ONVIさんが投稿したトゥールダルジャン 東京(東京/永田町)の口コミ詳細

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ONVIの高級レストランガイド

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トゥールダルジャン 東京赤坂見附、麹町、四ツ谷/フレンチ

6

  • 昼の点数:4.5

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 2.5
      • |酒・ドリンク 3.0
6回目

2025/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP2.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

この上ない贅沢なひととき(料理↑ ワイン↓)

相変わらずの贅沢なひとときを過ごせましたが、今までと印象が違ったこと2点、理由はわかりません。
1.料理:今までもまずいと思っていた訳ではありませんが、今回はおいしいと感じた料理が多かったのです。例えば、鴨料理好きの私にとっても、幼鴨料理は可もなく不可もなくでしたが、今回初めておいしいと思いました。今までの口コミにはほとんど〇を付けていなかったと思いますが、今回は〇が多いです。
2.ワイン:今まで他店より格段においしいと感じていましたが、今回は他店並みでした。料理がおいしい分、ワインがまずく感じるということでもなさそうです。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ルノー・オージエ(ミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ23,000円(税サ込、ペアリング付)上述の「梅」のドリンク付きです。
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕昭和時代の超高級フレンチという感じで、この高級感は東京一ではないでしょうか。
〔サービス〕ホテルニューオータニの精鋭揃いという感じで、東京一フォーマル度が高いと思います。
〔利用シーン〕あらゆるシーンに対応できますが、余りにカジュアル度が高いと合わないでしょう。
〔ワイン〕今までおいしくなかったことはなかったのですが、今回はおいしくありません。最近の高級フレンチではボトル市価3,000~5,000円の安ワインを平気で出してきますが、同じ臭いを感じます。おいしくなかったので銘柄を覚えていませんが、ぺアリング付きの格安プランだからこういうことをしたのか、当店もこうなってしまったのかわかりません。

①「毛蟹のカネロニ、清爽なセロリのヴィネグレット」…カネロニはパスタではなく、パスタに見立てた大根のかつら剥き。
②トマト・オリーブ入りフーガス、ハーブ入りオリーブオイル…〇夏季限定。イタリアンな具材をサンドにしたフォカッチャ風のパン。
③「爽涼なvシソワーズ」…〇見た目は普通の冷製じゃが芋スープなのですが、味わいが違います。
④「コチのプレゼ、ニース風エストフィナードソース」…〇フレンチの魚料理では往々にしてソースが素材に勝ってしまい素材の味が感じられない料理が多いのですが、これはコチの風味が感じられる薄口のソースで、ソースと素材のバランスが素晴らしいです。
⑤フランスパン、バター…〇
⑥「幼鴨のロースト、シトロンソース」…〇いつも可もなく不可もなくでしたが、初めておいしいと思いました。皮は香ばしく、肉は柔らかく、素晴らしいバランス。
⑦オプション:チーズ…〇追加料金6,000円(税込・サ別)は高過ぎませんか。10種類のワゴンから4種選択、無花果・レーズン・ナッツ入りのパンも含めて、味は良いのですが。
⑧「巨峰とマスカットのアンサンブル、ヌガーグラス添え」…泡は紫蘇風味。
⑨「小菓子、フレッシュハーブティー」

