ged02710さんが投稿したオールドインペリアル バー(東京/日比谷)の口コミ詳細

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グルメ吟遊詩人~摩天楼一郎のレストランガイド

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オールドインペリアル バー日比谷、内幸町、有楽町/バー

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

妖精の 盃(はい)に宿れる 百年史

「オールドインペリアル バー」──帝国ホテルの魂に酔う

ここは大人の秘密基地。だが秘密にしておくとモテないので、今日はこっそりバラすことにする。

帝国ホテル本館中2階。この静謐なバーには、かつての旧本館──ライト建築の魂が、密やかに息づいている。建築界のレジェンド、フランク・ロイド・ライトが手がけた旧本館は、水と大地、光と陰影、日本と西洋が混ざり合う「有機的建築」の極致。惜しまれつつも姿を消した幻の空間は、今や伝説だ。

このバーは、その意匠を単に模したのではない。あの空間がもっていた物語の記憶を継ぎ、紡いでいる場所。床のタイル一枚、壁のレリーフひとつに至るまで、ライトの美学がささやく。グラスを傾ける前から物語はもう始まっている。


✅実食レポート
✨ティンカーベル
大人の男が妖精の名を頼むのは少し気恥ずかしい。グラスの薄紫がほのかに光り、夢の中のカクテルのようだ。スミレとピーチの香りが鼻腔をくすぐる。ピーチの柔らかな甘みをラムのコクが支え、レモンが全体をきりっと引き締める。飲み口はどこまでも軽やか。ミントチェリーは沈む宝石のように輝く。マーク・デイヴィスが描いた原画が飾られたこの空間で、グラスの縁に妖精の羽ばたきを感じるような、繊細な一杯だ。

✨マンハッタン
琥珀色の液体に、かつて10年暮らしたニューヨークの夜が映り込む。慣れきることなく、私はいつも少し背伸びしてあの街を歩いていた。バーボンの力強い深みとベルモットの甘みが交差し、静かな緊張を添える。チェリーの酸味を転がせば、週末のヴィレッジ、地下のジャズバーで聴いた音がふと甦る。寡黙で誠実、どこか不器用なあの街を体現したような、背筋が伸びる一杯。グラスを傾けるたび、遠いNYCの光景が胸の奥で静かにほどけてゆく。


✅総評
フランク・ロイド・ライトが設計した旧本館の精神を受け継ぎ、建築とカクテルが共鳴する空間だ。格式をまといながらも、ティンカーベルの名を冠した一杯に象徴されるような遊び心が息づく。

私はライトの建築を愛するあまり、ペンシルバニアの落水荘やシカゴのロビーハウス、ニューヨークのグッゲンハイム美術館まで足を運んできた。

自然と対話する有機的建築の詩情に魅了され、その魂を追い続けてきたのだ。ここで手にするグラスには、これまでの旅路で見てきた水平線の美しさや、建築が放つ静かなエネルギーがすべて封じ込められているように感じる。

帝国ホテル140周年の折に、この空間で過ごすひとときは、単なる飲酒を超えた歴史との対話である。誰に頼まれたわけでもないが、私はこの感動をすでに一句、揮毫済みだ。


✍️食後の一句
妖精の 盃(はい)に宿れる 百年史

帝国ホテルのグラスの中に、ティンカーベルがそっと身をひそめている。そんな幻想が胸に浮かびました。軽やかで繊細な風味は、まるで妖精の吐息のようです。その儚さが、100年を超える歴史の重みさえふっと浮かせてしまう魔法の一瞬に感じられたのです。歴史とは重厚な石碑だけでなく、カクテルグラスの縁に立つ一瞬の煌めきとして、人の記憶に棲むものかもしれません。


✍️攻略メモ
名物:ティンカーベルは夢見心地な甘みとスミレの香り
映え:マーク・デイヴィス直筆の原画とカクテルの共演
立地:帝国ホテル本館中2階の奥まった場所
客層:落ち着いた大人たち/おひとりさまでも酔える
雰囲気:フランク・ロイド・ライトの美学が息づく
予約:週末のピークタイムを避ければスムーズ
サービス:帝国ホテルが誇る一流のホスピタリティ
注意:ドレスコードはスマートカジュアル推奨


☝️良い点
ライト建築の遺構である大谷石や彫刻の歴史に浸れる
熟練バーテンダーによる一流の技術と完璧な距離感の接客
正午前から営業しており本格カクテルを静かに楽しめる


⚠️気になる点
訪日客の増加で平日昼間でも満席で入店できない場合あり
窓がないため外の景色や開放感を求める方には不向き
歴史的構造ゆえに隣席との距離が近く会話が響きやすい


☺️タグ遊び
#妖精が宿るカクテル
#帝国ホテル
#バー百名店
#フランクロイドライト
#ライトの建築美
#摩天楼一郎味覚詩行

2026/02/14 更新

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