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2025/09訪問
1回
サゼラック 酔いの淵にて 夢彷徨(ゆめほうこう)
2025/05訪問
1回
2025/01訪問
1回
紀尾井町の空で真っ赤なマンハッタンに「ごめんなさい」を 「女と酒と夜景」——この3つの不純物を語らせたら、右に出る者はいない——世間は私のことをそんな風に呼ぶ。グルメ吟遊詩人 摩天楼一郎。都市の隙間に堆積した偏見を拾い集めては、レビューという名のポエムに仕立て上げるのが私の仕事だ。 東京の夜景なんて、もう見飽きたと思っていた。35階の高さから見下ろす街の灯りは、どこか他人事で、無機質だ。正直、プリンスという名前に、どこか懐古的な、記号化されたラグジュアリーの残り香を感じて、鼻先で笑っていた自分もいたのだ。 でも、平日夜7時半の「レヴィータ」。滑り込みでねじ込んだバーカウンターの一番右端。そこに腰を下ろした瞬間、私は自分の浅はかさを恥じることになる。視界を遮る壁が消失し、180メートルの垂直落下に近い角度で、東京タワーが網膜に飛び込んできたからだ。鉄骨の赤が夜の闇を物理的に押し広げている。私はただ、黙って「参りました」と頭を下げるしかなかった。 ✅実食レポート ✨マンハッタン 2軒目の酔いを引き連れて、いつものように「赤い色の憎いやつ」を頼んだ。しかし、カウンターに置かれたそれを見て、私は思考のピントが外れる。 「あれ?カクテルグラスじゃない?」 そこにあったのは、脚(ステム)のない、厚みのあるショートグラス。重心の低いガラスの塊が、マンハッタンを湛えて鎮座していた。 カクテルレシピの変遷を辿れば、19世紀の黎明期、マンハッタンは厚手のタンブラーやロックグラスに近い形状で供されることもあったとされる。現代においても、氷を入れない「アップ」のスタイルを、あえて重心の低いグラスで出すのは、酒の重厚な温度変化を掌で直接感じさせるための設計、あるいはクラシックへの回帰と思われる。 唇を寄せれば、ベルモットの重い甘みとウイスキーの熱が、最短距離で喉を通過していく。この吹き抜けの構造と、窓枠を感じさせないガラスの繋ぎ方。ぶっちゃけ、マンダリンやリッツであっても、この「タワーとの物理的な距離感」には、冷や汗をかくんじゃないか。 「ここで落ちない女がいたら、それはもはや石像か、あるいはプロの夜職だ。」 窓の外にあるのは、レタッチ済みの写真を超えた光の集合体。隣の彼女の瞳に映るタワーが、私が注文したマンハッタンよりも鮮明に発光していた。 ✅総評 私はプリンスホテルを舐めていた。鼻先で笑っていた。だが、この「レヴィータ」の設計でその認識を改めた。この設計は都内最高峰と言っても過言ではない。マンハッタンをコップで出すという、ある種の「外し」さえも、この圧倒的な光量を前にすれば「合理的な選択」として解釈できてしまう。 イタリア語で「浮遊感」を意味する店名は、伊達ではない。地上約180メートルの高さに位置するこの場所で、バーカウンターの一番右、そこに座れば、あなたは物理的に重力から切り離される。次は、この立地をナメてかかっている友人を連れてきて、私と同じように「ごめんなさい」と言わせることにしよう。 ✍️食後の一句 灯(ともしび)の 江戸を睥睨(へいげい) 空の塵 35階から見下ろせば、かつての江戸も今の街並みも、等しく光の粒に過ぎないと思い知らされます。真正面に座する東京タワーの鉄骨は、夜の闇を赤く塗り替える楔(くさび)のよう。プリンスホテルを侮っていた己の偏見を笑い飛ばし、この視界に身を委ねてみてください。この「浮遊」を体験した後の帰り道は、きっと少しだけ足取りが軽くなるに違いありません。この視覚体験を貴方に捧げます。 ✍️攻略メモ 映え:東京タワーが視界の正面にくる圧倒的な近景 名物:景色を主役にするために計算されたカクテル 立地:永田町駅直結で雨の日も靴を汚さず到着 客層:記念日の男女から自意識を拗らせた夜景愛好家まで 予約:窓際席は数週間前からのオンライン確保が定石 雰囲気:天井高約9メートルの吹き抜けがもたらす解放感 混雑:強運なら平日19時半カウンター2席も確保可 注意:サービス料と消費税が加算された後の数字に震えよ 動線:レセプションからラウンジへ続く光の回廊 ☝️良い点 東京タワーを正面視認できる都内でも稀有なパノラマ 外資系ラグジュアリーホテルに引けを取らない内装 ホテルスタッフの過不足ない距離感と丁寧な応対 ⚠️気になる点 人気席は予約で埋まりやすく飛び込みでは待機が必要 カクテルグラスの選定は伝統的な期待値と異なる場合あり 窓際の空調は季節によって足元に温度差を感じる可能性 ☺️タグ遊び #紀尾井町の空で東京タワーを独占する #35階カウンターは神の特等席 #ザプリンスギャラリー東京紀尾井町の浮遊体験 #ショートグラスで啜る孤高のマンハッタン #外資系ラグジュアリーを凌駕する圧巻のパノラマ #摩天楼一郎味覚詩行
2026/02訪問
1回
星の音 弦に溶けゆく 夜しずか❣️
2025/11訪問
1回
2025/10訪問
1回
あまじょっぱ チェリーとパティが 広尾風❣️
2025/09訪問
1回
陽気立ち テラスに満ちる 林檎の香❣️
2025/07訪問
1回
バーガーと ハートランドが 夢の中❣️
2025/01訪問
1回
アペロール 話す理由を 忘れさせ
2025/01訪問
1回
鳩の羽 泡にまぎれて 秋の風❣️
2025/10訪問
1回
ニューヨーク、恵比寿
2025/10訪問
1回
昼ビール 罪も泡まで 甘くなる❣️
2025/09訪問
1回
静謐の 光が満ちる 薄暮まで❣️