<補遺:まだ行ったことのない方宛の情報>
ホテルニューオータニの正面玄関から入った場合は少し進んだ右手、ガーデンタワーから来た場合はガーデンラウンジを過ぎてもう少し進んだ左手、薄暗いホールにレストランの入口があります。入口には誰も立っていませんが、ブルーブラックの通路に入っていくとその奥にレセプションが見えます。ここから案内してもらって、ホールの左にはバーと個室、右には白いピアノ、その他歴史的な調度品が展示されていて博物館のようです。正面には見事な生け花がお出迎え、ホテルの正面玄関の生け花共々、素晴らしいところです。その右手から入ると、HP通りのレトロで豪華なダイニングが広がっています。
1.服装:他店同様「ジャケット着用」ですが、ドレスコードはしっかり守りましょう。以前はネクタイ着用まで求められましたが、今はテーラードジャケット&ノータイで構いません。但し、イベントの際には、以前のドレスコードの名残なのか、ネクタイを着用したスーツスタイルが一般的です。
2.年齢制限:16歳以上です。今は高級レストランでも「10歳以上」が多く、せいぜい「中学生以上」ですが、当店は「16歳以上」なので注意しましょう。
3.コース:松竹梅の3コース用意されており、ランチは竹梅の2コース、ディナーは松竹の2コースの選択制です。当然、下のコースより上のコースの方が皿数が多いのですが、梅コースをベースに皿を足しているのではなく、松竹梅で構成する料理を変えています。連泊でも3回は利用することができますし、単純に値段や皿数でコースを決めず、気になる料理が含まれるコースを選ぶのも良いのでしょう。なお、鳥類を食べられない人は、幼鴨以外の選択肢のある竹コースを選ぶか、お店に用相談です。
4.アラカルト:未だに豊富なアラカルトが用意されているのはすばらしいのですが、同じ料理でもコースより格段に高額になります。従って、コースをベースにして、コースにない気になる一品・二品を追加するくらいが現実的でしょう。
5.幼鴨:当店名物なので幼鴨推しが強いのですが、これが当店の強みであり弱みです。柔らかい肉ですが、ポーションは小さく、上品な少量のソースを合わせることになり、赤ワインの選択肢を狭めている気がします。ランチには丁度ですが、ディナーだともう一品、肉料理と重い赤ワインが欲しくなるかもしれません。
6.料理:フランス人シェフの料理に多いのですが、料理だけで味覚が満たされるものでも空腹が満たされるものでない世界のようです。つまり、空腹を満たすことを目的とした料理ではないし、水やソフトドリンクで食事することを想定した料理ではなく、生来よりワインと不可分な存在なのかもしれません。
7.歴史:HPに詳しく記載されています。1984年、東京支店開業に当たって発刊された「トゥール・ダルジャン 伝統のフランス料理」にも400年の歴史や40年前のレシピが記載されていて興味深いですが、オーナーも代替わりし、当時とは全く異なる料理に様変わりしていることがわかります。

  • バーからの眺め

2025/11/30 更新

5回目

2024/11 訪問

  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

イベント報告:東京開業40周年

毎年秋になるとイベントを開催しているので、今後の参考として、過去のイベント情報を報告します。

「1984-2024 トゥールダルジャン東京 開業40周年~継承~」
40周年という大きな節目、継承をテーマとした特別メニューとのことなので、歴史を感じさせるメニューを期待しましたが、普段と同じでアラカルトも用意されておらず、何が「継承」か何が「特別」かわかりませんでした。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ルノー・オージエ(ミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ50,000円(税サ込、ペアリング付)
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕普段は空席もちらほら、静かな雰囲気ですが、本日は満席なので宴会場・イベント会場のような雰囲気です。その一方、男性客のほとんどはネクタイ姿、平均年齢は70歳を超えている感じで、さすがトゥール・ダルジャンの格式と歴史が感じられます。コース終盤にテライエオーナー(若くてカッコ良い)が客席を回りますが、挨拶だけの形式的なものではなく、コミュニケーション(通訳付)と記念撮影もあり、皆様楽しそうです。オージエシェフを同伴しておらず、どうしたのかなと思っていましたら、出口でお土産を渡す役目(一寸お気の毒)でした。
〔サービス〕普段通りのメニューなので、普段通りのオペレーション(高品質)が出来ています。
〔利用シーン〕イベントは、夫婦が多いようです。
〔ワイン〕シャンパン(オリジナル)、白(ムルソー)、赤(コルトン)の3杯、全ておいしいです。

