ONVIさんが投稿したレ セゾン(東京/日比谷)の口コミ詳細

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レ セゾン日比谷、内幸町、有楽町/フレンチ

4

  • 夜の点数:5.0

    • ¥80,000~¥99,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
  • 昼の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 3.5
4回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥80,000~¥99,999
    / 1人

杉本総料理長の「ル サロン アンティミテ」

「ル サロン アンティミテ」は、レ セゾンで開催している帝国ホテル常務執行役員総料理長兼東京料理長という凄い肩書の杉本雄氏によるディナーコースです。場所こそレ セゾンの個室で開催されますが、レ セゾンを含む帝国ホテルのどのレストランの料理とも類似性のない、全く独自のディナーコースでした。
詳しくは、レ セゾンのホームぺージに掲載されている紹介映像をご覧ください。なお、紹介映像とイメージが違ったのは次の点です。
・映像に映し出されているチョコレート製のテーブル飾りはありませんでした(残念)。
・映像にあるような細工の凝った繊細な料理ではなく、男気溢れる料理が多かったです(それはそれで良い)。
・総料理長が料理の仕上げだけを行ってプレゼンするようなトーク・ショーのイメージを持っていましたが、可能な限り客の目の前で調理する謂わば出張料理人のライブ・ショーでした。(期待以上)
例えば、毛蟹の料理では、活毛蟹をプレゼンした後、釜茹でこそキッチンで行いますが、熱い茹で釜ごと個室に持ち込み、蟹を捌くところからスープ・ソース作り、盛り付けまでを一気に仕上げていきます。その動作には無駄がなく、そのスピードと精確性に見入ってしまうので退屈しません。常務とか総料理長というマネジメントの姿ではなく、孤高の料理人の姿です。

次に、当日のメニューの特徴を3つ挙げます。
1)国産食材から厳選…副食材はフランス産も用いていますが、主食材は国産でした。帝国ホテルの調達ルートを使って仕入れた最高の食材の中から最高のものを本コースに回している、あるいは、本コース専用に特別に仕入れている感じです。食材を見ただけでも随分と高くつくのではないか(帝国ホテルだと安く買えるのかな?)と思います。
2)フレンチと言えばソース・ビスク…濃厚なソースやビスクが特徴でした。味わいの複雑さが抜きに出ていますし、濃厚でありながら食材そのものの味を埋没させないバランスも特筆すべき点です。
3)出来立てが一番…出来立ての温かい料理、熱々料理ばかりでした。事前にキッチンで作り置きしてある料理はほとんどなく、客の目の前に調理されたばかりの料理が振る舞われます。確かに料理は出来立てが一番です。従って、冷たい前菜はほとんどありません。

〔シェフ〕杉本雄
〔料金〕80,000円(税サ込)
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕レ セゾンの一番小さい個室です。
〔サービス〕レ セゾンと同じです。
〔利用シーン〕2~4名で家族での利用が良いと思います。
〔ワイン〕レ セゾンと同じです。

①アミューズ…〇石に見立てた温かいじゃが芋の中には青のりのクリーム、上にはキャビアがたっぷり。
②フランス産セップ茸…大きなセップ茸を様々なスタイルで。中央にニョッキ、右に黒トリュフせんべい。
③パン、バター

特大伊勢海老登場→ライブキッチン
④-1「伊勢海老:カナッペスタイルのショーフロア仕立て」…〇これはライブキッチンではなく、盛り付けだけ。
④-2…〇こちらが特大伊勢海老(上記④-1とは別の海老)のライブキッチンで、身がたっぷり。
④-3「同上:ビスクスープのグラチネ」…ブランデー香る複雑な味わいの濃厚なスープ。

特大活毛蟹登場→ライブキッチン
⑤-1「石川県産毛蟹」…蟹のゆで汁から作ったスープを飲みながら、料理の完成を待つ。
⑤-2「同上:ヴァンジョーヌマリネ、ジャスミンライスクリームとサヴァイヨンソースで」…◎かにみそのジャスミンライスの上に蟹のむき身を載せ、クリームソースをかけている。濃厚なソースをたっぷりかけているので蟹の味が埋没してしまうのではないかと危惧したが、ソースの下の蟹もたっぷりなので、バランスが取れていた。

甘鯛鱗焼きのライブキッチン
⑥「山口県産甘鯛:カリカリ鱗焼き、モダンに仕立てた白ワインバターソース」…鱗を下にして、上にハーブ、奥に四方竹の素揚げを添えている。

恵鴨のプレゼン→ライブキッチン(クラシックなプレス機を使って内臓から絞り出した血でソースを仕上げるルーアン風の全工程)
⑦-1「愛知県産恵鴨:様々なスタイルで、胸肉、フランスルーアン風ソースと一緒に」…〇胸肉4枚スライスの上に肝2つ、濃厚な血のソースという伝統的な料理。
⑦-2…「同上:様々なスタイルで、モモ肉」…モモ肉は切り落とした後、バックヤードに下げられ、フランス産卵茸と無花果と一緒に無花果の葉に包んで蒸される。

