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昼の点数:4.5
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らーめん
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らーめん
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店舗外観
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2021/01/08 更新
背脂チャッチャ系としてはレジェンド的存在のこの『弁慶』。やっと訪問できた。
それまでタクシーの運転手をしていたという西川氏が、屋台時代の千駄ヶ谷『ホープ軒』の牛久保氏のもとで修行をし、店舗としての千駄ヶ谷『ホープ軒』が始まるタイミングに独立。その頃は霞ヶ関あたりに屋台を出していたらしい。その後堀切菖蒲園に店舗を構えて店としての『弁慶』が始まる。
ちなみに『香月』の店主である穴見氏ももとタクシーの運転手で同じように千駄ヶ谷『ホープ軒』の屋台で修行して独立したという。
今出てきた牛久保氏、穴見氏、西川氏、そして今回は話が長くなるので割愛するが、その大ボスである吉祥寺『ホープ軒本舗』の難波氏も含めこの4人の背脂チャッチャ系のレジェンドは覚えておくべきだ。さらに同列で話すべきは『土佐っ子』の系譜だが、そちらも長くなるし非常に入り組んだ話なので今回はスルーする。
話を『弁慶』に戻すが、現在は本店の浅草、堀切菖蒲園、門前仲町に店舗がある。津田沼『なりたけ』を輩出しており、また南砂町『とうかんや』はこの堀切菖蒲園『弁慶』の店長だった人が独立した店なのも有名な話だ。
注文したのは「らーめん」。
背脂の量が多く見た目はかなりインパクトがあるが味の方はしつこいわけではない。もちろんギトギトでコッテリしているが、甘くコクのあるまろやかなスープだ。麺はスープによく絡む。食感も良い中太麺だ。
背脂チャッチャ系の歴史を辿っていけばわかるが、この中太のモチモチした麺こそがこの『弁慶』独自で切り開いたスタイルだ。『弁慶』が出てくるまで『ホープ軒』系のお店の麺は細かったのだ。背脂チャッチャ系をライトな二郎系だと勘違いしている人がたまにいるが、おそらく、この麺が太くした『弁慶』スタイルが原因だろう。
そしてそれを継承していく津田沼『なりたけ』、亀戸『ごっつ』へというのが系譜としての流れがある。コッテリの度合いでいえば『ごっつ』→『弁慶』→『なりたけ』といった具合だろう。
この『弁慶』。東京が誇って良い超強力な名店だ。誰もが知る有名店であるし恐れ多いが、個人的に思い入れもあるので「ええ店」認定をしたい。