①「オマール海老のカルパッチョ、燻香カリフラワーのムースリーヌ添え」…おいしいのだが、3列同じなので変化が欲しい。
②フランスパン、バター…〇いつもと同じ。
③「帆立貝と平茸のスフレ、シヴァリーソース」…前年にも同名の料理があったが、前年の方がおいしかった。
④「舌平目のムニエル、優美なオニオンのエキューム」…イタリア産白トリュフは追加料金5,500円(税込・サ別)。白トリュフをもう少しかけて欲しかった。
⑤「幼鴨のロースト、芳醇な赤ワインソース」…いつもと同じ鴨料理。
⑥「ショコラマカエのムースと加賀棒茶のアイスクリーム」
⑦小菓子…〇キャラメルチョコ、チョコマカロン、ピスタチオ、ぶどうシュークリーム、ストロベリー
⑧お土産:オリジナルコーヒー豆200グラム…実用性があるが、40周年なので前年のような記念品の方が良かった。

2025/11/27 更新

4回目

2023/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

イベント報告:ジャック・ボリーシェフとのコラボ

毎年秋になるとイベントを開催しているので、今後の参考として、過去のイベント情報を報告します。

「M.O.F.サミット2023」
2022年はヤニック・フランクシェフとのダブルM.O.F.でしたが、2023年はジャック・ボリーシェフとのダブルM.O.F.でした。ジャック・ボリーシェフについては説明するまでもないと思いますが、いまだにシェフのお料理をいただけるのが驚きであり大いなる喜びです。
ボリーシェフの料理とオージエシェフの料理が交互に供されるコースで、ボリーシェフはさすがに新作の披露ではなく、20年前のロオジエの復刻版です。お二人のM.O.F.の受賞年度には37年も差があるので、世代の違いは明らかで、時代を遡ったり現代に戻ったりという楽しみ方になります。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ルノー・オージエ(ミシュラン1つ星)、ジャック・ボリー
〔料金〕ランチ50,000円(税サ込、ペアリング付)と、前年より3割アップです。
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕普段は空席もちらほら、静かな雰囲気ですが、本日は満席なので宴会場・イベント会場のような雰囲気です。その一方、男性客のほとんどはネクタイ姿、平均年齢は70歳を超えている感じで、さすがトゥール・ダルジャンの格式と歴史が感じられます。コース終盤に両シェフが客席を回りますが、挨拶だけの形式的なものではなく、コミュニケーション(両シェフ共、日本語対応)と記念撮影もあり、皆様楽しそうです。なお、ピアノの生演奏はありませんでした。
〔サービス〕さすがに満席、普段と違うメニューということもあってか、普段のオペレーションより落ちています。
〔利用シーン〕イベントは、夫婦が多いようです。
〔ワイン〕シャンパン(オリジナル)、白(シャサーニュ・モンラッシェ)、赤(ヴージョ)の3杯、全ておいしいです。

①ライ麦パン、バター…×味がしない。
②「生雲丹のフリヴォリテ”ベル・ドゥ・メール”」by JB…20年前のロオジエのメニュー。
③「オンブルシュヴァリエと鮑のアンサンブル、燻香薫るシャンピ二オンのムースと彩り豊かな旬菜のグレック」by RA…◎「オンブルシュヴァリエ」とは日本語ではフランス産アルプスイワナというそうなのですが、この淡水魚の燻製が非常においしかったです。
④「温かいオマール海老のテリーヌ、ソースコラリーヌ」…〇これも20年前のロオジエのメニューから。オマールと帆立貝のムースを使ったクラシックな温製テリーヌ。見た目は古くても今でもおいしいので、こういう昔のメニューも食べる機会が欲しいと思いました。
⑤フランスパン…〇いつもよりしょっぱい気がする。
⑥「幼鴨のロースト、ブルギニョンソース、松茸とバターナッツカボチャのコルネと菊芋のミルフィーユ」by RA…いつもと変わりありません。
⑦「サンマルセランのドフィーヌ風ラヴィオリ、黒トリュフソース、ラ・フランスのコポー添え」by RA…追加料金6,600円(税込・サ別)。前年少し足りなかったので一皿追加しました。手が込んでいますし味も良いのですが、アラカルト価格なので高いです。
⑧「ビスキュイフォンダン、ミルクのアイスクリーム」by JB
⑨「小菓子」By JB&RA
⑩お土産:バッチ…〇どういうときに付けるのかわかりませんが、意外な記念品。