デザートのライブキッチン
⑧「福岡県産うきは市産太秋柿:シャンパン香るグラタンミニュット、榛風味のフィナンシェ」…◎柿の切り身の上にグラタンミニュット、ゼリーの上に薄くスライスした柿とアイスで、サクサクした食感とゆずとシャンパンがさわやかなデザートです。柿を含んだ焼き立ての大型フィナンシェもおいしい。
⑨オペラ…〇もう食べられないのでプレゼンのみ。薄くて小さいがしつこくなくて大変おいしかった。
⑩小菓子…これも包んでいただいた甘さ控えめの胡麻クッキー。レ セゾンの小菓子とは別物。

  • ①取り分け前

  • ④-1

  • ④-2

  • ④-3

  • ⑤ここから調理開始

  • ⑤-1

  • ⑤-2

  • ⑦ここから調理開始

  • ⑦-1

  • ⑦-2取り分け前

  • ⑨プレートの文字は加工済

  • ⑩1人分

2025/11/25 更新

3回目

2025/06 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

伝統的なフランス料理を食べたくなったときに(日比谷)

歴史ある帝国ホテル内の歴史あるフレンチ・ダイニングで、来日20年のヴォワザンシェフによる伝統的なフレンチです。シェフないしレストランについては「ティエリー・ヴォワザンの料理哲学とその仕事 帝国ホテル レ セゾンの季節の食材とフランス料理」という本にまとめられていて、日仏の食材解説もわかりやすいです。
日本人シェフによるコンテポラリーなフレンチが多様化する昨今、フランス人シェフによる伝統的なフレンチを食べたくなるときがあります。そんなときにはここが一番のお勧めです。茶系の色味が多くて映えないのですが、複雑な味わいのソース、それでいて食材自体の味も歯ごたえもしっかり感じられる料理が楽しめます。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ティエリー・ヴォアザン(ミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ14,000(税サ込)
〔メニュー〕閲覧用のみ。なお、事前にコースを決めている場合、メニューが置いてあります。
〔雰囲気〕広々としたレトロな高級レストランです。ホテルなので様々な客(国籍、服装)の利用がありますが、落ち着いた雰囲気を維持しています。
〔サービス〕身なりや所作も含めて、他のホテルダイニングより、あるいは、帝国ホテル内の他のレストランより、優れていると思います。
〔利用シーン〕ホテルダイニングなので、1人でもグループでも、人数も用途も問いません。勿論、お祝い事や接待にも適しています。
〔ワイン〕グラスワインには安いワイン(ボトル1本市価3,000円から5,000円)を多用していて、安い割にはおいしいのですが、さすがに料理に負けていると感じることがあります。

①パン2種、バター…△1つ目(天然酵母)は最初、2つ目(アオサ)は魚料理に合わせて供される。いつもと同じ。
②アミューズ…富士山麓のマスのタルタル、海老のジュレを敷いた上にピスタチオのムース。
③「オマール海老とシトロネルが香るジュレ、セロリラヴと林檎と粒マスタード、シャンパンの泡を添えて」…〇オーストラリア産オマールが柔らかくておいしい。四角いのが林檎と根セロリで、左の白いのがシャンパンの泡。
アスパラガスに沢山の香りを詰め込んだ桜のアクセント、酢橘のムースリーヌ」…〇極太のフランス産ホワイトアスパラを
④「縞鯵の炭火焼きと生山葵を合わせて、緑に染めた茄子、アンチョビバター」…和食の焼き魚風、付け合わせの白茄子も和風。
⑤「リード・ヴォーのムニエル、ヴァン・ジョンヌの風味、天然茸と蕎麦」…◎見栄えは悪いが、ボリューム十分で2種類のソースが非常においしい。下の蕎麦とフランス産きのこのリゾットも美味。
⑥ショコラ…ここでは、デザート前に小菓子が出ます。前回の方がおいしかった。
⑦「ほろ苦いグレープフルーツ、クリーミーなチョコレートの共演」…〇ピンクグレープフルーツの果肉とかき氷、レモンのソルベ、チョコレートクリーム、グレープフルーツのチップ。
⑧「カフェとショコラ」…カフェ3択(コーヒー、紅茶、ハーブティ)、小菓子4択。

2025/12/05 更新

2回目

2025/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

伝統的なフランス料理を食べたくなったときに(日比谷)

