2回
2024/08 訪問
焼豚ワンタン麺 大盛
焼豚ワンタン麺 大盛
麺
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2025/09/04 更新
2015/11 訪問
手打中華そば
白河ラーメンの重鎮だ。自らもその存在を広く発信しているし数々の弟子を輩出しているので、この『とら食堂』の名は日本全国に知れ渡っている。しかも、そのお弟子さんらもなかなかの実力店揃いなので、ビジネスチェーンのような節操のない広まり方ではなく、一定の格式は保たれている。
僕が訪れた関東圏内の白河ラーメン店のほとんどはこの『とら食堂』のお弟子さんの店や、何かしらで関わっている店だ。
※この「何かしらで関わっている店」というのは、「『とら食堂』で修行した」という情報はあるものの何となくその情報に確証が得られないお店のことをいう。
そんなわけで地方遠征の際はよく登場するN氏とともに、この『とら食堂』と喜多方『坂内食堂』を第一の目標に出かけた。
今まで訪れたラーメン店の数を集計していたのだが、この『とら食堂』は997軒目に当たる。この日帰りラーメン小旅行のうちに1,000軒達成に至りそうだ。
12時前に到着すると店の前には人集りが。店内にも待つスペースがある。着席して「手打中華そば」を注文をし、着丼まではちょうど1時間くらいだった。
さあ、この「手打中華そば」についてだが、これが白河ラーメンの大ボスである総本山『とら食堂』のラーメンか、と納得のいく美味しさだった。
都内の支店やお弟子さんの店で食べられるご当地ラーメンの本店が、残念ながら都内の支店やお弟子さんの店以下であるというケースは稀にある。良い例が長岡生姜醤油ラーメンで有名な『青島食堂』だ。残念な側面もあるが、逆の発想として、近場で美味しい方が食べられるということならそれも悪くない。いずれにせよ、それだけ東京進出には気合が入っているということだろう。
何でそんな話をしたかというと、この『とら食堂』については、総本山が弟子たちに負けているというようなことは一切感じられない。白河ラーメン代表の意地が感じられる。
動物系の出汁は鶏の旨味が強く出ており、丸みを帯びた醤油、そして鶏油がコクと深みを高めている。
縮れた手打ち麺へ加水率が高く啜り心地がたまらなく良い。コシもあり食感が良い。醤油の良い香りがフワッと香る。後味はすっきりと気持ちよく最後まで気持ちよく食べられる。
ここが白河ラーメンの大ボスであると同時に白河ラーメンの基準となるわけだから、お弟子さんや他の白河ラーメンのお店は気を抜けないだろうな。だからこそお弟子さんらの店も揃ってレベルが高いわけだ。
この日のラーメン地方遠征は、ここで食べた段階で十分満足した。このあとは白河でもう1軒食べ、そのあと喜多方へ。
手打中華そば
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2021/01/08 更新
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12時50分に到着した。駐車場はほぼ満車。たくさん駐められるが、それでもほとんど満車だ。30台以上駐められる駐車場だが、奥のひとつがたまたま空いていて駐められた。
番号札で呼び出す方式になったようだ。以前来たときは違った。番号札案内の目安は13時30分頃とのこと。実際に呼ばれたのは14時前だが、1時間くらいで食べられるのは嬉しい。
食券機にて「焼豚ワンタン麺 大盛」の食券を購入した。『とら食堂』本店を訪れるなんてことは人生であと何回あるかわからないビッグイベントなので、折角なので1番豪華でお腹いっぱいになるメニューを、と思い。
店内は広々している。感じの良い7人のスタッフ。厨房には店主もいらっしゃった。
14時8分に着丼。大盛りにしたわけだが、思った以上に器でかい。
ほうれん草、ネギ、メンマ、柔らかいロース肉とバラ肉とモモ肉の3種類のチャーシューが乗っている。どれも噛むと肉の味が滲み出てくる、何とも味わい深いだ。
スープは豚と鶏と乾物の旨みが強く、柔らかい醤油味と一体感がある。冷めてくるとその旨みはどんどん強くなってくるし、またワンタンのスパイスの後味もあり、飽きが来ない。
麺はプルプルとしていながらコシもある、そして啜り具合はチュルチュルという絶妙な麺だ。そして時間が経っても伸びないから不思議だ。
外のトイレに冷房が入っていたり、店の窓にスモークがかかって外で列ぶ人らから見えなかったりと、食以外の部分についても客に対する配慮が手厚く感じられる、これこそが名店だ。
地方一強のラーメン店は、競争に晒されている都内のラーメン店と違い、それだけで奢りがあり接客の部分で足らないと感じることが多い。先日も夏休みに北海道の有名店に行ったと話す職場の人間が「味は美味しかったけど、それだけじゃ都内では通用しない」と接客について愚痴をこぼしていた。
だがこの『とら食堂』をみてほしい。どんな店よりも美味しいしどんな店よりも温かい接客だ。人を幸せな気持ちにさせる点で、この店に並ぶ店があといくつ日本にあるだろうか。