今年の初レビューは大好きなこちらのお店。
しばらくの間、昨年の投稿が続きますが、どうかお付き合いくださいませ。
今回の廣門さんは12月中旬の訪問。
夜の時間帯にお伺いするのは初めてです。
8席のカウンターには、東京や海外からのお客様もいらっしゃいました。
この日もお料理はおまかせのコース、飲み物は日本酒ペアリングを。
最初の一杯だけ、ビールをグラスでお願いしました。
ここで、本日の食材のご紹介。
大きな水槽に活かされて登場したのはイシダイ、アオリイカ。続いての天然クルマエビ、本ミルガイともに大きくて、美しい。
力強い食材の生命力を感じられる瞬間です。
そして、まずはお料理の前にいただく食前の蕎麦茶。
香ばしさとまろやかさを味わいます。
日本酒ペアリングの始まりは福島県の自然郷から。
大将のお好きな日本酒なのだそうです。
特別純米。優しい口当たりで飲みやすく、こちらで出会ってから私のお気に入りにもなりました。
大分県杵築市のタナカレンコン。
なんと、土耕栽培されたものだそう。
蓮根のお餅、乗せられた蓮根は素揚げしたものかな?
お出汁とお塩だけで味付けされているそうで、もちもちとシャキシャキ、色んな蓮根の食感が楽しい。
蓮根の擦り流しのような、とろみのある餡が温かな優しい風味。
続いての日本酒は長崎県の飛鸞(ひらん)。
少し酸味のようなニュアンス。フレッシュさとサラッと感がある一杯。
本ミルガイの炙り。
炭火で炙ってスダチを絞って、お好みでお塩を添えて。
貝の甘み、旨み、そしてシャキッとした食感。
佐賀県の鍋島、純米大吟醸。
これも大好きなお酒です。
ふくよかな甘みとみずみずしさ。
大きなお猪口を選んで、なみなみといただきました。
お椀。
優しい桜を帯びた鰹節で仕上げた極上のお出汁。
秋茄子は国東半島の農家、加藤さん栽培のもの。
旨みの詰まった、そして甘みを蓄えた秋茄子にうっとりさせられます。きめ細かい包丁の美しいこと。
鹿児島県の天賦、純米吟醸。
焼酎を造っている蔵の日本酒。
柔らかな口当たり。果実香、甘みがあって、これまた自分の好きな一杯。
イシダイのお造り。
薄引きと炙りで。
山葵、スダチと塩の塩酢、ポン酢と薬味のいずれかでいただきます。どれも甲乙つけ難いです^ ^
繊細な薄引き、炙りのワイルドな香りの両方を堪能できました。
ここでまた新たな食材のご紹介。
佐伯獲れの伊勢海老。
大きく太っていて、活きのいいこと。
目の前で手際よくさばかれるのを拝見するのも楽しみ。
長崎県のよこやま、特別純米。
壱岐島酵母仕込み、吟のさと。
爽やかな酸味、後口はすっきりと。
アオリイカのお造り。
山葵、スダチと塩の塩酢、ポン酢と薬味で。
繊細な包丁がイカの旨みと甘み、心地よい食感を生み出しています。
大分県宇佐市の和香牡丹。
甘くて微炭酸。フレッシュな甘さとキレのあるお酒。
伊勢海老。
軽くボイルして?塩をして、炭火で炙られたのかな。
海老味噌を敷いたタレ、煮凝り、そして最後に海老油を垂らして。
口の中いっぱいに海老の旨みと香りにまみれ^ ^
もう至福。
佐伯市の日本酒は龍爽香(さちかぜ)。
純米吟醸。
サラッとすっきりした口当たり。
佐伯の美人ブリ。
酒粕を餌に混ぜて育てられたブリなのだとか。
藁でサッと炙って、肝シャリと合わせ。
それに自家製大根のおろしを添えていただきました。
悶絶…あぁ、美味しいなぁ、おかわりしたい(≧∀≦)
続いての日本酒は、八寸に合わせた2種。
熊本県の泰斗。手造り純米吟醸。
米の旨みと、すっきりとした爽やかな後口。
大分県の龍梅。生原酒。
ほのかな甘みと酸味。柔らかな口当たり。
そして、お楽しみの八寸の始まり。
まずはひと皿め。
国東半島の加藤さん栽培の赤芽大吉里芋。
冬瓜の炊いたもの。
無農薬の昔野菜の湯掻いたお浸し。
天然の自然薯、車海老。
佐伯の蟹、ノコギリガザミを蒸したもの。
いずれも手の込んだこだわりの品々…一つ一つが繊細で口にするのが楽しくてなりません。
まだまだ八寸は続きます。
菊芋のチップス。
軽い食感が楽しい。
海老芋のから揚げ。
お出汁で炊いて揚げたもの。
インゲン豆の天ぷら。
むかごの天ぷら。
ホヤ貝の天ぷら。
白甘鯛を炭火で焼いて、カブの擦り流しと。
白甘鯛の上品な脂、お出汁と旨みを纏ったカブの美味しいこと。
佐伯の鯖はしめ鯖で。
柔らかで穏やかな酢加減が絶妙。
アオリイカの味の天ぷら。
大きなゲソが甘くて、こりこりで美味しい。
鶏のつくね。
鶏の旨みが凝縮。濃厚なつくね。
そして、できるだけ自然に近い状態で育てられた「人生を賭けたネギ」が力強い存在感。主役級です。
北九州市の天心。
純米吟醸。
すっきりした口当たりから、キレのいい一杯。
由布院の原木椎茸を焼いたもの。
ペースト状と、平たくしたお蕎麦も添えて。
落花生、葛豆腐。
一鳥万宝。
福岡県飯塚市のアイガモ農法で造られた自然純米酒。
すっきりとしていて、柔らかな甘さ。
臼杵市の天然鴨。
骨付きのまま炭火でじっくり焼いて肝、天然の山桃のソースを。力強いワイルドな旨み。
佐賀県の七田。
純米のお酒。
フレッシュさ、米の旨み。甘さは控えめ。
銀杏ご飯。
お味噌汁はお魚のお出汁、原木なめこ。
香の物、ぬか漬け。
〆のお蕎麦。
手打ちの二八蕎麦は辛味大根、山葵、ネギを添えて。
福岡県嘉麻市の黒田武士。
又兵衛、純米吟醸酒。
お弟子さんの地元のもの。これもこちらで出会った自分の好みのお酒です。
デザート。
福岡県久留米市の柿、無農薬。
大分県杵築市の苺、グラスマムという苺。
お菓子。
蕎麦がきを揚げた揚げまんじゅう。
大分の在来種のみとり豆を使ったあんこを添えて。
お薄。
これでこの日のコースは結び。
今回もよく食べよく飲みましたぁ…もう満腹満腹^ ^
廣門さんの空間には凛とした緊張感がありながら、家庭的な温かさを感じるのは、大将の廣門さんとお弟子さん達の関係性の良さがあるからでしょう。お互いが信頼し合い、同じ方向をみながら誠実、謙虚に、おもてなしをされている安心感があります。嬉しくて楽しくて、美味しい感動を共有できます。
穏やかで優しい気持ちで過ごせる、かけがえのないひとときでした。
幸せの余韻を感じながら、次回訪問を心待ちにして。
今回もありがとうございました。
ご馳走さまでした(^^)