  • 左:ボリーシェフ、右:オージエシェフ

2025/11/27 更新

3回目

2023/03 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

この上ない贅沢なひととき

まだ行ったことのない方宛の口コミです。

ホテルニューオータニの正面玄関から入った場合は少し進んだ右手、ガーデンタワーから来た場合はガーデンラウンジを過ぎてもう少し進んだ左手、薄暗いホールにレストランの入口があります。入口には誰も立っていませんが、ブルーブラックの通路に入っていくとその奥にレセプションが見えます。ここから案内してもらって、ホールの左にはバーと個室、右には白いピアノ、その他歴史的な調度品が展示されていて博物館のようです。正面には見事な生け花がお出迎え、ホテルの正面玄関の生け花共々、素晴らしいところです。その右手から入ると、HP通りのレトロで豪華なダイニングが広がっています。
1.服装:他店同様「ジャケット着用」ですが、ドレスコードはしっかり守りましょう。以前はネクタイ着用まで求められましたが、今はテーラードジャケット&ノータイで構いません。但し、イベントの際には、以前のドレスコードの名残なのか、ネクタイを着用したスーツスタイルが一般的です。
2.年齢制限:16歳以上です。今は高級レストランでも「10歳以上」が多く、せいぜい「中学生以上」ですが、当店は「16歳以上」なので注意しましょう。
3.コース:松竹梅の3コース用意されており、ランチは竹梅の2コース、ディナーは松竹の2コースの選択制です。当然、下のコースより上のコースの方が皿数が多いのですが、梅コースをベースに皿を足しているのではなく、松竹梅で構成する料理を変えています。連泊でも3回は利用することができますし、単純に値段や皿数でコースを決めず、気になる料理が含まれるコースを選ぶのも良いのでしょう。なお、鳥類を食べられない人は、幼鴨以外の選択肢のある竹コースを選ぶか、お店に用相談です。
4.アラカルト:未だに豊富なアラカルトが用意されているのはすばらしいのですが、同じ料理でもコースより格段に高額になります。従って、コースをベースにして、コースにない気になる一品・二品を追加するくらいが現実的でしょう。
5.幼鴨:当店名物なので幼鴨推しが強いのですが、これが当店の強みであり弱みです。柔らかい肉ですが、ポーションは小さく、上品な少量のソースを合わせることになり、赤ワインの選択肢を狭めている気がします。ランチには丁度ですが、ディナーだともう一品、肉料理と重い赤ワインが欲しくなるかもしれません。
6.料理:フランス人シェフの料理に多いのですが、料理だけで味覚が満たされるものでも空腹が満たされるものでない世界のようです。つまり、空腹を満たすことを目的とした料理ではないし、水やソフトドリンクで食事することを想定した料理ではなく、生来よりワインと不可分な存在なのかもしれません。
7.歴史:HPに詳しく記載されています。1984年、東京支店開業に当たって発刊された「トゥール・ダルジャン 伝統のフランス料理」にも400年の歴史や40年前のレシピが記載されていて興味深いですが、オーナーも代替わりし、当時とは全く異なる料理に様変わりしていることがわかります。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ルノー・オージエ(ミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ11,000円(税込・サ別)上述の「梅」です。
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕昭和時代の超高級フレンチという感じで、この高級感は東京一ではないでしょうか。
〔サービス〕ホテルニューオータニの精鋭揃いという感じで、東京一フォーマル度が高いと思います。
〔利用シーン〕あらゆるシーンに対応できますが、余りにカジュアル度が高いと合わないでしょう。
〔ワイン〕グラスワインの選択肢は多くはありませんが、外れを引いたことがないので、ソムリエが優秀なのだと思います。また、最近の高級フレンチでは、市価3,000~5,000円の安ボトルをグラス3,000~5,000円でぶつけてきますが、ここではまだそういうことに出会っていません。