歴史ある帝国ホテル内の歴史あるフレンチ・ダイニングで、来日20年のヴォワザンシェフによる伝統的なフレンチです。シェフないしレストランについては「ティエリー・ヴォワザンの料理哲学とその仕事 帝国ホテル レ セゾンの季節の食材とフランス料理」という本にまとめられていて、日仏の食材解説もわかりやすいです。
日本人シェフによるコンテポラリーなフレンチが多様化する昨今、フランス人シェフによる伝統的なフレンチを食べたくなるときがあります。そんなときにはここが一番のお勧めです。茶系の色味が多くて映えないのですが、複雑な味わいのソース、それでいて食材自体の味も歯ごたえもしっかり感じられる料理が楽しめます。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ティエリー・ヴォアザン(ミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ27,000(税サ込)
〔メニュー〕閲覧用のみ。
〔雰囲気〕広々としたレトロな高級レストランです。ホテルなので様々な客(国籍、服装)の利用がありますが、落ち着いた雰囲気を維持しています。
〔サービス〕身なりや所作も含めて、他のホテルダイニングより、あるいは、帝国ホテル内の他のレストランより、優れていると思います。
〔利用シーン〕ホテルダイニングなので、1人でもグループでも、人数も用途も問いません。勿論、お祝い事や接待にも適しています。
〔ワイン〕グラスワインやペアリングは高くはないのですが(市価の3倍程度)、安いワイン(ボトル1本市価5,000円から8,000円)を多用していて、料理に負けていると感じることが多いのが気になります。

①アミューズ…△人参。
②「アスパラガスに沢山の香りを詰め込んだ桜のアクセント、酢橘のムースリーヌ」…〇極太のフランス産ホワイトアスパラを剥いて芯だけにしてこの太さ。桜の塩漬けのソース(左)と酢橘のソース(手前)がすばらしい。
③パン2種、バター…△1つ目(ライ麦)は最初、2つ目(アオサ)は魚料理に合わせて供される。いつもと同じ。
④「フランス産舌平目のファルシをシャルドネのソースで、人参のコンディマンテ」…◎舌平目をサンドウィッチにしてシャルドネソースを添えています。歯ごたえのあり、(ソースではなく)身そのものが濃厚な味わいで、シェフが舌平目はドーバー産に限るという理由が良くわかります。
⑤「オマール海老と軽やかに仕上げたモリーユ茸の雲、燻製ビネグレット」…〇オマールは1尾分、モリーユ茸のソースがおしいが、オマールに勝ち過ぎている。
⑥「山葵の香りを纏ったフランス産仔鳩、生姜風味のソース、ジャガイモと若筍のクルスティアン」…◎見た目は悪いが、左は一風変わった山葵味で、肉厚で食べ応えがあります。右は焼鳥風、奥は春巻き風で、和風を取り入れながらフレンチの域にとどまっています。
⑦ショコラ…◎ここでは、デザート前に小菓子が出ます。見た目は普通だが、濃厚で複雑な味でおいしい。
⑧「まろやかに仕上げたタルトショコラ」…×見た目通り、甘すぎて苦手でした。付け合わせのアイスもショコラ。
⑨「カフェとショコラ」…カフェは3択(コーヒー、紅茶、ハーブティ)、小菓子は4択です。

  • ④プレゼン

  • ⑨食べかけ

2025/12/05 更新

1回目

2023/10 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

伝統的なフランス料理を食べたくなったときに(日比谷)

歴史ある帝国ホテル内の歴史あるフレンチ・ダイニングで、来日20年のヴォワザンシェフによる伝統的なフレンチです。シェフないしレストランについては「ティエリー・ヴォワザンの料理哲学とその仕事 帝国ホテル レ セゾンの季節の食材とフランス料理」という本にまとめられていて、日仏の食材解説もわかりやすいです。
日本人シェフによるコンテポラリーなフレンチが多様化する昨今、フランス人シェフによる伝統的なフレンチを食べたくなるときがあります。そんなときにはここが一番のお勧めです。茶系の色味が多くて映えないのですが、複雑な味わいのソース、それでいて食材自体の味も歯ごたえもしっかり感じられる料理が楽しめます。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ティエリー・ヴォアザン(ミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ13,000(税サ込)
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕広々としたレトロな高級レストランです。ホテルなので様々な客(国籍、服装)の利用がありますが、落ち着いた雰囲気を維持しています。
〔サービス〕身なりや所作も含めて、他のホテルダイニングより、あるいは、帝国ホテル内の他のレストランより、優れていると思います。但し、この日はレセプションに誰もおらず、5分待っても誰も来ず、仕方がないのでダイニングに侵入しても
人が捕まらないありさまでした。
〔利用シーン〕ホテルダイニングなので、1人でもグループでも、人数も用途も問いません。勿論、お祝い事や接待にも適しています。
〔ワイン〕グラスワインは、ボトル換算で市価の3倍程度、おいしかったです。

①アミューズ…〇毛蟹のゼリー寄せ。色味は地味だがおいしい。
②「セープ茸のカプチーノ仕立て、イベリコ豚の生ハムをあしらって」…〇これも色味は地味だがおいしい。
③パン2種、バター…1つ目(ライ麦)は最初、2つ目(アオサ)は魚料理に合わせて供される。いつもと同じ。
④「愛知県産鰻のジブロット」…〇これも見た目は地味だがおいしい。
⑤「ジビエを使ったパイ包み焼き、アンディブと共に」…△ソースが濃厚過ぎてうずらの味がわからない。付け合わせの柚子味のアンディブは、ビストロ風で今一。
⑥「ショコラ」…ここでは、デザート前に小菓子が出ます。
⑦「軽く仕上げたモンブラン」…マロンのアイス載せ。

  • ⑤付け合わせ

2025/12/05 更新

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