ged02710さんが投稿したレトノ(東京/八丁堀)の口コミ詳細

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グルメ吟遊詩人~摩天楼一郎のレストランガイド

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レトノ八丁堀、宝町、京橋/ビストロ、フレンチ、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

子羊や 春宵ひそと 煙立つ❣️

グラスの奥にラベンダーが揺れていた——八丁堀ビストロ「レトノ」の夜

ぽつんと灯る「レトノ」の看板を見つけた瞬間、私は「これは当たりだな」と根拠もなく確信した。長年の食べ歩き経験から何かオーラのようなものを感じるのだ。扉を開ければ、そこには南仏の空気が、まるで誰かの悪戯のように自然に漂っていた。香りは豊かで、照明は控えめ、客たちは妙に楽しそうである。こういう店は、料理が出る前から半分勝っている。


✅ 実食レポート
✨イタリア産生ハムの盛り合わせ
皿の上に並ぶのは、プロシュート、コッパ、ミラノサラミ。イタリアンシャルキュトリーの三重奏。しっかりとした塩加減が絶妙で、これはもう、飲ませる前菜。ワインを手に取らずにはいられない。まるで「さあもう一杯、ほらもう一杯」と言わんばかりに、次のグラスへと背中を押す。熟成によって生まれる旨味の層が舌の上に静かに広がり、気がつけばグラスが空になっている。酒飲みに仕掛ける陽気な罠。

✨エビとマッシュルームのアヒージョ 生ハムと白ワインの香り
ジュウッ…と響く鉄鍋の音が届く。ニンニクとオリーブオイルの香りが鼻をくすぐり、エビはぷりぷり、マッシュルームは肉厚でジューシー。技術の高さは“当たり前のうまさ”にこそ宿ると再確認させてくれる逸品。

✨お肉のパテ グランメール
母の味がフレンチの装いをまとって現れたような一皿。どっしりとしたコクが赤ワインを優しく受け止め、家庭の温もりとフレンチの風格を同時に感じる。

✨北海道産こいものゴルゴンゾーラグラタン
完璧なコンフォートフード。胃だけでなく、心まで温まる一皿。じゃがいもの素朴な甘みとゴルゴンゾーラの濃厚な香りが、クリーミーなソースと絶妙に溶け合う。口に運べば、なめらかなテクスチャと共にふわりと広がる優しい甘さ。思わず頬が緩みワインが進む、心満たされる一皿。

✨骨付き子羊のロースト 瞬間スモーク仕上げ
スモークの香りが食欲を刺激しジューシーな肉質が堪能できる逸品。サーブする前に Staub の鉄鍋に鎮座したラム肉の塊を見せてくれる。蓋を開けた瞬間に立ちのぼる煙。燻香がふわりと鼻をくすぐり、視覚と嗅覚を同時に刺激する。
この「瞬間スモーク」は、短時間で仕上げることで香りを纏わせつつ、肉本来の旨味やジューシーさを損なわないのが特長。劇的な演出でありながら、調理技術としても理にかなったアプローチ。五感に残る演出と、舌が忘れない味。

✨黒胡麻の丸いパン
ふかふかの生地に香ばしさがふんわり混じり、料理にもワインにも寄り添う優等生。パテとも好相性で、一緒に頬張れば小さな幸福が広がる。


✅ 総評
この店の特筆すべきは、スタッフの所作が実に良いという点。過剰でも無関心でもなく、ちょうどよい温度で客の気配を拾う。この間合いは教えて身につくものではない。皿の上には奇をてらわず、しかし油断のない仕事が静かに積み重ねられており、ワインが進むのは当然として「この満足度でこの価格」という永遠の謎まで提示してくるのだから感心するほかない。店主は、プロヴァンス地方リュベロンの「トリュフとワインの協会」より日本人初のワイン大使に任命されたお方(店舗公式サイトより)

自ら買い付けたワインは、土地の風ごとグラスに注がれる。それは、まるで「言葉を超えた音楽」のように、料理と響き合いながら、テーブルの上で、言葉を超えた詩が立ちのぼる。このクオリティでこの価格。ミシュラン・ビブグルマンに選出されるのも当然だろう。ただ食べるための場所じゃない物語が始まる場所。忘れられない誰かと記憶に残る一夜を過ごす場所。気取らず、飾らず、味は一流。レトノは八丁堀のビストロシーンに新たな基準を打ち立てた。大切な人を連れて、また訪れよう。


✍️ 食後の一句
子羊や 春宵ひそと 煙立つ

春の宵という少し芝居がかった時間帯に、子羊のローストから立ちのぼる煙をそっと捉えたものです。料理というのは往々にして視覚よりも香りが先に物語を始めますが、その瞬間をまるでワンカットのように切り取りました。派手な演出ではなく、むしろ控えめな「ひそと」という言葉が、店の空気や料理人の気配りを映し出しているのです。煙が立つ、その一瞬に春の気配とフランスのエスプリが同居する──そんな静かな高揚を詠んだ句でございます。


✍️ 攻略メモ
アクセス:八丁堀駅より徒歩3分、通りの一角に灯る
混雑:常時満席、事前予約が賢者の選択
名物:瞬間スモークの子羊ローストは香りで心を撃ち抜く
映え:Staub鍋から舞うスモークの瞬間
メニュー:シャルキュトリーから郷土料理まで勢ぞろい
ワイン:Province直送の自社輸入/迷ったらペアリングを
価格帯:コースもアラカルトも良心的/バランス神領域
雰囲気:温かな空間で風の通り道のような優しさが満ちる
スタッフ:距離感に魔法あり/心の扉が自然に開く
余韻:料理も会話もグラスの音も記憶にふんわり溶ける


☝️良い点
自社輸入ワインの品揃えが豊富
フリーフローはスタッフが絶妙なタイミングで注ぎに来る
前菜からメインまで量がしっかりで丁寧な仕上がりと評価
スタッフの説明や気配りが丁寧で賑やかな店内


⚠️気になる点
思ったより騒がしいという声が散見される
カウンター席の間隔が狭いという指摘が複数あり
平日でも満席が多く当日予約はほぼ困難という口コミあり


☺️ タグ遊び
#八丁堀のプロヴァンス
#恋に落ちるビストロ
#瞬間スモークの魔術
#羊に恋して
#摩天楼一郎味覚詩行

  • 骨付き子羊のロースト 瞬間スモーク仕上げ

  • お肉のパテ グランメール

  • お肉のパテ グランメール

  • お肉のパテ グランメール

  • イタリア産生ハムの盛り合わせ

  • イタリア産生ハムの盛り合わせ

  • イタリア産生ハムの盛り合わせ

  • エビとマッシュルームのアヒージョ 生ハムと白ワインの香り

  • エビとマッシュルームのアヒージョ 生ハムと白ワインの香り

  • 北海道産こいものゴルゴンゾーラグラタン

  • 北海道産こいものゴルゴンゾーラグラタン

  • 北海道産こいものゴルゴンゾーラグラタン

  • 骨付き子羊のロースト 瞬間スモーク仕上げ

  • 骨付き子羊のロースト 瞬間スモーク仕上げ

  • 骨付き子羊のロースト 瞬間スモーク仕上げ

  • 骨付き子羊のロースト 瞬間スモーク仕上げ

2026/02/13 更新

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