①「ラスマニア産サーモン、オークウッドの燻香、林檎のジュレとエストレ風サラダ」
②パン、バター
③「帆立貝と平茸のスフレ、甘美なカラメルオニオンのエキューム」…〇当店では珍しい素朴な見た目だが、こういう料理はやはりおいしい。
④「幼鴨のロースト、ソースエピス、グルノーブル風クルミのマルムラードとアンディーブのブレゼ」
⑤「カルダモン香るデコポンのブランマンジェ、ミモザのソルベ添え」
⑥「小菓子」

2025/11/28 更新

2回目

2022/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

イベント報告:パリ本店とのコラボ

毎年秋になるとイベントを開催しているので、今後の参考として、過去のイベント情報を報告します。

「パリ・東京 偉大なる架け橋 ダブルM.O.F.」
2022年はパリ本店が改修中でしたので、パリ本店がフランス各地でツアーイベントを組んでいました。その一環として日本では、2022年10月14日から16日の3日間、昼夜に開催されました。なお、昼と夜とでは大きな料金差があるので、懐事情と家庭の事情で昼参加です。
東京の料理とパリの料理が交互に供されるコースですが、コースとして一貫性が保たれており、いつもの東京のコース料理と違和感がないものでした。おそらくメニュー開発はそれぞれのシェフに委ねられているものの、大きな方針は現社長の意向が反映されているのでしょう。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ルノー・オージエ(ミシュラン1つ星)、【パリ本店】ヤニック・フランク(パリミシュラン1つ星)
〔料金〕ランチ38,000円(税サ込、ペアリング付)
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕普段は空席もちらほら、静かな雰囲気ですが、本日は満席なので宴会場・イベント会場のような雰囲気です。その一方、男性客のほとんどはネクタイ姿、平均年齢は70歳を超えている感じで、さすがトゥール・ダルジャンの格式と歴史が感じられます。コース終盤に両シェフが客席を回りますが、挨拶だけの形式的なものではなく、コミュニケーション(フランクシェフの通訳はオージエシェフ)と記念撮影もあり、皆様楽しそうです。なお、ホールの白ピアノの生演奏がありましたが、調律が必要でしょう。
〔サービス〕さすがに満席、普段と違うメニューということもあってか、普段のオペレーションより落ちています。
〔利用シーン〕イベントは、夫婦が多いようです。
〔ワイン〕シャンパン(オリジナル)、白(ムルソー)、赤(サンテミリオン)の3杯、白も赤も非常に気に入ったので家飲みに使っています。

①「メダイヨンM.O.F.、鮑とノルマンド風バヴァロア、小蕪のマリネと旬菜のコポー」by RA…シェフ2人共M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を受賞しているのでこの命名。
②「フォアグラのラヴィオリ、黒トリュフと琥珀色に煌めく幼鴨のコンソメ」by YF…△ラヴィオリの具(フォアグラ)が感じられない。
③「ハタのスフレ、ヴェルモット香る牡蠣のソース、パターナッツのニョッキとアーティチョークのムースリース」by RA
④「幼鴨のローストと芳醇な赤ワインソース、根セロリのコンポテと黒無花果」by YF…皮に蜂蜜を塗り、ヘーゼルナッツを塗すパリ本店仕様。確かにディティールは東京と違うが、言われないと東京と区別がつかない。
⑤「洋梨のデクリネゾン、ヴァニラヨーグルトのアイスクリーム」by YF…〇
⑥「小菓子」by RA…〇

