ged02710さんが投稿したてんぷら 山の上 三越日本橋店内(東京/三越前)の口コミ詳細

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グルメ吟遊詩人~摩天楼一郎のレストランガイド

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てんぷら 山の上 三越日本橋店内三越前、新日本橋、日本橋/天ぷら、天丼

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2026/01 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

天ぷらは 連れて行けぬと 箸置く日


「日本橋三越」五千円の天丼と死生観——山の上ホテルの琥珀

開店直前の平日10時57分、日本橋三越の地下一階。外待ち2組4名で五番手に接続。なんとか一巡目に滑り込む。

買い物という日常の果てに辿り着く「山の上」の暖簾。そこにあるのは、単なる食事ではない。天丼一杯五千円という、庶民の金銭感覚がバグるような、そんな絶対的な価格設定だ。

メニューを開き、少しだけ指が震えるのを隠す。そこには「日本橋三越限定 山の上天丼」という逃げ場のない文字が並んでいる。税込み四千八百一円。ほぼ五枚の夏目漱石……いや、今は渋沢栄一か。

周りを見渡せば、年配の方々はもっと高額な「天ぷら定食」(税込み五千三百円)をオーダーしている。三越の地下迷宮で、みんな一体何を食べているんだろうね。


✅実食レポート
✨ 日本橋三越限定 山の上天丼 (4801円)
運ばれてきたのは、もはや天丼という名の「工芸品」だった。

第一幕は、舞茸と茄子、二つずつ。
野菜のくせに、ここの衣を纏うと急に身分が上がったような顔をする。サクッとした刹那、中から溢れる熱い瑞々しさ。ああ、流石に違う。認めざるを得ない、この圧倒的な仕事。

第二幕は、海老と穴子。こちらも二つずつ。
海老は凛としていて、穴子はどこまでも柔らかい。胡麻油の香りが、記憶の奥底にある「正解の天ぷら」を容赦なく叩き起こす。

一息つくための赤出汁。しじみの出汁が胃に沁みる。この一椀にも、一切の妥協がない。

第三幕、かき揚げ。
小エビがゴロゴロと、まるで行進するように入っている。噛むたびに弾ける海老の甘みと、少し濃いめのタレ。確かに美味しい。文句なしに美味しい。でも、心のどこかで一人の自分が囁き続ける。「これ、五千円だぞ」と。

テーブルに座っている年配の方々にとって、この価格はどのような意味を持つのか。彼らの穏やかな横顔を見ていると、ふと思う。美味しいものを、今、この瞬間、日本橋で食べる。それは、ある種の覚悟のようなものかもしれないな。


✅総評
「山の上」というブランドは、かつて文豪たちが愛した宿の矜持だ。この日本橋三越店においても、その琥珀色の伝統は一分の狂いもなく守られている。

しかし、天丼一杯に五千円。冷静に考えれば、それは「高い」。確実に「高い」のだ。客層を眺めれば、この場所が「人生の終盤」に似合う場所であることがよくわかる。

「天ぷらを持って三途の川は渡れないからなぁ」

食べ終えた後、ふとそんな考えが脳裏をよぎった。残せるものは何もない。ならば今、最高の油とネタで、この身体を満たしてやる。それはある種の、贅沢な散財であり、自分への供養のようなもの。バグっているのは価格ではなく、人の「人生」の在り方そのものなのかもしれない。

いつか私も、あのお年寄りたちのように、涼しい顔でこの丼を空にできる日が来るのだろうか。


✍️食後の一句
天ぷらは 連れて行けぬと 箸置く日

どんなに美味しくても、三途の川を渡る時にはこの海老も穴子も持っていけません。だからこそ「今美味しいものを食べておかないと損よね」というお年寄りたちの声が聞こえてきそうです。人生の終盤に、この五千円を笑って払う粋。そんなおかしみと切なさを込めてみました。誰にでも訪れることです。笑っていただけたら最高に嬉しいです。


✍️攻略メモ
名物:日本橋三越限定 山の上天丼
人気:限定メニューは早い時間での品切れ注意
立地:日本橋三越本店地階/買い物動線の終着点
客層:余裕のある年配層が圧倒的多数
提供:しじみの赤出汁は滋味深く濃厚
映え:4801円の価格に見合うネタの「密度」
雰囲気:百貨店特有の品格と静謐が同居
サービス:お茶のタイミングなどホテル並みの気配り
混雑:一巡目を逃すと40分待ちは覚悟
注意:天丼一杯五千円という価格を受け入れる覚悟


☝️良い点
舞茸、茄子、海老、穴子が各二つネタの充実度が凄まじい
赤出汁(しじみ)のクオリティが脇役の域を超えている
「流石」と言わしめる胡麻油の香りと火入れの技術


⚠️気になる点
天丼一杯4801円で価格が「バグって」いる
後期高齢者が多く若い世代には居心地が悪いかも
百貨店のレストランとして期待値管理が難しい


☺️タグ遊び
#日本橋三越の五千円天丼
#山の上という名の終着駅
#あの世には持っていけない
#天ぷら百名店
#琥珀色の江戸前エクスタシー
#摩天楼一郎味覚詩行

2026/02/14 更新

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