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ボッテガ広尾、恵比寿/イタリアン、パスタ、ワインバー
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夜の点数:4.6
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.7
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|サービス 4.3
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|雰囲気 3.7
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|CP 4.6
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|酒・ドリンク 3.7
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[ 料理・味4.7
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| サービス4.3
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| 雰囲気3.7
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| CP4.6
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| 酒・ドリンク3.7 ]
本音トーンでどれも美味しい、笹川シェフのこだわり詰まったトリッパは必食!
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2020/07/12 更新
広尾で予約困難なイタリアンと言えばで上がってくるであろう人気店のひとつ、ボッテガへ念願叶い初訪問してきました。
イタリアンの名店カーザヴィニタリアで長年勤められた笹川シェフが2017年にオープンさせてから良い噂しか聞くことがないので期待に胸が高まります。お店は地下にあり、店内はやや暗めの照明で大人な雰囲気、カウンター席とテーブル席があります。上を見上げると本棚があり、さぞ料理本が色々とあるのだろうと眺めていると、笹原シェフのルーツでもある中華料理やイタリアンなどの料理本にしれっとデカメロンが紛れていたのも若干ツボでした。前置き長くなりましたが、ディナーのみ営業のボッテガ、料理はアラカルトとコース両方あります。コースはその日のお任せ¥10,000〜(前菜3品・プリモ1品・メイン1品・デザート)で6品構成、確実に食べたいものがいくつかあったのでこの日はアラカルトでの注文にしました。
《頼んだ料理 アラカルト》
・燻したメカジキと香草のカルパッチョ仕立て ¥2,200
透明の輝くベールの下には分厚いメカジキ、透明ベールの正体はトマトジュレ。様々なハーブやスパイスが使われ、複雑だけれども一体感があります。あくまで主役はメカジキに置きつつ、その主役を香草や燻製の香りがさらに引き立てます。
見た目はもちろん、その味の完成度の高さに圧巻です。
・白烏賊のロースト,季節の煮込み、夏トリュフ ¥2,800
これまた大ぶりのイカ!香ばしく焼かれたイカの下には刻み野菜、上にはたっぷりの黒トリュフとチーズ。
注目すべきはこの刻み野菜、一つ一つ異なった切り方、一言では表せない深い味、、、抜きのないこだわりを感じます。
・トリッパ、ギアラ、小腸の煮込み ¥2,600
実は訪問前から1番気になっていたお料理。こちら、トリッパの次元を軽く飛び越えるボッテガ煮込み。
言い過ぎとかではなく、本当に美味しいです。美味し過ぎて、カウンター越しに笹川シェフにそのワケをお尋ねしたところ、「ゆで汁を使い、焼き煮する」「色々な部位を使う」が他とは違うこだわりのようです。生産者の方と信頼関係を築かれ、モツの新鮮さを分かっているからこそ成しえる技。そしてそこから生まれるこの美味しさというワケです。
焼き煮と一言で言っても、鍋の前で付きっきりとなる調理、もう頭上がりません。
モツの部位が違うと味や風味も全く異なり、一口ごとに美味しいが止まらない一品です。モツが苦手な方がいるかもという配慮からコースには入れないそうなので、ご注意を。
・夏トリュフとフォンティーナチーズのタヤリン ¥4,200
ボッテガのスペシャリテでもある手打ちのタヤリンをバターとチーズで絡めたパスタ。
こだわりの手打ちパスタはシンプルに味付け、素材一つ一つが最高の具合で引き出されています。コシ強めのタヤリンにバターとチーズが絡み、口に入れた瞬間にふわーっと広がる香りが悶絶級の美味しさです。
・黒毛和牛のローストと夏トリュフ ¥6,200
シンシンにマルサラ酒のソース、トリュフを合わせたお料理。添えられたローズマリーも香りに一役買っています。
お肉の旨味がコクあるマルサラ酒、トリュフと合わさり完成するこちら、最後の締めくくりにぴったりでした。
全体的に多くの料理にトリュフが使われていますが、その調理法や合わせるソースがどれも異なるため、飽きることなく頂けるのもボッテガの技。心配することなく、存分にトリュフ祭りを楽しむことが出来ます。
この料理たちが出来上がるまでに色々と試行錯誤されたのだろうと思います。シェフの感性が研ぎ澄まされた料理はどれも本当に格別の美味しさでした。まだまだ注文したいお料理もあるので、これは再訪確実。
笹川シェフはかなりの経験をお持ちの職人でありますが、腰の低い一面もありとても気さくでお料理のことも色々とお話してくれました。休日ディナーの忙しい中、最後はお店の外まで丁寧にお見送りしていただき、つくづくお人柄の良さも感じました。ごちそうさまでした!