  • 左:オージエシェフ、右:フランクシェフ

2025/11/27 更新

1回目

2021/10 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

この上ない贅沢なひととき

まだ行ったことのない方宛の口コミです。

ホテルニューオータニの正面玄関から入った場合は少し進んだ右手、ガーデンタワーから来た場合はガーデンラウンジを過ぎてもう少し進んだ左手、薄暗いホールにレストランの入口があります。入口には誰も立っていませんが、ブルーブラックの通路に入っていくとその奥にレセプションが見えます。ここから案内してもらって、ホールの左にはバーと個室、右には白いピアノ、その他歴史的な調度品が展示されていて博物館のようです。正面には見事な生け花がお出迎え、ホテルの正面玄関の生け花共々、素晴らしいところです。その右手から入ると、HP通りのレトロで豪華なダイニングが広がっています。
1.服装:他店同様「ジャケット着用」ですが、ドレスコードはしっかり守りましょう。以前はネクタイ着用まで求められましたが、今はテーラードジャケット&ノータイで構いません。但し、イベントの際には、以前のドレスコードの名残なのか、ネクタイを着用したスーツスタイルが一般的です。
2.年齢制限:16歳以上です。今は高級レストランでも「10歳以上」が多く、せいぜい「中学生以上」ですが、当店は「16歳以上」なので注意しましょう。
3.コース:松竹梅の3コース用意されており、ランチは竹梅の2コース、ディナーは松竹の2コースの選択制です。当然、下のコースより上のコースの方が皿数が多いのですが、梅コースをベースに皿を足しているのではなく、松竹梅で構成する料理を変えています。連泊でも3回は利用することができますし、単純に値段や皿数でコースを決めず、気になる料理が含まれるコースを選ぶのも良いのでしょう。なお、鳥類を食べられない人は、幼鴨以外の選択肢のある竹コースを選ぶか、お店に要相談です。
4.アラカルト:未だに豊富なアラカルトが用意されているのはすばらしいのですが、同じ料理でもコースより格段に高額になります。従って、コースをベースにして、コースにない気になる一品・二品を追加するくらいが現実的でしょう。
5.幼鴨:当店名物なので幼鴨推しが強いのですが、これが強みであり弱みです。柔らかい肉ですが、ポーションは小さく、上品な少量のソースを合わせることになり、赤ワインの選択肢を狭めている気がします。ランチには丁度ですが、ディナーだともう一品、肉料理と重い赤ワインが欲しくなるかもしれません。
6.料理:フランス人シェフの料理に多いのですが、料理だけで味覚が満たされるものでも空腹が満たされるものでない世界のようです。つまり、空腹を満たすことを目的とした料理ではないし、水やソフトドリンクで食事することを想定した料理ではなく、生来よりワインと不可分な存在なのかもしれません。
7.歴史:HPに詳しく記載されています。1984年、東京支店開業に当たって発刊された「トゥール・ダルジャン 伝統のフランス料理」にも400年の歴史や40年前のレシピが記載されていて興味深いですが、オーナーも代替わりし、当時とは全く異なる料理に様変わりしていることがわかります。

〔ジャンル〕フレンチ
〔シェフ〕ルノー・オージエ(ミシュラン1つ星)
〔料金〕21,000円(税込・サ別)上述の「竹」です。
〔メニュー〕あり
〔雰囲気〕昭和時代の超高級フレンチという感じで、この高級感は東京一ではないでしょうか。
〔サービス〕ホテルニューオータニの精鋭揃いという感じで、東京一フォーマル度が高いと思います。
〔利用シーン〕あらゆるシーンに対応できますが、余りにカジュアル度が高いと合わないでしょう。
〔ワイン〕グラスワインの選択肢は多くはありませんが、外れを引いたことがないので、ソムリエが優秀なのだと思います。また、最近の高級フレンチでは、市価3,000~5,000円の安ボトルをグラス3,000~5,000円でぶつけてきますが、ここではまだそういうことに出会っていません。

①「赤貝とマツブ貝のマリニエール、根セロリのレムラードムースとポワローのカネロニ」
②「フォアグラとマスカットのミルフィーユ、ひよこ豆のバヴァロアとアニス風味のサブレ」
③「ハタのプレゼ、マロンチップの江カイユ仕立て、蕪とジロル茸のラヴィオリと彩り豊かなビーツ」
④「幼鴨のロースト、ボルドーレーズソース、カカオのトゥルトンとピエドゥムートンのフリカッセ」…山鶉も選択可能だが、幼鴨推しが強くて幼鴨を選択。不満も満足もない、赤ワインの摘まみです。
⑤「洋梨のブルーダルーとメープルシロップのムース、グルーンカルダモン香るショコラクリーム」
⑥「小菓子」

2025/11/28 更新

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